近年では、日本でもSIMフリーのスマホが一般的に浸透してきたので、詳しく説明は割愛しますが、インドネシアのSIMカードを使用するには、SIMフリーのスマホと現地インドネシアの通信会社のSIMカードが必要になります。
インドネシアのSIMカードはプリペイド式なので、使いすぎる心配もありません。
ただし、初めての方には、通信会社の選び方、SIMカードの設定、パケット通信の料金など、分からないことが多いです。
この記事では分かりやすく、インドネシアのSIMカードの使い方をお伝えします。自分のスタイルに合わせて効率よく使えるようにしましょう。
目次
SIMカードを使うメリット、デメリット
まずは、インドネシアのSIMカードを使用すれば、どのようなメリット・デメリットがあるのかを見てみましょう。
メリット | デメリット |
経済的(通話、データ通話とも格安) | 使い方を覚えるのに、手間がかかる |
プリペイド式 | 有効期限がある |
多様な料金設定 | SIMカードは日本語に対応していない |
空港、町中どこでも買える | 登録が必要(通話の場合) |
4Gの通信が安定している | SIMフリーのスマホが必要 |
通信会社が豊富 | SIMカードの種類が多く、選択に迷う |
SIMカードの購入方法
インドネシアのSIMカード売り場は、町中にたくさんあります。また国際空港の場合は、空港にはSIMカードのブースが完備されて、手軽に購入できる。
メリット(空港) | デメリット(空港) |
外国人客を想定しているので、手続きがスムーズで、英語にも対応している。 | SIMカード、パケット料金が1.5~2倍割高 |
購入後すぐに使えて、インターネットにアクセスできる。連絡手段を得る。 | 選べるインターネットプランが少ない |
初心者にも安心 | 店舗がすくない(混む時がある) |
メリット(町中) | デメリット(町中) |
SIMカードの種類が豊富、お好きな通信会社から選べる | 外国人になれていないお店が多く、英語が通じない。 |
料金設定が安い | |
たくさんの店舗(店)がある |
たくさんの店舗(店)がある
空港の場合だと、パケットプランがあまり選べない上に(12Gb、25Gb,35Gb)、料金設定が通常の1.5~2倍になる。
空港での料金の目安(30日間有効で延長可能です。)
12Gb | Rp300,000~ | 2,000円~ |
25Gb | Rp400,000~ | 3,000円~ |
35Gb | Rp500,000~ | 4,000円~ |
空港での料金は、一般的な料金の2倍程度。これは外国人だからボッタクリされてるのではなく、場所代込みということです。映画館の飲食が高いのと同じ感覚です。
ただ、インドネシアのパケット通信料は安く、1,000円もあれば、10Gb以上のプランが購入可能です。たとえ2倍の料金になっても、1,000程度の違いになります。
空港についてからすぐに使いたい方、海外旅行になれてない方、インドネシアは初めての方には、空港でSIMカードを購入することをオススメします。
外国人を想定しているので、手続きがスムーズです。
SIMカードは登録しないと通話が使えない?
2018年5月より、SIMカードの規制が厳しくなりました。規制とはSIMカードを購入後に、身分証明の提示が義務付けられました。
現地のインドネシア人の場合は、スマホを通して、ショートメッセージで身分証明ができるのですが、外国人の場合は、現地の通信会社のカスタマーサービスに訪れて、書類を提出しないといけなくなります。
書類といっても、パスポートの提示と簡素な書類にサインを求められるだけです。数分程度で、手続きは終わります。
ジャカルタにあるスカルノハッタ国際空港には、TELKOMSEL社のカスタマーサービス(GraPARI)の店舗があり、ここでSIMカードの登録が可能です。
登録することのメリット
SIMカードの登録は、必須ではありません。登録しないSIMカードの場合は、データ通信のみが使用できる。つまりインターネットだけを使う場合は、無理にSIMカードを登録する必要がありません。
SIMカードを登録することで、SIMカードがアクティベーションされて、電話番号からの通話が使用できるようになります。
SIMカードの選び方
インドネシアには、日本よりたくさんの通信会社があります。SIMカードの種類も豊富で、どの世代の人たちにも使いやすいように、多様な料金設定があります。
そんな中で、どのSIMカードの通信会社のSIMカードを選べばいいのか?それはインドネシアで一番シェアがあり、実店舗が多い通信会社。
インドネシアの場合は、TELKOMSELになります。
赤いパッケージでSIMカードを売られていて、どのSIMカードの売り場にもあります。
インドネシアのSIMカードは、プリペイド式です。データ通信プランなどを追加して、一ヶ月毎に更新していく。更新とは、プランを継続したり、新たなプランに変更していくことです。
もし、お使いのSIMカードの通信状況が悪い場合は、いつでも他の通信会社のSIMカードに乗り換えればいいのです。
プルサ(PLSA)チャージする方法
インドネシアのSIMカードはプリペイド式なので、残高がなくなれば、チャージしないといけません。このSIMカードの残高をプルサ(PLSA)といいます。
プルサのチャージは、携帯電話ショップ、コンビニ、アプリなどからでも購入が可能です。場所によらず料金設定は、ほぼ同じになります。
現地で賢くSIMフリースマホを買う
インドネシアでは、SIMフリーのスマホを使うことが一般的です。日本のように、キャリアによってしばりがなく、用途によってSIMカードを選んだりします。
一つのスマホに2つのSIMカードがさせる、DualSimの機種もたくさんあります。
インドネシアでは、世界中のメーカーのスマホが販売されています。とくに近代では、中国メーカーのスマホが格安で高性能なので人気があります。
日本円で3,000円ぐらいから、普段使いに困らないスペックのスマホがたくさん売られています。
1ヵ月以上の長い滞在を予定の場合は、現地でSIMフリーのスマホの購入も考えてみたらいかがでしょうか。SIMフリーのスマホは使い勝手がいいので、世界中どこでも使用できます。
まとめ
SIMカードの種類が豊富なのは、インドネシア人の多彩にニーズに答えるためです。通信データのパケットは有効期限が、1日間、1週間、30日間、データ量が1Gb、2Gb、5Gbなど細かく経済的に購入することもできます。
空港で販売されているのは、主にSIMカードとデータ通信がパックなった30日有効なものがメインです。
使い慣れない海外のSIMカードを使いこなすのは、それなりの知識と手間が必要になります。
そんな時は、ポケットWi-Fiがオススメです。日本のキャリアの海外ローミングサービスは、設定が複雑なので、後から高額な通信料を請求されてトラブルになることが多いです。
それなら、はじめから料金設定が明瞭な、ポケットWi-Fiが断然お得で安心して使えます。
一般的に現地の情報を調べてるためにネットサーフィンしたり、インスタ映えする写真をSNSに投稿したり、グーグルマップで目的地を探す程度なら、一日500Mbぐらいで十分です。
短期間の滞在の場合は、ポケットWi-Fiを使い、長期滞在する場合は、現地のSIMカードを使うのが、経済的で合理的な方法です。