今は、世界のどこにいてもインターネットへのアクセスを必要とする時代になりました。ポケットWi-Fiをレンタルした方がよいのか、あるいは現地でSIMを購入した方がいいのか、このふたつの大きなオプションで考えている方が多いのではないでしょうか。
この記事では、フランスのSIM情報と、SIMを購入する際の注意点、ポケットWi-Fiとでは、どちらが使いやすいのか、についての情報をお届けします。個人、ビジネスともに、フランスへの旅行を計画している方はぜひ参考にしてください。
フランスのSIMプリペイドカードにはどんな種類があるの?
フランスにはいくつかの主要な携帯電話プロバイダーがあり、それらのすべてが観光客向けにSIMプリペイドカードを提供しています。
1. Orange Prepaid Holiday SIM Card
フランスの主要な電話会社の中でも、最も人気があり一般的な「オレンジ」は、観光客向けに考案されたSIMプリペイドカードを提供しています。「オレンジホリデー」という名前のカードだと、2週間で2時間の通話、1000のテキスト(ヨーロッパから世界へ)、およびヨーロッパ内の10GBのインターネットで39.99ユーロです。
追加の場合は 1時間の通話、500テキスト、500 MB(14日間)を20ユーロで購入する必要があります。スーパーなどで購入可能です。
2) The Travel Wifi SIM card
Travel Wifiも独自のSIMカードを開始しています。 Vodafoneネットワークを使用し、50Gbのデータを提供しており、ヨーロッパ内で使用できます。通話、SMS、MMSはすべて無制限です。 14日間で49ユーロです。データの制限(1日あたり3.5ユーロ)を超えた場合は、追加する必要があります。
このカードは、大量のデータを消費する人、ヨーロッパの複数の国に旅行する予定がある人に向いています。
3) SFRのWelcome Package
SFRが提供しているこのサービスは、14日間で、1時間の通話と500のテキスト(ただし、ヨーロッパ、中国、北アメリカに限る) 、そして2GBのインターネットを含んでおり、費用は34.99ユーロです。1時間の通話、500のテキスト、1 GBのデータを追加する場合は20ユーロ必要です。
テキストの送信先がヨーロッパ、中国、北アメリカに限られているため、日本人観光客の利用には向かないかもしれません。
4) SFR La Carte Illimitée
これも同じくSFRによるサービスです。20.99ユーロで、無制限のテキストと通話、および1GBのインターネットを購入できます。
SIMカードは、オンラインで注文するか(要フランス語)、SFRショップで購入する必要があります(要フランス語)。追加の場合も同じです。
5) Le French Mobile
フランスの観光客向けに、この会社は35ユーロでSIMカードを提供しています。インターネットデータのみが必要な場合は、1GBのデータが19,99ユーロというプランがあるので、これがおすすめ。これだと有効期間は90日間です。
追加したい場合は、LeFrenchMobileウェブサイトにアクセスし、SIMカードに希望する金額を追加するだけです(1GBで15ユーロ、5GBで39ユーロ)。このウェブサイトは、ヨーロッパ全土で機能するプランも提供しています。
6) Lyca Mobile
Lyca Mobileの提供するPass National Mは、フランス国内で無制限の通話とテキストを提供し、6GBのインターネットをわずか14.99ユーロで提供します。 30日間有効です。 国際電話は、含まれておらず、追加料金がかかりますのでご注意ください。
フランスでSIMカードを使う際の注意点
比較的安価で、契約期間が短くて済むなど、とても便利で利点もたくさんあるSIMカードですが、慣れていな人が使うには落とし穴もあります。
1)SIMロックを解除する必要がある
日本で購入したスマホには、基本的にSIMロックがかかっています。海外でSIMを購入し利用するためには、このロックを解除しなければなりません。
まず、ロックを解除するためには、スマホサイトからはできないので、PCから携帯のサイトにアクセスする必要があります。その後、指示に従って解除を行うのですが、例えば、Touch IDや画面表示の設定のやり直しその他、解除するための条件もたくさんあり、これが意外と面倒。
ショップに持っていく方法もありますが、それだと手数料がかかってしまいます。
2)フランス以外の国に行く場合は別のSIMを購入しなくてはならない
短期間にフランス以外の国も訪れる必要のある旅行の場合、その土地ごとにSIMを購入しなければなりません。これは、案外厄介で、しかも高価になってしまう可能性があります。
2017年6月15日以降、携帯のローミング料金(契約した国以外での使用にかかる料金)はヨーロッパでキャンセルされました。したがって、欧州連合に住んでいる場合、フランスまたはEUの別の国への旅行中には、追加料金なしでデータを使用できるようになっているのですが、この法律は欧州連合でのみ有効で、残念ながら、アメリカ、アフリカ、アジアなどの国々や、トルコやスイス(欧州に位置しているが欧州連合の一部ではない国)には適用されていません。
データ消費量に注意
海外にいる間は、データ制限が削減される可能性があります。 たとえば、20GBのインターネットデータを含むプランがある場合、5GBのデータのみを海外で使用でき、制限を超えた場合は追加料金がかかります。 この法律はSIMプリペイドカードにも適用されます。
フランス旅行ではSIMカードかポケットWi-Fiか?
SIMプリペイドカードを購入しない場合は、ポケットWi-Fiのレンタルを考える方が多いと思います。Wi-Fiをレンタルすれば、フランス以外の国でも使用することができます。 500MB /日または無制限の接続と、どこにいてもプライベートな安全な4Gネットワークなど、容量や料金は各社ホームページに記載されているので、参考にしてください。
ポケットWi-Fiだと、通話やSMS / MMSは使用できませんが、メッセンジャーやLINEなどのアプリは使用ができます。特に、家族や友達などのグループで旅行する場合は、誰か一人が持って入れば、スマホ、ラップトップ、タブレットなど、どのディバイスでも複数人が利用することができます。
友達同士ワリカンで出し合って、一つのポケットWi-Fiを購入すれば、金額的にもかなりの節約になりますね。ポケットWi-Fiを予約すると、使用マニュアル、充電器、返送用封筒を含むケースが届き、返却は、フランス中のどのポストにでも投函すれば完了といたってシンプルです。
まとめ
今や、フランス国内のホテル、レストラン、空港、そして多くの公共施設では、無料のWi-Fiを利用できるところが多く便利です。たいていのポケットWi-Fiは十分な容量が提供されていますが、Wi-Fiのある環境では、ポケットWi-Fiの電源をオフにしておけば、容量もさらにセーブすることができます。
もちろん、ビジネスか個人か、何を主に利用するかによっても異なりますが、初めて訪問される方や、フランス語での申し込みに自信のない方は、日本でポケットWi-Fiをレンタルしたほうが、安心かつ確実かもしれません。
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