海外旅行中の貴重品はどう管理する?犯罪に巻き込まれないようにするためには

海外旅行中の気になる貴重品の管理方法。今回は一般的な貴重品管理の注意点と、実際の旅行中の状況の実例を示しながら、どんな方法でどう管理するのがよいのか、改めて考えてみたいと思います。

海外旅行に持っていく貴重品とは?

海外旅行の持ち物のうち、貴重品にはどのようなものがあるでしょうか。

パスポート、現金、クレジットカード、カメラ、スマホ、パソコン、時計、アクセサリー類、etc.

個人によってまた行き先によっても、海外旅行の持ち物は変わるものですが、先頭3つは全員が必ず持っていくものですね。


海外旅行中の貴重品はセキュリティポーチに入れるべき?

海外旅行、貴重品、といえば思い浮かぶのが「セキュリティポーチ」です。主に、パスポート、現金、クレジットカードなどを収納して、おなかの周りに固定しておけるもので、「ウエストポーチ」とも呼ばれます。文字通り「肌身離さず」持っておける管理方法であるため、愛用されている方も多いと思います。

用途が決まっているこのポーチを使い慣れている方には、忘れ物を防げる観点ではよい商品だとは思います。しかし、70回以上海外旅行経験がある私は、セキュリティポーチを使ったことがなく、使おうと思ったこともありません。

セキュリティポーチに入れていれば安全なのか?

使わない理由は、セキュリティポーチほど貴重品入れだと分かりやすいものはなく、周りの人々みんなに「私の貴重品は、ここにまとめて入れてあります」と教えることになると思うからです。
私の場合、貴重品の隠し(?)場所は人に教える必要ないと思っていますし、専用のポーチを持たなければならないほど多くの貴重品は持ち歩く機会を、そもそも作りません。

「肌身離さず」管理するつもりで持つウエストポーチも、持っていること自体に注意散漫になると、あっという間にスリに狙われます。それよりは、自分の持ち物に常に注意を払っていることを周りに示せる持ち方をしたほうが、スリには狙われづらくなります。これは実経験から言っています。

街歩きのときに私が持ち歩く貴重品は、パスポートとクレジットカード。現金は多くても現地通貨で3000円以下、全く持たないことも多いです。あとは手のひらサイズのデジタルカメラ。バッグに入れるとしたら、肩にもかけられてわきの下にも挟める形の小さなバッグを使います。ポケットがある洋服のときには、バッグには化粧品しか入れないこともあります。

現金は、使う都度クレジットカードでキャッシング

旅先でトラブルに巻き込まれないためには、そもそも「多く持たない」ことが重要であると考えます。このため、現地通貨の現金は極力持たない、使わないようにして、どうしても必要なときには少額のみをクレジットカードでキャッシングするようにしています。

こうすれば、盗られたり失くしたりする心配もしなくてよくなりますし、旅行後に現地通貨が余って困ることもなくなります。

海外旅行保険代を無料にするコスパ最強カード

エポスカード

クレジットカードは海外旅行の必需品とはいっても、どのクレジットカードを作るとよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

そんな方に胸を張っておすすめできるのが、百貨店マルイが発行しているエポスカードです。雑誌やトラベルブロガーに海外旅行用コスパ最強カードとして頻繁に取り上げられています。

海外旅行に行く際は、海外旅行保険に加入する必要があることは理解しているけど、実際海外旅行保険を使うことはなく、なんだか海外旅行のたびに海外旅行保険代5,000円程度を損した気持ちにもなりますよね。

エポスカード年会費が永年無料であるにも関わらず、空港に向かうための鉄道代金(SuicaやPASUMOなどへのチャージ、定期券利用も含む)などで1円以上カードを利用するだけで海外旅行保険(三井住友海上火災保険提携)が無料で付いているのでカードを作ってしまえば、これらの悩みを今後将来に渡って解決してくれます。

傷害死亡・後遺障害や賠償責任の補償金額が3,000万円と無料のクレジットカードでは最高レベル手厚い保証内容になっているので、エポスカードの海外旅行保険のみでより安心して海外旅行に行くことができます。

年会費無料で海外旅行保険がついているだけでなく、他にも下記のメリットもあるので、エポスカードは海外旅行に最適かつ国内でも使えるコスパ最強カードと言われています。

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クレジットカード選びや海外旅行保険選びのために時間を毎回使い続けるのをやめるために、年会費無料のエポスカードをサクッと5分で作りましょう。

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海外旅行傷害保険代を無料にするコスパ最強カード②

JCB カード S/JCB CARD W

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航空会社へ預けるスーツケースに貴重品は「絶対入れてはいけない」

意外と知られていないらしいことに驚いてしまうのですが、航空会社に預けるスーツケースには、貴重品は入れるべきではありません。航空会社のチェックインカウンターで、鍵をかけて預けたとしても中身が無事である保証はどこにもないのです。

例えば、重いからとパソコンやカメラなどを入れて預けたことがあって、これまで無事だったという方も、次回以降は必ず手荷物として持ち運ぶようにしましょう。これまで無くならなかったこと、壊れずに済んだことは、たまたまラッキーだっただけです。前回は大丈夫だったからと続けていると、いつか必ず被害に遭う日が訪れます。

スーツケースにかけた鍵も、盗られる時は簡単に壊されてしまいます。最近はほとんどのスーツケースについている「TSAロック」も、アメリカの空港のセキュリティ係員が、セキュリティチェックを行う際に鍵を開けられるようにする目的で設計された鍵です。スーツケースの鍵は全般的に「その気にさえなれば、誰でも簡単に開けられる鍵」であることをどうぞ忘れないでください。盗られたら困るものは一切入れないことが、被害に遭わないためにできる唯一の対策です。


客室のセキュリティボックス、信用できますか?

一部、セキュリティボックスを信用できない(客室係が盗む恐れがある)国以外では、外に出かける間、貴重品は、ホテル客室のセキュリティボックスに保管しておくのが一般的です。しかしセキュリティボックスの安全性も、どこまで信用するかの問題は常にあります。

ギリシャ旅行中にアテネの中級クラスのホテルに泊まった時、セキュリティボックスの暗証番号が効かなくなって開かなくなったことがありました。ホテルのスタッフを呼んだところ、彼はセキュリティボックスの裏から出ていたコードを電源コンセントから抜きました。そしたら・・・開いたんです、あっさりと。この経験をしてから私は、ホテルのセキュリティボックスを信用しなくなりました。

セキュリティボックスを使えないときはどうする?

客室のセキュリティボックスを信用できなくなってからしばらくは、持参したスーツケースを代わりに使っていました。貴重品はスーツケースに入れて、鍵をかけて、鍵だけ持って出かけるのです。自分で鍵を管理できる分、少しは安心だと思ったからですが、この方法はスーツケースごと盗まれる可能性もあったわけなんですよね・・・。

なお、1か所への滞在日数が短く移動が多い旅程では、朝にチェックアウトしてしまって客室のセキュリティボックスに貴重品を預けられないこともあります。このようなとき、出発まで時間があって、その間自分で貴重品を持ち歩くと危険だと思う場合は、ホテルのフロントデスクで預かってもらえることがあります。覚えておくとよいでしょう。

万一の対策をしておくとよいです。

なお、現在の私が海外旅行中の貴重品管理をどうしているかというと、まずは「ほとんど持たない」を徹底しています。あとは、常に「盗られてなくなるかもしれない」ことを認識して割り切っています。

盗られてなくなることよりも、万一そうなったときに素早く助けてもらえるように、クレジットカードと海外旅行保険の事故受付窓口へすぐ連絡できる手段確保のほうを重要視しています。

持ち歩く財布について。中身が空のダミーも用意しよう

私の同行者が悪い人に狙われて、私の目の前でスリに遭ってしまったことがあります。このとき幸いだったのは、盗られて本当に困るほどの貴重品は身に着けていなかったことでした。やはり貴重品はなるべく「持たない」ことが最も効果的な対策なのです。

また、ほかに学んだこととしては「分散させて持つと、被害に遭いづらい」ことです。このときは、財布とは別のポケットに入れていたパスポートは無事でした。また、財布も2つ持っていてそのうちの1つだけが盗られました。

スリは、財布の中身が入っているかどうかまでは確認せず、ひとつ盗めば満足してその場を離れるものです。もし盗られたとしても中身が空のほうの財布だったら、実被害はないことになりますよね。


まとめ

海外旅行の貴重品管理を安全に行うためには、「多くは持たない」ことがまずは重要です。多く持てば持つほど管理もたいへんで心配事が増えます。

お金に関しては、クレジットカードがあればかなりの部分を解決できることになりますので、海外旅行にはクレジットカード、必ず持っていきましょう。