海外旅行に行く際、必要な荷物を運ぶために多くの人が使っているスーツケース。現在では、様々な種類のものが発売されています。とはいうものの、荷物を受け取る時に同じようなスーツケースが沢山あって、間違えそうになった経験のある方いらっしゃるのではないでしょうか。
言葉も上手く通じない慣れない土地で、大事な荷物が無くなってしまうのは絶対に避けたいところ。
そこで今回は、海外旅行でのスーツケースに関するトラブルと対策方法について詳しくご紹介していきます。夏に海外旅行を検討されている方は勿論、これから初めて海外旅行に行くという方も被害に遭わない為にぜひチェックをしてください。
目次
海外でのスーツケースに関する主なトラブル
主にどんなトラブルが発生するのか、把握しておくことで事前準備をすることが出来ます。自分の身に起こらないように、1つ1つ見ていきましょう。
ロストバゲージ
名前の通り荷物が無くなった、預けた荷物が紛失し到着先で受け取れないというトラブル。日本の国内旅行ではあまり起こりませんが、海外旅行の場合このようなトラブルはしばしば起こります。
主な原因としては、
・システムエラーで間違って別の便に乗せられた
・タグの付け間違えや積み込み忘れなどの人為的ミス
・他人が間違えて持って行ってしまった
・盗難
などが、挙げられます。
また、事前にホテルまで荷物を運んでくれるプランを頼んでいたが、取り間違えられ別の人の荷物が届いたというパターンもあります。
スーツケース破損
受け取ったスーツケースに、日本で確認したときにはなかった傷や凹みが付いていたりタイヤが壊れていたりということが、あります。預けた荷物が常にどこの国でも丁寧に運ばれているとは限らず、雑に扱われてしまっている場合もあります。
空港で荷物が乱暴に扱われているのを捉えた映像が、以前ネットに出回ったこともありました。
タイヤが破損していた場合、転がせないのはかなり不便。ロック部分が壊れると、旅行に来たのにスーツケースが開けられないということも・・
重量オーバー
旅行先で沢山買い物をしたり、お土産を買いすぎたりして規定の重量をオーバーしてしまうこと。空港で荷物を別のスーツケースに詰め替えたり、持ち運びのバッグに入れ替えたりしている観光客をみたことのある方も、いらっしゃると思います。
預けられる重量と個数は、航空会社によって決められておりオーバーの場合、超過料金を支払うことになります。旅行費用以外で、更にお金がかかってしまうのは絶対避けたいところです。
中身の盗難
スーツケースの中身が無くなっている、盗まれてしまったというトラブル。以前、盗難が多かった空港で空港職員が犯人だったという事件もありました。
ホテルでスーツケースを開けるまで気づかない為発見が遅れることが多く、どこで誰に盗まれたのか特定も非常に難しいです。
海外でスーツケーストラブルに遭わない為の対策
挙げられたトラブルに遭わない為には、一体どのような対策を取ればよいのか。トラブルを未然に防ぐために、ぜひ参考にしてください。
目印を付ける
誰のスーツケースなのか、自分にも他人にもすぐに分かるように目印を付けておきましょう。
主な方法としては、
・ネームタグを付ける
・シールやステッカーを貼る
・ベルトを付ける
・カバーを付ける
などが、挙げられます。
タグやシール、ステッカーは可愛いデザインのものが多く発売されているので、スーツケースを自分なりにアレンジしてオシャレにすることも出来ます。また、荷物でいっぱいなスーツケースのファスナーが壊れ万が一開いた場合でも、ベルトをしていることで中身が出ないようにする予防にもなります。
カバーをすることで、傷・汚れ防止や雨からスーツケースの中身を守ってもくれます。
頑丈なものを買う
安いスーツケースの中には、衝撃に弱く壊れやすいものも存在します。あらかじめ、頑丈なスーツケースを買っておくことで、凹みや傷を防ぐことができます。大きさや性能によって、値段もさまざま。あまり買い替えないものだからこそ、長く使えて自分に合ったスーツケースを選びましょう。
購入をした際は、必ず旅行前に故障がないか確認をしてください。使用前の故障なら、交換してくれる保証のついたスーツケースもあります。
事前に重量をチェック
帰りの荷物を全て詰めたスーツケースが何kgになるのか、預ける前にホテルや空港にある重量計で重さを測りましょう。必要ないものを捨てたり、自分の手荷物に詰め替えたりなど対策を取ることが出来ます。また、事前に何kgまで荷物を預けることができるのか把握しておくことで買いすぎを防ぐことも可能。
超過料金は払いたくないけど、どうしても持って帰りたいという場合は色々な手続きはありますが、空輸するという方法もあります。
貴重品は手荷物に
現金やクレジットカード、渡航先で買った時計やジュエリーなどの高価な品物は預けず、自分の持ち歩きバッグに入れておくようにしてください。自分で運ぶのに危険を感じるかもしれませんが、もしスーツケースが開けられても、被害を最小限におさえることが出来ます。
また、カバーやベルトを付けているとスーツケースを開けてから元通りにするのに他のものより時間がかかる為、盗難予防にもなります。それらを付けていない方は、スーツケースをラッピングするサービスを行っている空港もありますので、そちらもおススメです。
海外保険に加入
渡航前に、海外保険に加入しておきましょう。海外保険というと、ケガや事故に遭った際に役に立つというイメージがありますが、スーツケースなどの身の回りのものが壊れた場合、保証をしてくれる携行品損害が入った保険もあります。
トラブルが起こってから行動するのでは、遅いです。海外旅行に行く際は、必ず海外保険に加入しましょう。また、クレジットカードによっては海外保険が自動的に適応されているものもあります。自分の使っているカードはどんな種類なのか、チェックをしましょう。
スーツケースを受け取ったらすぐに目視で確認
荷物を受け取ったらすぐにスーツケースが破損していないか、自分で確認をします。後日など気づくのが遅くなってしまった場合、空港で破損したということが認められず保証を受けられない可能性もあるからです。
疑われてしまうのは、決していい気分ではありません。傷や凹みがないか、すぐに確認するようにしましょう。前以て、スーツケースの写真を撮っておいて見比べるのも一つの手です。
海外でのスーツケーストラブルを未然に防ごう
いかがでしたか。様々なトラブルがあって、海外旅行に行くのを不安視してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。トラブルは、いつ起こるかわからないもの。時間やお金を掛けない為にも、常に対策を取っておくことがとても大切になります。
折角の海外旅行、楽しい思い出ばかりの旅にしたいもの。
万全の備えをして、安全で楽しい海外旅行にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。