韓国紙幣にはどんな種類がある?両替方法や上手な使い方も紹介!

かつて韓流ブームが巻き起こった日本。当時、人気ドラマのロケ地を巡る旅をする日本人が後を絶ちませんでした。

現在はその時ほどではないにしても、日本に一番近い国ということもあり、変わらず人気の旅行先です。

海外旅行をする際の準備の1つに両替があります。韓国に行く際にもまずは両替をして現地に向かいますよね。

そこで、韓国旅行に行く際に役立つ韓国紙幣に関する情報について詳しく見て行くことにしましょう。

韓国紙幣の種類と大きさ

韓国には現在、50000ウォン札、10000ウォン札、5000ウォン札、1000ウォン札の4種類の紙幣があります。

50000ウォン札

50000ウォン札は、韓国のお金で唯一女性が描かれている紙幣で、「良妻賢母の鑑」として親しまれた女流画家・申師任堂という人物が描かれています。50000ウォンの表面には、申師任堂の作品であるブドウの絵が描かれています。

10000ウォン札

緑色の10000ウォン札には、朝鮮時代の4代目国王・世宗の肖像画が印刷されています。世宗はお百姓のことを一番に考えて政治を行う人物だったということもあり、当時の国民から厚い信頼を寄せられていたといいます。

そして数々の業績を残し、その詳しい内容が10000ウォンにも書かれています。

5000ウォン札

5000ウォン札に描かれているのは、50000ウォン札に描かれている申師任堂の息子・栗谷李珥です。5000ウォンの表面には、栗谷李珥が生まれ育った場所とされている烏竹軒の絵が、裏面には、母親である申師任堂の作品がそれぞれ描かれています。親子で国の紙幣に登場しているのはとても珍しいことです。

1000ウォン札

青色の1000ウォン札には退渓李滉という学者の肖像画が描かれています。この人物は自分の一生を学問のために捧げたと言われている人物でした。紙幣の表面には、退渓李滉が責任者を務めたとされている成均館の明倫堂と、退渓李滉がこよなく愛したという梅の花の絵がそれぞれ描かれています。

韓国紙幣の大きさ

韓国の紙幣は日本の紙幣と比べるとサイズが小さめです。そのため、韓国でお土産に買った財布を日本で使おうとしてもお札が入らなくて使えなかった、ということが起こるようです。

韓国紙幣に両替出来る場所

空港や銀行など、両替出来る場所はかなり多くあります。しかし、なるべく良いレート・少ない手数料で両替したいところです。

手数料の安さを優先するのであれば、韓国に着いてからの両替がおすすめです。韓国の街中には公認両替所という所があるのですが、中には手数料無料で両替出来るところもあり、レートも良いのでお得に両替が出来ます。

また、明洞にあるセブンイレブン明洞店でも手数料無料で両替出来るので、両替してから買い物をするのもおすすめです。

韓国紙幣と日本円

韓国紙幣が日本円に換算するとどれくらいになるのかが一番気になるところでしょう。レートは変化するものなので一概には言えませんが、50000ウォンは約5000円、10000ウォンは約1000円、5000ウォンは約500円、1000ウォンは約100円に相当します。

韓国では50000ウォンが一番高額な紙幣になるので、高額な買い物を現金で行う場合には、多くの50000ウォン札を持ち歩かなければいけなくなるため、不便さを感じる人も多いようです。

韓国紙幣の上手な使い方

まず韓国紙幣を持ち歩く際は、なるべく長財布に入れて持ち歩くのがおすすめです。先ほども触れましたが、韓国紙幣の最高額は日本円にして約5000円ですから、数万円分持ち歩こうとするとかなりの枚数の韓国紙幣を持つ必要があります。

コンパクトにしたいからと三つ折り財布にしてしまうと、入れたお札の厚みで折り畳めないこともあるのです。

また、韓国通貨の単位が日本の単位よりもゼロが1つ多いので、会計のたびに混乱してしまう人もいます。会計前に必ず自分で計算をして、実際お金を出す時に戸惑わないようにしておきましょう。面倒だからといつでもお札を出していると今度は小銭が溜まってしまうので、お札と小銭をバランスよく使う点もポイントです。

韓国紙幣よりクレジットカードがおすすめ!?

ここまで韓国の紙幣について見てきましたが、韓国紙幣が意外と使いづらい一面があることがお分かりいただけたでしょう。

これらの不便さを解消してくれるのがクレジットカードです。

クレジットカードであれば、大量のお札を持つ必要もないので荷物にならないだけでなく、スリの対策にもなります。

実際、韓国でもクレジットカードを使う人の割合が多く、ほとんどの場所でカードが使えるということです。

また、現金が必要になった場合はクレジットカードを使って海外キャッシングすれば、韓国通貨が引き出せるので便利です。

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まとめ

韓国の紙幣は日本と異なることが多く、現地の人でも使いづらさを感じるほどです。韓国旅行の際には、海外でも使えるクレジットカードを1枚持って行くと便利です。

ただし、少額の買い物や値切りの際には現金を持っていた方が良いので、現金とクレジットカードをうまく併用することで、韓国で上手に効率良く買い物が出来るでしょう。