最新版|シンガポールでSIMを買う方法・価格・トラブルの対処法

海外に旅行や出張で行くときに毎回頭を悩ます問題が、現地でどのようにしてスマホを使うかです。
国内にいるときは何も考えずに毎日スマホでインターネットにアクセスしてますが、海外の場合は状況が変わってきます。

この記事ではシンガポールで何度も現地SIMを使った経験をもとに、最新のシンガポールでお得に現地SIMを使う方法から価格・インターネットにアクセスできない時の対処法までお伝えします。

シンガポールで現地SIMカードを使うのがお得?

シンガポールでスマホを使ってインターネットにアクセスする手段は、大きく分けて3つあります。

・海外ローミング
・ポケットWiFi
・現地SIMカード

10年ほど前はポケットWiFiやSIMフリー携帯電話を使うことが少なかったため、国内のキャリアが提供している海外ローミングを使用するのが一般的でした。

ただ海外ローミングは1日に約3,000円ほどかかり、コスパが悪いことで使い勝手がいいとはいえませんでした。

しかし今ではSIMフリーの携帯電話を使用している人も増えたことや、ポケットWiFiを使ってインターネットにアクセスすることが一般的になったために海外で携帯電話を使う方法は広がりました。

どれがお得かは旅のプランによる

シンガポールの現地SIMカードを使うか、ポケットWiFiを使うかは旅のプランによってどちらかお得であるかは変わってきます。

例えば現地ツーリングSIMが1,500円ものと、一日の費用が約500円のポケットWiFiでは、2泊3日の旅行にかかる費用はほぼ同じです。

もしもグループで旅行しているなら、ポケットWiFiはシェアをして使うことができるのでお得になる場合もあるのです。
ですので現地SIMを使えば一番お得になるわけではないことを留意しておきましょう。

シンガポールのSIMカードのキャリアと価格

シンガポールの大手キャリアは次の3社になります。

・Singtel (シングテル)
・StarHub (スターハブ)
・M1

これらは空港のSIM売り場で簡単に購入することができますが、この中でもSingtelが一番大きく広告費を投入していて、空港にブースを構えているので目立っています。

「この3社のどこがいいのだろう?」と悩んたときは、Singtelを選んでいれば問題ないでしょう。
3社サービスは違いますが、大まかな値段設定や使用できる容量などに違いはあまりありません。

例えばSingtelツーリストSIMは次のようになります

・hi!Tourist $15 SIM Card for for 5 Days

通信規格:4G
日数:5日
容量:100GB
料金:S$15
国内通話:500分
国内SMS:100
国際電話:30分(日本への通話も可能)
海外ローミング:-

・hi!Tourist $30 SIM Card for 10 Days

通信規格:4G
日数:10日
容量:100GB
料金:S$30
国内通話:無制限
国内SMS:無制限
国際電話:90分(日本への通話も可能)
海外ローミング:2GB

・hi!Tourist $50 Twin Pack SIM Card for 10 Days

通信規格:4G
日数:10日
容量:100GB
料金:S$50
国内通話:無制限
国内SMS:無制限
国際電話:90分(日本への通話も可能)
海外ローミング:2GB

以前はデータ容量も値段によって違っていましたが、現在は容量は一律100GBと旅行者にとっては十分すぎる内容になっています。
これなら動画を見ても、容量を使い果たすことはほとんどないでしょう。

シンガポールのSIMカードの購入に必要なもの

シンガポールで現地SIMを購入に必要なものは

・パスポート
・SIM購入にかかる費用(空港はキャッシュしか使えないところが多いので事前に両替しておくこと)

事前に日本でシンガポールで使えるSIMを購入

楽天が運営する旅行会社Voyaginで予約してシンガポールのチャンギ国際空港のコンビニで現地SIM(M1)の受けとりや、国内でアマゾンなどで売られている「SIM2Fly」などは日本で事前にシンガポールで使えるSIMを用意できる手段です。

SIM2Flyは日数が1週間ぐらいのもので、容量が4GBのものが約1,500円ぐらいで販売されています。

・SIM2Fly:アジア16ヵ国で使えるSIMカード(シンガポールでも使える)

費用的には現地SIMと比べてもそれほど変わりませんが、事前に準備しておける事で手間がなくなるメリットはあります。
SIM2Fly容量は4GBですが、普通に使う場合はこれでも十分でしょう。現地でSIMを購入するのが不安な方にはおすすめです。

シンガポールのSIMの設定方法

シンガポールの現地SIMをお使いのSIMフリーのスマホに差し替える場合は、通常はお買い求めのSIM売り場の定員が設定をしてくれます。
特に空港にあるSIM売り場は外国人がメインの客になるので、SIMを購入した場合は必ず対応してくれます。

英語ができなくてもSIMカードが購入できるように、指差しだけで買えるようにメニューが用意されていれ、場所によっては日本語で説明文が書かれているところもあります。

定員に設定してもらったら、その場で実際にインターネットにアクセスできるか確かめてみましょう。

繋がらなくないときの対処法

海外でSIMカードを使っていると、よく繋がらないといったトラブルに遭うことがよくあります。
SIMカードを交換してからインターネットにアクセスできない場合は、APNの設定ができてなかったり、国内で使っているSIMカードでインストールされているプロファイルが邪魔をしている場合があります。

・APNの設定:「設定」>「モバイルデータ通信」>「通信のオプション」>「モバイルデータ通信ネットワーク」でお使いのSIMカードを設定する。

・プロファイルの削除:「設定」>「一般>」>「プロファイル」でインストールされている国内SIMカードのプロファイルを削除する。(帰国後再インストールすること)

などで対処法がありますが、設定の仕方や削除の方法がわからない場合は、スマホの設定を英語表示に切り替えて現地のSIM売り場の定員に対処してもらいましょう。

できれば空港のSIMを購入した売り場の定員に対応してもらうこと、ですがすでに空港から移動している場合は町中でSIM売り場を探してみましょう。

町中の場合は、場所によっては英語ができないと冷たく対応されることもあります。その為、空港でSIMを購入したときはその場で設定をしてもらい、インターネットにアクセスできるか確認までしましょう。

ポケットWiFiがお得な場合もある

シンガポールで現地SIMを購入するのもいいですが、一番安心でコスパがいいのがポケットWiFiを使うことです。
特にカップルやグループで旅行の際にポケットWiFiを一台レンタルするだけで、共有することができてコスパがよくなります。

現地SIMは使うことは慣れれば簡単ですが、初めての場合は時間がかかって大切な旅行の時間を台無しになることもあります。

イモトのWi-Fi

ポケットWiFiのレンタルで旅行好きに人気なのがイモトのWi-Fiです。

イモトのWi-Fiの特徴は

  1. 安い
  2. とにかく安い
  3. 圧倒的に安い

です。

であれば、一緒にいる人全員使えて1000円/日程度しかかかりません。

値段が何よりやすい上に超大手がやっていて受け取りから返却までサポートがしっかりしています。

デメリットといえば予約が多く、直前の予約だと在庫切れになることです。

早めに予約すれば格安でWiFi環境を手にいれられるので早めの準備をおすすめします。

まとめ

シンガポールで現地SIMを使えばデータ容量たっぷりで、旅行中も容量を気にしないで使うことができるでしょう。
チャンギ国際空港では、外国人にも分かりやすいツーリスト向けのSIMカードが販売されています。値段もお手頃で、現地キャリアの電波を使うので通信も快適です。

またカップルやグループでシンガポールに旅行する場合は、ポケットWiFiの方がシェアできてコスパが良かったりするので、シチュエーションによって上手に使い分けるようにしましょう。