海外に行かれる際には現地でお買い物をするために両替をしようと考える人も多いと思います。
みなさんはこの両替をすると両替手数料として何%がとられているかご存知ですか?
両替をする場所によってこの両替手数料は異なりますし、気にしておかないと10万円単位でお金が動く海外旅行では数%の両替手数料の差が大きな金額の差に繋がります。
頑張って千円でも安い航空券やホテルを頑張って探したのに、両替手数料で数万円も損するのは悲しいですよね。
この記事ではどういった場所で両替すると両替手数料を少なくすることができるかについて、また、そもそも両替をせずに両替手数料を節約する方法について解説します。
目次
外貨両替の手数料率
外貨両替の手数料は外貨を両替する場所によって変わってきます。
外貨を両替する場所の候補としては銀行や空港の両替所、外貨宅配サービスなどが挙げられます。
具体的にそれぞれの両替方法でどのくらいの手数料がかかるのか見ていきましょう。
日本円を外貨に両替する場合
日本人が旅行に行くことの多いアメリカ(ドル)、ヨーロッパ(ユーロ・ポンド)、シンガポール(シンガポールドル)、韓国(ウォン)、タイ(タイバーツ)の通貨を得るためにいくら日本円を払う必要があるかを2022年6月12日時点のデータで下の表にまとめました。
銀行はみずほ銀行HP, 空港両替所はGreenport AgencyのHP、外貨宅配はTravelex HP、をそれぞれ参照しています。
また、外貨に両替はせずクレジットカードで決済をするという方法もあるのでクレジットカードで決済した場合の手数料を合わせて載せています。
クレジットカードの決済手数料は後ほど解説しますが、今回の表上ではVISAブランドのエポスカードで決済した場合を記載しています。
1ドル | 1ユーロ | 1シンガポールドル | 100ウォン | 1タイバーツ | |
銀行 | 137.22円 | 148.54円 | 102.00円 | 12.11円 | 4.36円 |
空港両替所 | 136.92円 | 146.53円 | 102.01円 | 12.01円 | 4.29円 |
外貨宅配サービス | 137.68円 | 147.24円 | 103.38円 | 11.72円 | 4.36円 |
クレジットカード | 136.69円 | 145.13円 | 99.16円 | 10.82円 | 3.96円 |
こちらの表上では外貨を得るために日本円をいくら払えばいいかをまとめているので、数字が小さい方がお得に量ができることを意味しています。
表からわかるようにどの通貨に対してもクレジットカードで決済をすることが最もお得であり、かつ、シンガポールや韓国、タイなどのマイナーな通貨であればあるほどクレジットカード決済がよりお得になることを表しています。
外貨を日本円に戻す場合
海外に行く場合に悩ましいのはいくら外貨を使うのか予測しづらいということではないでしょうか。
万が一外貨が現地で足りなくなってしまい苦労することが嫌だと感じて多めに外貨両替して行かれる方がほとんどだと思いますが、多めに両替した外貨を現地で使い切らなかった場合は日本でその外貨は使えないので、外貨をまた日本円に戻す必要があります。
そしてこの外貨を日本円に戻す際も残念ながら両替手数料が発生します。
外貨を日本円に戻す場合の手数料を下野表にまとめました。
1ドル | 1ユーロ | 1シンガポールドル | 100ウォン | 1タイバーツ | |
銀行 | 131.22円 | 136.54円 | 92.34円 | 9.11円 | 3.40円 |
空港両替所 | 138.53円 | 92.35円 | 9.21円 | 3.47円 | |
外貨宅配サービス | 128.91円 | 135.21円 | 88.92円 | 9.09円 | 3.41円 |
クレジットカード | – | – | – | – | – |
こちらの表上では外貨を渡せばいくら日本円を貰えるかを表しているので数字が大きいほどお得に外貨を日本円に戻すことができることを意味しています。
通貨によって多少ばらつきはありますが、いづれの方法でも手数料を支払っていることになるので外貨が余ってしまう心配がないクレジットカード決済が最も効率的であると言えます。
外貨両替手数料率を節約する方法
表を見てわかるように、外貨両替にかかる手数料率よりもクレジットカード決済にかかかる手数料の方が安く、また、クレジットカードは必要な金額だけ外貨決済できるというスタイルですので、多めに両替した結果、外貨を日本円に戻すときに二重で両替手数料がかかってしまったということにはなりません。
ですので、外貨両替にかかってしまう手数料を抑える方法として外貨両替の金額を最小限に抑えて、現地での決済はクレジットカードを使う方法がまず一番にあげられます。
韓国旅行で100万ウォン(約10万円)が必要になるケースで外貨両替をする場合とクレジットカード決済をする場合の差を見てみましょう。
100万ウォンを得るために必要な日本円 | |
銀行 | 121,100円 |
クレジットカード | 108,200円 |
こちらの表をみると、100万ウォンを韓国で使う場合、銀行で両替する場合と両替をせずクレジットカードで決済をする場合とで銀行で両替するほうが手数料12,800円も損をしてしまうことがわかります。
12,800円あればホテルや料理のグレードを上げたり、お土産を増やしたりできるので、クレジットカードを持っている方はクレジットカードをメインの決済方法として利用し、もし海外用のクレジットカードを持っていない場合はこのあと説明するおすすめのクレジットカードを作ってぜひ両替手数料を節約してください。
クレジットカードも選ぶ必要がある
外貨両替手数料を節約する方法としてクレジットカードを活用するのが一番良いとお伝えしてきましたが、これまで述べてきたクレジットカードの手数料の計算話を簡略化するためにエポスカードで決済する場合で計算をしていました。
実際はクレジットカードにかかる手数料率はクレジットカードによって少し異なるので、手数料観点でなるべくお得なクレジットカードを選ぶことが更に手数料を抑えるコツです。
ここではクレジットカードの手数料の仕組みと、おすすめのクレジットカードについて見ていきましょう。
クレジットカードの手数料の仕組み
クレジットカードにはVISAブランドのエポスカードやMastarCardブランドの楽天カードなどブランド(VISA, MasterCard)と発行会社(楽天・エポス)という概念が存在します。
手数料という観点ではVISAやMasterCardが為替の基準レート(≒為替レート)を持っており、外貨決済をした場合は基準レートにカード発行会社の海外事務手数料率が上乗せされた形で請求されることになります。
海外事務手数料はカード発行会社によって異なるので、海外事務手数料の安いカード発行会社を選ぶことで今後の海外旅行で毎回手数料を抑えることができるのでぜひ注目してみてください。
下の表に一部ですがクレジットカード発行会社の海外事務手数料をまとめてみました。
VISA | MasterCard | JCB | |
三井住友カード | 2.20% | 2.20% | – |
dカード | 2.20% | 2.20% | – |
エポスカード | 1.63% | – | – |
ビューカード | 2.20% | 2.20% | 1.60% |
ライフカード | 2.00% | 2.00% | 1.60% |
こちらの表を見ると一見JCBブランドのビューカードやライフカードが手数料が低く、一番良いように見えますが、JCBに関しては日本のカードブランドということもあり海外で使えないことも多いので海外で使うことを想定するとJCBカードはおすすめできません。
VISAカードのエポスカードはVISAブランドで決済手数料が1.63%なのでとても手数料の観点でもおすすめです。
また、エポスカードには海外旅行保険が無料で自動で付いてくるという海外旅行者にとってとても魅力的な特典もついており、海外旅行保険が無料になるという特典だけで更に海外旅行保険代数千円を節約できるのでとてもおすすです。
JCB カード S/JCB CARD W
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エポスカード
クレジットカードは海外旅行の必需品とはいっても、どのクレジットカードを作るとよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そんな方に胸を張っておすすめできるのが、百貨店マルイが発行しているエポスカードです。雑誌やトラベルブロガーに海外旅行用コスパ最強カードとして頻繁に取り上げられています。
海外旅行に行く際は、海外旅行保険に加入する必要があることは理解しているけど、実際海外旅行保険を使うことはなく、なんだか海外旅行のたびに海外旅行保険代5,000円程度を損した気持ちにもなりますよね。
エポスカードは年会費が永年無料であるにも関わらず、空港に向かうための鉄道代金(SuicaやPASUMOなどへのチャージ、定期券利用も含む)などで1円以上カードを利用するだけで海外旅行保険(三井住友海上火災保険提携)が無料で付いているのでカードを作ってしまえば、これらの悩みを今後将来に渡って解決してくれます。
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