【実録版】クレジットカードで海外旅行保険がつくのは分かったけど、実際怪我したらどう使うの?

海外旅行保険は、ほとんどが「加入していれば安心」との情報だけにとどまり、実際に補償を利用するほどのトラブルに巻き込まれるまで、本当の有効性を知る術はありません。せっかく手厚い補償内容がついていても、「正しい使い方」をしないと活用できないことも実はあります。

今回は、海外旅行保険の中でも、現地の医療機関を利用することになる病気や怪我の治療の際に、海外旅行保険を「正しく利用できる」ための手順について、経験談をまじえて解説したいと思います。

クレジットカードの海外旅行保険には「使い方」のコツがある

私のこれまでの70回以上の海外旅行では、海外旅行保険はカード付帯保険に頼り、携行品補償を受けための申請のコツは知っているつもりでした。しかし医療機関を受診したことはなく、こちらについては何も知識がありませんでした。そして昨年の旅行中に初めて「正しい使い方を知らなければ、高い補償がついていても助けてもらえない」ことを実感する体験をしました。

医療機関で治療を受けるための手順は、日本と同じではない

日本とは何もかもが異なる外国では、日本式のやり方は通用しません。しかし万一の時にはそんなことはすっかり忘れてしまい、つい日本の常識の範囲内で行動してしまうものです。

私の経験とは、私と同じツアーで旅行した方が怪我をしたときの話なのですが、とっさに日本式に対応してしまったせいで、補償を受けられないばかりか治療を受けることもままならないまま、トラブルが連鎖式に発生しました。


怪我人が出た→大変だ!→「急いで救急車を呼んだ」が大NGだった

日本では正しい対応である「救急車で病院へ行く」これは、海外旅行保険に加入して海外旅行をしている間は、安易にやってはいけないことだったのです。そんなこと普通知らないし、その結果を経験してみなければ間違いであったことにも気づけないわけですが・・・。

救急車は来てくれてけが人は中に運ばれたものの、「保険を持っていないなら、どこの病院にも運べない」と言われ、保険加入証を提示しなければなりませんでした。カード付帯保険にはそんなもの、ありません。

このときは、別の同行者があれこれ交渉を試みたおかげで病院に運ばれたものの、そこは小汚い公立病院でした。次々と重傷者が運ばれてくるため、転倒した程度の怪我だった知人の診察は後回し。貧しい身なりの不安そうな現地の人たちに囲まれて、怖いし心細いし・・・。なぜこんな場末の病院に運ばれてしまったのかも、理由がしばらく分かりませんでした。

支払い能力がない者は、よい病院には行けない

ここで初めて、日本の保険会社に事故報告を行いました。怪我をした知人が加入していたのは、700万円の補償がつき、治療費用のキャッシュレス対応もできる手厚い保険。しかし保険会社の回答は、「いったんどこかの病院に運ばれてしまったあとでは別のよい病院への転院などできない。さらに今いる病院はこの保険会社と提携していないから、キャッシュレス対応も利用できない。」というものでした。

手厚い保険に加入していたにもかかわらず、救急隊員にはその証明ができませんでした。海外旅行中の現地では、誰もが「単なる身元不詳の外国人」です。そんな状態で、さらに治療費の支払い能力ができなかったから結果、貧しい人向けの病院に運ばれてしまったのでしょう。


「怪我人が出た→大変だ!→『日本の保険会社へ電話をする』」が正しい対応

突然の不慮の大事故に巻き込まれて意識を失ってしまうなど、ごく一部例外はあるかもしれませんが、海外旅行中に現地の医療機関に行く事態になったときの正しい対応は、「現地の救急車を呼ぶのではなく、日本の旅行保険会社に電話する」です。

クレジットカード付帯保険の、海外旅行保険の引受先の保険会社の事故受付窓口の電話番号は、外出中にも必ず持ち歩くことをお勧めします。

保険会社の仲介があって初めて、適切な医療機関で治療を受けられる

海外旅行中の日本人が現地で、設備の整った医療機関で適切な治療をスムーズに受けるためには、旅行保険会社の仲介が必要です。保険会社から現地の提携医療機関を紹介してもらい、その医療機関への受け入れや支払いの証明をしてもらう必要があるのです。

提携していない病院へ行っても余計なトラブルが発生するだけ、とも言えます。

このときの連鎖式のトラブルとは

先に書いた「トラブルが連鎖式に発生」とはどんなものだったか、参考までにまとめて書いてみましょう。

救急車で場末のような雰囲気の医療機関に到着 → 軽傷扱いされて、本人は痛いまま、ただ何時間も待たされる → 貧しい身なりの重病者に囲まれて、ずっと不安な思いをする → 保険会社に、提携病院ではないからと対応を断られる。転院もできない → せめて、現地通訳を呼んでもらおうと手配を要求した → 通訳の手配にも長い時間がかかる → やっと来てもらったけれど、通訳に慣れていないたいして役に立たない人だった → 治療費は全額自己負担するよう求められる → 手持ちの現金では足りない → 別の同行者がクレジットカードのATMキャッシングしてなんとか立て替え

それからもう1点。このような状況のときには旅行会社のサポートも受けられそうなものですが、窓口の営業時間外に事が発生すると、サポートは一切受けられないものでした。

なお、治療費は後日、立て替えした払いしたときのレシートを帰国後に保険会社に提出したことで、補償されたそうです。幸い軽い怪我でしたので入院も必要なく、日本円換算数万円で済みましたが、もし怪我がもっとひどかったら一体どうなっていたことかと思います。


海外旅行中、クレジットカード付帯の海外旅行保険を確実に利用するために

海外旅行中に現地の医療機関をスムーズに利用するためには、まずはクレジットカード付帯の海外旅行保険を確実に利用できるよう、出発前によく調べておきましょう。

確認項目は、「自動付帯」か「利用付帯」か。そして補償を受けられる範囲です。

確認するべきこと1:「自動付帯」か「利用付帯」か

クレジットカードに付帯している海外旅行保険は、カードを持っているだけでいつ海外旅行をしても何かあったときには保険を利用できる「自動付帯」と、旅行費用の何らかの支払いにカードを利用しなければ海外旅行中の保険も利用できない「利用付帯」があります。ご自分のカード付帯保険はどちらなのか、しっかりと確認しておきましょう。

「利用付帯」の適用条件は、クレジットカードによって異なります。カードによっては、日本国内の空港までの電車賃程度の少額でも、利用付帯の条件を満たせることがあります。海外旅行保険はいつふいにお世話になるか分かりませんので、利用付帯のカードも念のため、すべて海外旅行保険が有効になるようにしておきましょう。

確認するべきこと2:必要なところに十分な補償がついているか

今回のケースでは、幸い怪我は軽く治療費用は数万円で済んだため、旅行保険の補償内容は問題になりませんでしたが、病気や怪我の治療の補償は高めのほうがよいと言われています。一般的に、病気や怪我の補償は500~700万円とはしておきたいところです。

海外旅行保険は、カード付帯保険かどうかにかかわらず死亡保障以外の項目は、複数の保険会社の補償を合算できます。補償が足りなければ、クレジットカードを複数枚作ることで補強することができます。


まとめ

海外旅行保険を使って海外の医療機関を受診するときには、ホテルのフロントに相談したり、自分で病院を探したりしがちですが、そうではなく、速やかに保険会社に電話をして指示を仰ぎましょう。これが最も重要です。
今回のお話が、いつか誰かのお役に立てば幸いです。

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