スリランカでのSIMプリペイドカードの選び方・購入方法

かつて、マルコポーロに、「世界で最も素晴らしい場所」と言わしめたスリランカ。小さいながらも数千年もの長い歴史を持ち、ビーチにジャングル、茶畑、寺院と、魅力的なスポットをたくさん探索できる国です。

この国を旅行する時も、やはり今ではインターネットへの接続は欠かせません。トラベルSIMカードを取得することで、スリランカに滞在中にインターネットに接続ができ、簡単にあなたの家や友人とつながりを保つことができます。この記事では、 スリランカでのSIMカードに関する事情をお届けします。

スリランカのSIM一般事情

●空港から旅行パッケージを取得することは非常に便利です。
●DialogとMobitelの通信会社が最高のカバレッジを持っています。
●1GBのSIMカードは、ローカルおよび国際クレジットで約3.3ドルで購入できます。
●市内通話料金は約1.50ルピー(約2.3円)です。
●データ料金は1 MBあたり約1.00ルピー(約1.5円)です。
●追加は、全国のいくつかの店舗から簡単に行うことができます。
●すべての標準SIMサイズが利用可能です。

スリランカのSIMカードはどこから入手できる?

バンダラナイケ国際空港を出る前でも、SIMカードの1つを入手することができます。 手荷物受取所と両替所を通過して出口に向かって歩いていくと、SIMカードを販売している主要な通信会社の店が見えます。

街に出てからも、全国で広く利用可能な通信会社のサービスセンター、または認定サービスポイントからSIMカードを購入できます。

スリランカでのSIM購入はどのプロバイダーがベスト?

DialogとMobitelは、スリランカで最高のカバレッジを誇る大企業です。このサービスプロバイダーのいずれも、非常に強力なネットワークカバレッジを持っています。ただし、 ジャングルの間や山の頂上でWi-Fiが強く動くことは期待しないでください。

2つのいずれかを選択する前に、価格とパッケージを比較できます。その他、Etisalat、Airtel、Hutchも、顧客のニーズに合わせて旅行用SIMカードを提供しています。

スリランカのSIMカードでかかるコストは?

観光客に最適なオプションは、プリペイド・トラベルパッケージです。 DialogとMobitelは、30日間有効なツーリストプランパッケージを提供しています。長期滞在の場合は延長オプションもあります。

一般に、1GBのデータを含むツーリストパッケージSIMは約500ルピー(約768円)で入手でき、3GBパッケージは1,000ルピー(約1535円)で入手できます。

1GB パッケージからは、追加料金なしで、100ルピー分の市内通話と250ルピー分の国際通話、3GBパッケージからは250ルピー分の市内通話、および600ルピー分の国際通話を取得できます。

市内通話は1分あたり1.50ルピー(約2.3円)程度、データ料金は1 MBあたり1.00ルピー(約1.5円)程度です。 これらの料金は異なる場合があります。詳細については、各社のサイトを確認してください。

スリランカでSIMカードを補充する時はどうすればいいの?

もしも、携帯に最初に入れた金額を使い果たしてしまった場合は、SIMを追加する必要があります。 DialogやMobitelのロゴが表示されている店ならどこでも、食料品店、露店でも簡単に追加することができます。 地元の人々は、SIMカードを補充する店のことを「コミュニケーションセンター」と呼んでいます。

スクラッチカード/リロードカード–補充カードを購入し、裏面に記載されている指示に従って補充することができます。自分で補充することに不安を持つ人は、店の人に電話番号を伝えて、補充をお願いすることもできます。

いずれの場合も、金額や電話番号が正確であることと、きちんと補充ができたことを確認し、利用可能な残高を表示するSMS(携帯に送られてくるメッセージ)を受け取ってください。

スリランカSIMのデータのみの使用を希望する場合

データのみの使用を希望する、つまり、電話をかける必要がない場合は、DialogまたはMobitelの店舗から、データSIMカードを購入できるので、購入の際に、 データのみの接続が必要であることをきちんと伝えてください。

または、通常のSIMカード(データと通話)を購入し、データのみを補充することもできます。 データの補充カードは、一般的には「インターネットカード」と呼ばれるので、そのように伝えてください。

スリランカで利用できるSIMカードのサイズ

スリランカのSIMカードは、国際標準サイズ(ナノ、マイクロ、および標準)で利用できます。 サイズが使用するデバイスと合っているかどうかを確認してください。

スリランカでSIMカードを使う際の注意点

便利で安価なSIMカードですが、利用の際には注意すべき事柄もいくつかあるので、確認してください。

ロック解除

スリランカに限りませんが、旅行する前に、携帯電話がホームネットワークからロックが解除されていることを確認する必要があります。 そうしないと、現地でSIMを使用できなくなるからです。 通常、ロック解除には数日かかる場合があるため、旅行を開始する前に準備しておくことをお勧めします。

自分でも解除できますが、スマホの扱いに慣れていない人にとっては、かなりの手間になります。

他のディバイスでは使用できない

iPhoneに差していたSIMカードを、タブレットなどほかのディバイスに差し込んで使ってしまった、という場合は、追加料金を取られます。SIMカードは、「一台につき一枚」です。

再販価値を低下させる

安全上などの理由で、古くなったディバイスはいつまでも手元に置いておきたいという人には関係ありませんが、SIMカードのロック解除は、iPhoneの再販価値を低下させます。

現地の店員とのやり取り

スリランカのSIMカード販売をしている人たちは、一般的に日本語を話さないので、注文時には英語を使ってやり取りをすることになります。

数あるプランのうち、自分に一番適したものを選び、携帯の番号を伝えてSIMカードを店員に入れてもらう、という一連の作業は、英語があまり得意でない人にとっては不安要素になります。

郊外では使いにくい

多くの国ではSIMカードは大都市では完全に機能しますが、農村部など郊外に入ると、ネットワーク信号の強度は弱まり、インターネットに全く接続できないという問題が発生する場合があります。

パノラマビューが見れる巨大な岩や、広大な紅茶畑、サファリなど、郊外に見所の多いスリランカでは、SIMカードに期待しすぎると失敗の可能性アリです。

最後に

携帯のSIMロックを解除するのが面倒という人や、日本語が使えない異国の地で、英語でのやり取りを介してプランを選ぶことに不安があると言う人は、日本でポケットWi-Fiをレンタルしていくのもまたひとつの方法です。

ポケットWi-Fiなら、カードをスマホに抜き差しする必要がなく、文字通り、ポケットの中で携帯しているだけで標高600mほどの山の頂でも、速度が落ちることなく使えます。

しかもSIMなら一枚につき一台しか使えませんが、ポケットWi-Fiだと自分の複数のディバイスのみならず、何人かと共有することができ、グループでの旅行には特に便利です。

イモトのWi-Fi

ポケットWiFiのレンタルで旅行好きに人気なのがイモトのWi-Fiです。

イモトのWi-Fiの特徴は

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値段が何よりやすい上に超大手がやっていて受け取りから返却までサポートがしっかりしています。

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早めに予約すれば格安でWiFi環境を手にいれられるので早めの準備をおすすめします。