世界最強といわれている日本のパスポート。しかしカンボジアに入国するためにはパスポートだけでは入れません。
カンボジアに入国するために必ず出入国カードとビザが必要となります。
この出入国カードとビザ、実は書式がよく変わるので注意が必要です。手持ちのガイドブックを参考にしようと思っても古い情報の場合も。
今回はカンボジアでの出入国カードとビザについてお伝えします。Google翻訳アプリがとても役に立つのでぜひ利用してみましょう。
目次
カンボジアで必要な出入国カード

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カンボジアでは、入国以外にも出国するためにもこの出入国カードが必要となります。入国する時に出国時の情報も記入しておかないと、入国すらできません。
出入国カードは機内でもらう
カンボジアで出入国カードが必要なことは分かっても、それをどこでもらうのか戸惑いませんか?
出入国カードはカンボジア行きの機内で出入国カードがCAさんから配られます。航空会社によって配られるタイミングはまちまちですが、着陸前に配られたら記入できる項目は記入しておきましょう。
出入国カードは、クメール語(カンボジアの母国語)・英語・中国語の3言語で表記されています。英語がわからなくても、中国語でおよそ見当がつく項目もありますので記入しておくと後が楽です。
また機内から出るときに配られることもあります。記入できるブースがイミグレーションに用意されているので、そちらで記入しましょう。
機内でもらえなくてもイミグレーションに出入国カードはある
万が一機内で配られなかった場合も安心してください。
イミグレーションには出入国カードとビザ申請用紙が一緒に置いてあるため、こちらを利用しましょう。
2019年6月から出入国カードの形式が変わった
初めてカンボジアに行かれる方は問題ありませんが、何度かカンボジアを訪れたことがある人は注意が必要。
2019年6月より、カンボジアの出入国カードの形式が変更になりました。旧形式のものは一切使えなくなったのです。
形式が変わったことで、記入する項目が少なくなりました。旅行者にとっては嬉しいニュースです。
カンボジアのビザは出入国カードとセットで!現地空港での取得が一番おすすめ

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カンボジアのビザ取得には3つの方法があります。
それは
- 大使館でのビザ申請(郵送でも可)
- インターネットでのビザ申請(e-visa)
- カンボジアの現地空港※でのビザ申請(アライバルビザ)
その中でも、現地の空港でのビザ申請が一番おすすめです。
※カンボジアの現地空港で取得できるのは、プノンペン空港・シェムリアップ空港のみ。
カンボジアのビザは現地空港が一番安い
カンボジアに入国するためには、必ずビザが必要です。カンボジア王国大使館や領事館が近くにある場合は、そちらでも発行が便利かもしれません。
ただしビザ申請料金は、現地の空港で申請した方が安いんです。
目安は次の通りとなります。
- カンボジア王国大使館・・・3,700円
- インターネットでのe-visa・・・30ドル+6ドル(手数料)⇒36ドル(約3,900円)
- 現地の空港・・・30ドル(約3,300円)
※2019/6/6現在のレート:1ドル=約108円
値段の幅は数百円ですが、その数百円あればカンボジアだとディナーも食べれたり雑貨が買えたりと、たった数百円でも楽しめることがたくさん。
ここは数百円でも浮かした方が賢明です。
現地の空港でのビザ申請はとても簡単
言葉も通じないカンボジアでビザ申請するのは心配という方もおられるでしょう。でも、そんな心配は無用というほど簡単にできるのがカンボジアのいいところです。
多くの観光客がアライバルビザを取得します。必然的に多くの人が集まっていますので記入が終われば並んで待つだけ。
パスポートと必要な物を提出すれば、ビザが出来上がるまで待っていると名前が呼ばれて完了です。言葉のやり取りなくビザ申請はできます。
ここで注意!
必要なものを提出するときはきれいに順番通りですが、パスポートとビザを受け取る時は順番通りじゃないことがあります。整理券など便利なものもありません。
受け取り場所にはたくさんの人が群がっていますが、名前が呼ばれるまで静かに待ちましょう。
さらに日本から直行便、または乗り継ぎでカンボジアに行く場合、日本出国時はパスポートにスタンプが押されません。
ビザ申請の係の人は出国したスタンプを確認しますが、日本からの出国時にはスタンプがないため「どこから来たのか?」ということは聞かれる場合があります。
この時初めて会話をする形になりますので「JAPAN」でもいいですし、出国時の空港(成田や大阪)と伝えれば問題なく申請手続きに進むことができます。
カンボジアのビザ申請で必要なもの
それではアライバルビザを取得するのに必要なものがあるので、あらかじめ日本から用意しておきましょう。
必要なものは
- パスポート(有効期限が6ヶ月以上必要)
- 写真1枚(パスポートサイズ)
- ビザ申請書
- ビザ申請代金(30ドル)
以上の4点となります。
写真はなくてもビザ申請代金を多めに払えば大丈夫という情報もありますが、これが正解ということではありません。仮に大丈夫だったとしても、いつ規定が厳しくなるかわかりませんので、必ず日本から用意して行くことをおすすめします。
ここで注意!カンボジアのビザ申請書は形式がよく変わる
カンボジアのビザ申請書について1つ注意点があります。
それは申請書の形式が頻繁に変わること。ほとんどの方はガイドブックやインターネット情報を元に記入しますが、掲載されている形式と違うことはよくあります。
同じ項目もあるのでもちろん穴埋めで書ける場合もありますが、形式が違うことで戸惑うことも。念入りな下調べが無駄となることもあるんです。
またカンボジアでの滞在場所を記入する項目は必ずあります。ホテルやドミトリーに泊まる方が多いと思いますが、あらかじめ住所(英語表記で問題ありません)を控えておくと楽ですよ。
カンボジアではGoogle翻訳アプリが大活躍!出入国カードとビザ申請書が手軽に書ける

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出入国カードとビザ申請書を記入するときにとても役立つのがGoogle翻訳アプリ。
先ほどもお伝えしたように、カンボジアの出入国カードとビザ申請書は形式がよく変わります。頼りにしていたガイドブックやインターネット情報も、足りない部分が出てくることも。
そんな時の強い味方がGoogle翻訳アプリです。
今回の場面で必要な出入国カードとビザ申請書の記入ですが、インターネットに接続していなくてもテキスト入力翻訳とリアルタイムカメラ翻訳が使えます。
分からない項目の単語は、この機能を使うことでらくらく記入することができますよ。
ただし通訳代わりとしても使える会話機能は残念ながらインターネット接続が必要。カンボジアの空港はWiFi接続も弱いことも多いため、空港のWiFiだけを頼りにするのは危険。
そんな時は日本から海外用のポケットWIFをレンタルして持っていくことをおすすめします。これさえあれば、ストレスフリーで入国までの手続きも完結できます。
カンボジアは4Gが使えるので速度も安心!
まとめ
カンボジアの出入国カードが変わったことで、記入する手間もすこし減り私たちの負担も軽くなりました。
またビザ申請もとても簡単なので、一番おとくな現地の空港でぜひアライバルビザにチャレンジしてみてください。多くの旅行者がアライバルビザを申請しているので迷うこともないですよ。