中世の街並みが色濃く残る中央ヨーロッパに位置するポーランド。
バルト海に面して四季もあるポーランドは、旅行先としてもひそかな人気を集めています。
成田からの直行便も出ており、そのフライト時間は11時間強。
こんなに長く飛行機に乗っていたら気になるのが、ポーランドとの時差ではないでしょうか?
ポーランドに着いても時差ボケでホテルでぐったりは寂しいものです。
この記事では日本とポーランドの時差と、それに関しての時差ボケの回避策もお伝えします。
日本とポーランドの時差は8時間
日本とポーランドの時差は8時間で、ポーランドの方が8時間遅い時間となります。
たとえば
- 日本時間で19:00⇒ポーランド時間だと11:00
- 日本時間で7:00⇒ポーランド時間だと前日23:00
と、お昼と夜が真逆というイメージ。
ポーランドに着いたときは、時間がさかのぼるので得した気分ですが、日本に帰国するときは実際には過ごしていない時間がプラスされるので損した気分になります。
8時間も時差があると、日本との活動時間もちがうため困ることもでてきます。
日本にいる家族や友人に連絡しようとしても、時差の関係で連絡もスムーズに取れなかったり、一番の問題は「時差ボケ」ですね。
時差ボケについては、あとでくわしく説明します。
ポーランドのサマータイムの時差について
多くのEU加盟国やアメリカなどを中心に取り入れてるサマータイム。
ポーランドもサマータイムを導入しています。
これによりサマータイムの時差も変わってくるので、旅行する時期に合わせて時差を調節する必要があるんです。
そもそもサマータイムとはなに?
サマータイムとは直訳で「日光節約時間」になります。
おもに夏に向けて取り入れてますが、日の出時間が長くなるときに合わせて、時間も1時間早めること。
これにより日中の時間を有効活用しようという取り組みがサマータイムです。
ヨーロッパでのサマータイムがいつから始まるかですが、これはあらかじめ時期が決まっています。
時期 | 時間 | |
開始 | 3月の最終日曜日 | AM1:00より |
終了 | 10月の最終日曜日 | AM1:00より |
厳密に夏からというわけではなく、日の出が早くなる時期から約7ヶ月間がサマータイムの時期。
じつに1年の半分以上がサマータイムとなるわけです。
実は日本も、戦後少しだけサマータイムを導入していたのご存知ですか?
サマータイム時の時差は7時間と縮まる
ポーランドとの時差は8時間なので、サマータイムでは1時間早まった7時間の時差となります。
上記の時差を例にだすと
- 日本時間で19:00⇒ポーランド時間だと12:00
- 日本時間で7:00⇒ポーランド時間だと24:00
このようにポーランドの時間も1時間進んだ時間にかわります。
サマータイムを導入による効果
サマータイムの導入には賛否両論ありますが、次のような効果があるといわれています。
- 午後の日照時間が必然的に増えるので、余暇が充実する
- 明るい時間を利用しているため、照明器具の節約になる
- 人々の自由に使える時間が増えるので、経済効果も見込まれる
このような理由でサマータイムを取り入れています。
ポーランドのウィンタータイムの時差は?
サマータイムがあれば、ウィンタータイムも存在します。
でもウィンタータイムって、あまり馴染みのない方も多いと思うので、ポーランドのウィンタータイムについてもご説明します。
ウィンタータイムってどんなもの?
ウィンタータイムとは、ざっくりいうと通常の時間帯に戻すことです。
日の出時間が短くなり、日照時間も少なくなる時期は元の時間に戻すんです。
サマータイムの終了日(10月の最終日曜日)以降は、ウィンタータイムに突入。
ウィンタータイムの時差は通常の時差8時間になる
元の時間に戻すので、ウィンタータイムの時差は8時間になります。
でもこの期間はサマータイムを除いた期間なので、5か月程度。
かりにサマータイムとウィンタータイムをまたいでポーランドで過ごすときは戸惑うでしょう。
ポーランドに着いて時差ボケにならない方法
7~8時間の時差があるポーランドで心配なのが、時差ボケになることですよね。
少しでも時差ボケにならないために気をつければ、きっとポーランドでの旅行も楽しめますよ。
時差ボケにならない方法を5つご紹介しますので、ぜひためしてみてください。
出発の終日前から1時間でも遅く寝る
ハワイやアメリカに行くよ東よりも、ヨーロッパ方面へ行く西の方が時差ボケになりにくいといわれています。
ただしこれはあくまでも統計の話。
実際には時差ボケになる人もいますので、出発前から心構えは必要です。
ポーランドなどヨーロッパ方面に行く場合、数日前から就寝時間を変えておくといいでしょう。
この場合、いつも寝る時間よりも1時間遅く寝るだけで、ぐっと時差ボケのリスクを少なくすることができます。
飛行機に入ったら時計はポーランドの時間に合わす
機内に入ったらまずしてもらいたいこと。それは時計をポーランドの時間に設定することです。
視覚からも自然とポーランド時間に慣らすという目的もありますが、ポーランドの時間を知って機内でも過ごすことが最大の目的。
フライト中は現地の時間に合わせて、機内食や機内の照明を暗くします。
それに合わせながら機内でも行動してみましょう。
フライト出発時間に合わせて睡眠を数時間とる
フライト中の睡眠も大切です。
直行便だと成田空港を10:55発、ポーランドのワルシャワ空港には14:25(現地時間)に到着します。
この時間だけ見ると3時間半しか時間が経ってないように思えますが、実際には11時間以上のフライト。
フライト中に時間調整のために睡眠をとることが必要となります。
ここで、先ほどの時計をポーランド時間に合わすことが大活躍。
10:55発でも、ポーランドでは夜中の2:55の時間。普通であれば寝ている時間ですよね?
機内食を取ったら、すぐに3時間ほど寝るようにしてください。
これだけで、よりポーランドの時間帯に体が慣れてきますし、到着日もあまり疲れず行動することができます。
フライト中の機内エンタメを楽しみにしている方も多いでしょうが、それは後半に取っておきましょう。
機内でのお酒はほどほどに
寝れないからとお酒に頼る方もいますが、フライト中のお酒はたしなむ程度にしておきましょう。
気圧の変化で、フライト中の飲酒はエコノミー症候群にもなりやすく、また脱水症状を起こす原因にもなります。
お酒好きな方も、食事中にとる程度にした方がいいですよ。
お酒で酔って睡眠をとったとしても、実際には睡眠が浅く寝れてないことがほとんど。
これでは時差ボケの原因になりかねません。
到着したら現地の時間に合わせて行動する
ポーランドに到着したら、なるべき現地の時間に合わせて行動するよう心掛けてください。
直行便だった場合、ポーランドに到着するのは14:25とまだ明るい時間。
ホテルにチェックインしても、まだまだ観光やショッピングなど楽しめる時間です。
少し眠くてもここで動き回って入れば、夜にはぐっすり眠れて翌日は快適に過ごせます。
ただしあまりにも気分が優れない場合は、無理をせずホテルでゆっくりする時間を作ってもいいですよ。
何事も無理は禁物です。
まとめ
ポーランドへ行くときは、大幅な時差も視野に入れておかなければいけません。
時差ボケ対策をすることで、初日の気だるさも和らぐので本当におすすめです。
せっかくポーランドに着いても、時差ボケでホテルで睡眠なんて、もったいないですよ。
ショパンの愛した国でもあるポーランド、ぜひ満喫してくださいね。