世界三大仏教遺跡のバガン遺跡や仏塔など黄色イメージの仏教国とは?東南アジアのミャンマーです。アジアの中でも観光地としてそれほど知られていない国、秘境的な国のミャンマーですが、2018年10月度より1年間観光ビザが免除となっています。今行きたいアツイ国となっているミャンマーは人気上昇中の注目の観光地です。
ここでは、そんなミャンマーに行くなら気になる物価事情。ミャンマーの基本情報から食事や宿泊などの物価事情をまとめてご紹介していきます。今年は狙い目の国ミャンマー、行きたいと思ったらぜひ一度読んでみて下さいね。
目次
気になる物価!ミャンマー基本情報から
ここでは、気になるミャンマーの価格帯の前に、ミャンマーの基本情報から確認していきましょう。
国名 | ミャンマー連邦共和国 |
首都 | ネピドー(2006年まではヤンゴン) |
面積 | 約67万8500km2(日本の約1.8倍) |
人口 | 約5200万人 |
公用語 | ビルマ語 |
通貨 | チャット |
民族 | ビルマ族 その他 |
宗教 | 仏教 |
東南アジアのインドシナ半島西部に位置する共和制国家のミャンマーは、タイ、ラオス、バングラデシュ、インド、中国と国境を接しています。独立した1948年から1989年まではビルマ連邦でした。
ミャンマーは多民族国家で、ビルマ族が人口の6割、カレン族、カチン族、その以外にも中華系の少数民族もおり、独自の言語をもつ民族も多いです。
また、2016年にはイスラム教徒のロヒンギャ族に対して軍の虐殺があったことも報道されています。
ミャンマーの通貨事情
ミャンマーの通貨はチャット。2019年度現在1ミャンマーチャット0.07円です。硬貨もありますが流通しているのは紙幣がほとんどの為、両替後はかなりの札束にびっくりすることでしょう。
ちなみにこのミャンマーチャットですが、ミャンマー入国後のみに換金が可能です。事前にUSドル(新札)の準備をしておくといいでしょう。なぜ新札が必要か?日本では考えにくいですが、古いお札の場合、レートが悪くなったり換金できない場合があります。新札の中でも本当にキレイなお札を用意しておくといいでしょう。
ミャンマーで有名なものと言えば?
ミャンマーでの見どころと言えば、ミャンマー最大の街ヤンゴンにある金色に輝く仏塔のシュエダゴォン・パヤー。ミャンマー最大の聖地と言われていて、なんとダイヤモンドも飾られています。他にも、バガンの仏塔。ミニチュアサイズの仏塔がとても不思議な雰囲気ですよ。そしてモンユワの巨大な仏像など、ミャンマーは行って見なければ分からない魅力に溢れています。
ちなみにタイで有名な首長族ですが、ミャンマーでも少数ですが首長族の方が住んでいます。記念撮影も可能なので立ち寄ってみたいですね。
ミャンマーの物価を知ろう!食事編
さて、それではミャンマーの食事は高いのか?安いのか?答えは食事は安い!です。
レストラン
まずは、屋台の食事であれば100円で十分にお腹がいっぱいになります。ただし、屋台ですので衛生面が気になる方は避けたほうがいいでしょう。
レストランでも100円~300円で美味しい食事ができます。ドリンクなどをあわせて頼んでも1回の食事で500円以内で存分に楽しむことができます。またミャンマーの現地のビールはとても安く、瓶ビールで約60円~100円で美味しいビールが頂けますよ。
ちなみにミャンマーの料理とは、ビルマ料理と言われるもので、比較的香辛料が少なく日本人にも食べやすいものが多いのが特徴です。ミャンマーの香辛料少な目カレーや、モヒンガーという魚の出汁の面料理。小腹がすいたらアチョという揚げ物のお菓子、シャン地方の麺料理などなど。日本ではなかなか味わえない本場のビルマ料理を思う存分、現地で堪能しましょう。
スーパー
ミャンマーの物価は日本に比べて断然安いです。しかし、輸入品は驚くほど他のものに比べて高くびっくりしてしまうことがあります。
例えば、現地の人は使わないトイレットペーパー。よく知られているようなブランドのトイレットペーパーなどは500円以上することも。現地の人が利用しないものは高く設定されていますね。その他日用品なども高いので、必要なものは日本から持っていくのがいいでしょう。逆に水は安く1ℓで約20円。お豆腐や野菜も3分の1~5分の1程度です。
ミャンマーの物価を知ろう!宿泊費編
ミャンマーの物価で意外と高いのが宿泊費です。ミャンマーでは観光客用のものがすべて高く設定されている傾向にあるので、宿泊費も高いです。最近は観光業がふえてきたこともあり、競争がでてきて安い宿も多くあります。
観光ホテルやホステル
中級ホテルの宿泊費が1泊5000円~。高級ホテルでも1泊8000円~1万5千円以内で泊まることができます。ヤンゴンではバックパッカー用のホステルなども多くあり、1泊1000円以内で朝食付きのところもあります。
全体的にホテルは他の物価に比べて高めですが、安いところを探せばホステルも多くあるのがミャンマーの特徴ですね。
ミャンマーの家賃
例えば、ミャンマーの最大都市ヤンゴンアパートを借りる場合、普通のアパートでも月額5万円ほどかかります。他の物価は日本に比べてとても安いですが、家賃はなんと日本と変わらないくらいです。ミャンマーという国のアンバランス差がわかる金額と言えます。
ミャンマーの物価を知ろう!交通費編
ミャンマーの交通費は非常に安いです。ただし、人混みや公共交通機関を利用する場合は、すりや置き引きなどに十分に注意しましょう。また、タクシーも流しのタクシーの価格交渉には注意が必要です。
タクシー
タクシーは流しのタクシーで初乗り約300円~。配車アプリでタクシーを利用すると約150円~とかなり安いです。またその後1キロごとに30円とタクシーを利用しても交通費はかなり安く上がります。
バスや電車
ヤンゴン市内を走る路線バスは、1回約15円。一日乗り放題でも70円ととても安いですね。高速バスでもヤンゴンからバガン行きで約1500円。ミャンマーの移動費は経済的です。
ミャンマーの物価を知ろう!その他編
ミャンマーの他の価格も見ていきましょう。
ミャンマーの観光料
ミャンマーの観光は特に仏塔やお寺などの見学が主になってきます。それではこれらの入場料はいくらくらいでしょう。なんとなく、これまでの料金形態から100円くらいかな?と思ってしまいますが、ここはやはり観光客金額です。平均で拝観料は約1000円です。日本では普通ですが、ミャンマーではとても高いですよね。
タバコ
日本では年々値上がりをしているタバコ。スモーカーは肩身が狭い思いをしていますが、ミャンマーではタバコは安いです。なんと価格は50円~100円。マルボロなどのメーカーでも約150円で購入できます。ただし、あまり安いからといって吸いすぎには注意しましょう。
電気代
ミャンマーは電気代の値上がりが著しいです。インフラが整っておらず、電気もよく止まるという問題も残っています。一般家庭で都市部では、電気代が月額2万円ほどかかるところもあります。
ミャンマーの物価まとめ
さて、ここまでミャンマーの物価についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか。総合的にみて物価は安いですが、高いものと安いものの差が激しくびっくりしてしまいますよね。発展途上であるからこその面白味がある国ミャンマー。これを機会にぜひ訪れてみて下さいね。