フランスの治安について事前に知っておきたいこと!よくある犯罪手口とその対策!

フランスの治安について

フランスの治安は残念ながらあまりよくありません。観光地としても有名なフランスには、観光客を狙ったプロの犯罪者が多くいます。スリ、置き引き、ひったくりが多発しており、大勢で観光客を取り囲むなど悪質な犯罪も多いです。

外務省の「海外安全ホームページ」によると、2017年に在フランス日本国大使館に報告された強盗・窃盗の犯罪被害件数は401件とのことです。これらは全てパスポートの盗難被害の件数です。1日1人以上は観光中の日本人がパスポートを盗られていることになります。

この401件という数字は、あくまでパスポートに限った被害数ですので、他のものの盗難を含めると被害件数はより多くなることが想像されます。

「自分は大丈夫」と思わずに、「私も被害に遭うかもしれない」と考え、慎重に行動するようにしてください。

テロについて

外務省では2019年3月現在、フランスではテロに対する特別な警戒が必要だと警告しています。

フランスでは2015年11月の「パリ同時多発テロ事件(パリ市街と郊外の商業施設で起こった、イスラム国関係の戦闘員と見られるグループによるテロ)」以来、非常事態宣言を出していました。

非常事態宣言は2017年には解除されていますが、引き続きフランスを含めた欧米ではテロへの警戒が必要です。テロを個人の力で防ぐのはほぼ不可能な上に、残念ながらできる自衛策も少ないです。

しかし、不特定多数が集まる場所(大規模なイベントや大型の商業施設など)を避けることで、少しはテロの危険から身を守ることができます。観光地では、万が一に備えて避難経路を確認しておくといいでしょう。


移民の問題

フランスはもともと移民が多い国で、特に南フランス(マルセイユやニースなど)に移民が集中しています。これらの地域は失業者や貧困層が多いことから治安が悪い側面があります。

不況の影響で治安の悪化が進んでおり、犯罪もより過激になっています。マルセイユは非常に美しい街で南仏の観光拠点でもありますが、訪れる際は治安面によく注意して観光してください。

凶悪な犯罪では銃が使用されているケースもあります。麻薬の売買や殺人事件など、日本ではそう発生しない事件も起きています。治安が非常に悪い地域を観光で訪れる可能性はほぼないでしょうが、このような犯罪があるという点には留意が必要です。

フランスでは、このような背景を理解して、観光中も不審者や不審物への注意を怠らないようにする必要があります。

フランス旅行で気を付けたい犯罪

前述の通り、フランスではスリ、置き引き、ひったくりが非常に多いです。これらの犯罪はどこの国にもあるのですが、フランスは他国よりもより悪質であるという点に触れておきたいです。

例えば、ひったくりの中にはオートバイで行われたものもあり、被害者は引きずられて大けがを負っています。観光客とは言え、隙を見せないことが非常に重要です。

スリ

メトロ(地下鉄)や観光地でのスリが非常に多いです。混雑した場所で被害に遭いやすく、気が付かないうちにカバンから財布などが抜き取られてしまいます。大勢で取り囲み、観光客があたふたしている間に貴重品を盗み取るという手口もあります。

カバンの留め具やファスナーを締めるのは基本中の基本です。絶対にしてください。それだけではなく、大勢に取り囲まれる可能性を考えて、怪しい人物が近寄ってきたら、ある程度距離をとるようにしてください。

地下鉄なども混雑時の乗車はなるべく避けることをオススメします。

ひったくり

歩行中にひったくりに遭う可能性があります。常に怪しい人物がいないかを警戒してください。

ひったくりはオートバイによって行われることがあります。必ず車道とは反対側を歩くようにしてください。カバンは必ず手で持ち、身体の前で抱きかかえるといいです。

ショルダーバッグのたすき掛けは、引っ張られたときに体ごと持っていかれ転倒するため大変危険です。リュックサックより便利で安全だからと、海外旅行ではショルダーバッグを使う人が多いですが、この点には気を付けてください。

フランス旅行中に気を付けたい場所

フランスでは空港や有名な観光地など、避けては通れない場所も気を付けたい危険な場所として名前が挙がっています。旅行中は常に警戒心を緩めないようにしてください。

また、女性の1人旅や女性同士のグループ旅行の場合は、ツアーに申し込むなどして公共交通機関を使用せずに観光できるよう工夫しておくといいです。


シャルル・ド・ゴール空港およびRERのB線

フランスでは空港内でも旅行者を狙った置き引きが多発しています。空港はどことなく安全な雰囲気がありますが、すでに海外にいるという意識をもって行動してください。

特に空港からパリ市内へ向かうRER(イル=ド=フランスという急行の地下鉄)のB線は、外務省のHPでも名指しで書かれるくらい注意が必要な路線です。

わざとコインをまき散らして、注意を引き付けた隙に荷物を持ち去るなどの手口で、貴重品だけと言うよりは荷物ごとすべてを持ち去られる事件が発生しています。こちらも集団で観光客を狙ってくるので十分に注意が必要です。

貴重品はもちろんのこと、スーツケースなどの大きな荷物も絶対に身体から離してはいけません。日本の新幹線のように、大きな荷物は後方座席の後ろに置いておこうなんて決して思わないでください。

乗車中もガイドブックを広げて話し込むなど、明らかに観光客だと思われ、しかも注意を怠っていそうに見える行動は避けるよう努めてください。


有名観光地

フランスにはパリだけで、ルーブル美術館やエッフェル塔などの有名観光地が多数存在しています。その全ての場所でスリへの注意が必要です。

観光地では入場料を支払うために、カバンを開け財布を取り出すことがあります。その際、周囲に不審者がいないかよく確認してください。荷物の出し入れが終わったら、すぐにカバンの口を締めましょう。

犯人は観光地の人込みに紛れてターゲットを探しています。狙われないように「私は周囲を警戒しています」ということがわかるよう、荷物の管理には細心の注意を払うことを強く勧めます。

また、万が一に備えて、現金やクレジットカードは複数個所に分けて持っておくといいです。例えば旅行用のウエストポーチ(衣服の中に装着できるいわゆるセキュリティポーチ)を導入するのもいいでしょう。

ポーチの中にホテルまでの最低限の交通費や予備のクレジットカードを入れておくと安心です。ポーチは安価で導入できる防犯グッズですので、ぜひ検討してみてください。

フランス旅行では海外旅行保険は必須

フランス旅行では海外旅行保険の加入は必須です。万が一のケガや病気に備える意味もありますが、どちらかと言うとスリなどの盗難被害時に備えるというイメージです。

ですので、必ず海外旅行保険に携行品損害補償が含まれていることを確認の上、加入してください。

一部のクレジットカードには海外旅行保険が付帯されています。中には携行品損害補償が付帯されているものもありますので、出国前に手持ちのカードを確認しておいてください。

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フランスの治安はあまりよくないことを念頭において行動しよう

以上の通り、フランスの治安はとても良好であるとは言えません。テロの脅威からスリまで多種多様な危険が存在しています。

事前に危険な場所や犯罪の手口を知っておくことで、自分の身を守ることに繋げてください。また、万が一に備えて必ず海外旅行保険に加入しておいてくださいね。