ティファナ(Tijuana)はメキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州の北部にある、アメリカ合衆国との国境に面した都市です。日本では「ティファナ」又は「ティフアナ」と記述されています。
ティファナはメキシコの最北端の都市で、アメリカのカルフォルニア州最南端の都市サンディエゴからも陸路(徒歩・車)などで国境を越えることができます。
ですがティファナの治安は、アメリカに比べて危ないのではないかと不安に感じている人も多いようです。
そこでこの記事ではメキシコの都市のティファナなスポットを当てて、治安情報をお伝えします。
目次
ティフアナの基本情報と治安

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ティファナ治安が悪い言われる理由は、長年アメリカとの国境付近で麻薬カルテルによるトラブルが多発している為です。
ですが実際のティフアナの治安は知るために、まずは基本情報を確認してみましょう。
ティフアナの基本情報
国名:メキシコ合衆国
州:バハ・カリフォルニア州
面積:637k㎡
人口:約130万人(2010年)
公用語:スペイン語
外務省が出しているティファナの治安情報
日本でもメキシコは麻薬組織が多く、殺人や誘拐などの凶悪犯罪が多いことで有名です。
外務省が出しているティフアナの危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)であり、治安がいい都市とはいえないようです。
メキシコ国内各地で凶悪犯罪が発生しており、外国人も被害に遭っていることからメキシコに入国する場合は、どの都市であっても治安対策はしっかりする必要があります。
ティファナの治安の実態

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ティファナは元々アメリカから日帰りで多くのアメリカ人が観光やショッピングに訪れることも多いので、ちょっとした観光地的な雰囲気がある都市です。
そのため街の中心地や目抜き通りには、お土産物屋やバー・レストランの他に、アメリカ国内では購入が難しいキューバ製の葉巻などを売る店もあり、通りを歩けば声をかけられることが多いです。
特に日本人のような東洋人は珍しいのですぐに観光客とわかり、アメリカ人以上に声をかけられることがあるでしょう。
昼間の時間帯は比較的安全性でアメリカに住む日本人でも、日帰りで訪れる人もたまにいるぐらいです。ですが夜になると雰囲気もガラリと変わり、治安も悪くなるのでほとんどの人が宿をとらずに、日帰りですぐに帰るというプチ観光をしています。
ティファナから生まれた音楽
ティファナには1999年から活動しているメキシコの伝統音楽とテクノを融合させた有名な音楽グループがいます。グループ名は「Nortec Collective」で[The Tijuana Sessions」というアルバムなどテクノ好きには有名な作品があります。
最近は活動状況は不明ですが、ティファナの名前を有名にして治安向上に活躍したアーティストでもあります。
ティファナに行くなら治安の安全な昼の時間帯

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ティファナに訪れる多くの日本人はアメリカ在住で、メキシコに陸路で入国するパターンが多いようです。アメリカの生活に慣れている人でも、ティファナに入国すれば、物乞いの多さに治安の悪さを実感します。
またティファナは売春が公認されている街として、アメリカ人の間では夜遊びにいくスポットにもなっています。お昼はとっても陽気な街ですが、夜になるとたくさんのストリップバーが営業して、まだ若い10代の娼婦なども目にすることがあります。
ティファナで夜遊びにをしたいと考える人もいると思いますが、このような夜になると治安は一層悪くなり、観光客を狙ったスリや強盗が多発しています。
このような犯罪者は、夜遊びに目当てにきた観光客をターゲットにすることが多いので、夜のティファナには近寄らないのが得策です。
もしもティファナで犯罪に巻き込まれたら
日本人に特に意識してもらいたいのが、海外では警察官もあてにならないことです。
なにか犯罪に巻き込まれたら日本の場合は、警察官を探しますが、海外では警察官も信用できないという認識をしっかり持ちましょう。
特にメキシコの警察官は、麻薬組織などの犯罪グループとの癒着が日常茶飯事なので、犯罪者とグルであっても驚くことはありません。
もしもティファナで犯罪に巻き込まれたら、国境を超えてアメリカに入ってから対処することをおすすめします。
ティファナの治安と入国審査
アメリカからメキシコ(ティファナ)の入国はあっさりしているが、ティファナからアメリカの入国は麻薬密輸などの対策のため入国審査が厳しくなっており時間がかかるので、週末などには混み合っています。
ティファナは麻薬密売ルートで治安が悪い

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2000年のアメリカ映画「Traffic(トラフィック)」は、メキシコの麻薬カルテルとアメリカの麻薬取締捜査官との戦いを描いた作品ですが、この物語の中で麻薬密輸ルートの中継地点となっているのがティファナになります。
この作品は実際に起こった事件を元にしているだけに、ティファナがどういう役割をしている都市なのかが垣間見れる作品です。ですがすでに約20年も前の作品なので、現在とは状況はもちろん変化しています。
ですが現在でもティファナは麻薬密輸ルートの一部であるので、治安が危険であることを理解しましょう。
カルテル・ランド

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メキシコの治安を深くしるには2015年公開の「カルテル・ランド」とう長編ドキュメンタリーをみると、メキシコの巨大麻薬カルテルのことが少しは理解できて、どれほど治安が悪いのかが感じとることができます。
こちらは舞台は、メキシコ中西部にある都市が舞台になっています。メキシコ麻薬カルテルに対抗するために組織された自警団のリーダーを追ったドキュメンタリーです。この作品のキャッチコピー「正義は揺らいでも悪は揺らがない」通りの結末に、メキシコの治安の悪さの根の深さを垣間見れます。
ティファナの治安対策に海外旅行保険!
ティファナは治安の危ない街ですが、お昼時間帯なら比較的安全に観光することができます。
ですが最低限の準備として、クレジットカードは携帯しましょう。
海外旅行の必需品といえば、クレジットカードです。ホテルやレストランなどのお支払から、急に現地の現金が必要になったときにも、現地のATMから気軽にキャッシングができるのでとても便利です。
また、クレジットカードの特典といえば、海外旅行保険です。持っているだけで色んなトラブル対応することができます。
そして一番怖いのが、病気や怪我をしたときです。数日間の軽い入院でも保険がないと、何百万という医療費がかかることもあります。
万が一の場合に備えて、海外旅行保険の重要さは忘れてはいけません。旅行中は予期せぬトラブル、怪我、病気は時として避けられないときもあります。
そんな時は強い味方になるのが、クレジットカードに付帯する海外旅行保険です。無料でも手厚いサポートが受けることができるのでオススメです。
エポスカード
海外旅行用の最強カードとして呼び声が高いのはマルイが発行しているエポスカードで私自身もそう思います。
エポスカードが旅行用最強カードと言われる理由は次の理由です。
- 年会費が無料
- 海外旅行保険が無条件でついてくる
- 2,000円分ポイントがもらえる
条件が良すぎて雑誌で流通系カードの中でおすすめ度1位になっているあたりからも人気の高さが伺えます。
まずエポスカードは年会費が無料なのに海外旅行保険が無料でついてくる(無条件自動付帯)上に作ったらマルイで使える2,000円分のポイントまでついてくる時点で旅行という観点では他のカードを大きく引き離してます。。
エポスカードの保険は三井住友海上火災保険が担当し、補償額もしっかりしてます。
コロナの影響もあり、なかなか旅行に行けないかと思いますが、日常使いでもかなりお得なカードなので、旅行を見据えて海外旅行保険がついたクレジットカードを前もって用意しておきましょう。
まとめ
ティファナはとっても陽気な街で目抜き通りでは、現地の人達の笑顔で溢れていて、日本人にも気さくに声をかけてきてくれます。
ですがその多くは観光客目当ての客引きであったりするので、不用意についていかないようにしましょう。
メキシコの犯罪といえば殺人・強盗などの凶悪犯罪ばかりに気を取らますが、ティファナのよう都市では、スリや強盗なども多発しています。
命までは取られなくても乱暴な方法で強盗することが多いので、首をしめられてたり、殴られたりする観光客の被害者もいます。
もしもティファナに観光に訪れる場合はしっかりと治安対策をして、できるだけ日帰りで夜まで滞在しないようにしましょう。