海外旅行でもネット環境を確保して、スマホやタブレットをいつでも使えればとても便利です。
ホテルやカフェのフリーWiFiだけでなく、いつでもスマホでネットを快適に使えるようにするには、現地のSIMを使うのが最適の方法です。
フィンランドでも外国人観光客向けのパッケージされた格安SIMが販売されているので、とてもコスパがいいです。
この記事ではこれまで海外SIMを使ったことがない人でも分かるように、詳しくフィンランドでSIMを使う方法や、他のサービスとの料金比較などをお伝えします。
目次
フィンランドとSIMフリーの携帯電話
フィンランドといえば「NOKIA」の携帯電話が、世界的に有名です。日本では馴染みがないですが、iPhoneが登場するまで世界で爆発的に人気のあったブランドです。1990年終わりから2000初頭に海外で駐在していた人には馴染みがあり、SIMフリーのNOKIAの携帯電話を持ち歩いている人も多かったのではないでしょうか。
まさしく「2G」時代の王者でしたが、スマホの登場以来その地位を奪われ、最後にはマイクロソフトに通信事業を売却することになりました。
この頃使っていたSIMは、今のmicroやnanoの2倍以上ある標準SIMです。
最近のツーリストSIMは、それぞれのサイズに切り取れるようになっていますが、「標準サイズはどこで使うのって…」感じるかしれませんが、まだまだ世界的には2G~3Gの携帯電話を使っている人もたくさんいます。
フィンランドでSIMを使うならSIMロック解除をしておく
SIMロック解除とは、日本の通信会社によってスマホに他のキャリアのSIMを使えなくするようにロック機能がついているのを解除することです。
ネットや店頭で簡単に手続きできますが、購入したてのスマホの場合約100日ほど経過しないとSIMロック解除できないことがあります。
SIMフリーのスマホを用意したら、あとは現地でSIMを購入するだけです。
フィンランドのおすすめ通信会社のSIM
フィンランドの大手通信会社は3社あります。
・Sonera/Telia
・DNA
・Elisa
この中でも、圧倒的に人気があるのが「DNA」です。プリペイドSIMの販売としては後発ですが、フィンランドの通信カバーエリア、速度では一番安定しています。
この三者は共にプリペイド式のSIMで、チャージして使うことができます。
もしも滞在先で電波の入りが悪ければ、近くのコンビニ(R-kioski)などで手軽に購入して交換することができます。
基本的に6~8ユーロ(約780円~1050円)の購入代金分がすでにチャージされているので、実質SIMは0円で手に入ります。
どこの通信会社のSIMを選んでいいか分からない場合は、「DNA」のSIMを購入することをおすすめします。テザリングも可能なので、ノートパソコンもネットに快適でアクセスできます。
フィンランドで一番人気のSIM「DNA」の料金プラン
フィンランドで一番人気の通信会社「DNA」のSIMには、短期の旅行者にも分かりやすい料金プランのSIMが用意されています。
・DNA Rajaton Prepaid
Rajatonとは「無制限」という意味があり、0.89ユーロ/日で、フィンランド国内での通話、メッセージ、4G/LTEインターネットが無制限で使えます。
短期旅行には、最適の料金プランです。
料金:4.90ユーロ(約600円)
データ通信:4G
データ容量:無制限
その他:国内通話とSMSが無制限で無料
・DNA Super Prepaid
フレキシブルに使う分だけチャージしていくタイプで、旅行者向きではありません。
・DNA Dataprepaid
30日間の無制限のデータ通信用のパッケージです。
インターネットにたくさんアクセスするユーザーに向いています。
すべてのSIMカードは、標準サイズ、micro、nanoに適していて、チャージしていくことで、継続して使うことができます。
料金は一日単位になっているので、旅行者にも分かりやすい料金プランです。
例えばDNA Rajaton Prepaidの料金プランでは、0.89ユーロ/日なので一日の費用は約107円、必要な日数分をチャージしておけば、フィンランドの旅行中は無制限でネットにアクセスできます。
フィンランドのSIM・ポケットWiFiの料金比較
フィンランドはフリーWiFi環境が整っていて、空港からホテル、カフェまでとても快適に使うことができます。
ですが移動中でも快適にネットにアクセスするには、ツーリストSIMやポケットWiFiが必要になってきます。
フィンランドに3泊4日滞在する場合の例
(料金はあくまで目安です、プロモーションなどにより料金やサービスは変動します。)
・ツーリストSIM 3G ,4G, LTE: 約600円前後(無制限/5日)
・海外SIM 3G ,4G, LTE: 約2,100円~(12GB/30日 )
・ポケットWiFi 3G: 5,120円(1,280円/日~+受渡手数料500円)(約500MB/日)
・ポケットWiFi 4G/LET: 6,320円(1,580円/日~+受渡手数料500円)(約500MB/日)
・フリーWifi:無料
フィンランドのツーリストSIMのメリット・デメリット
フィンランドのSIMは、コンビニ(R-kioski)やスーパーでも気軽に購入できて滞在者にとってはとても便利です。
メリット
・プリペイド式なので追加料金の心配がない
・通信速度が速く4G回線でストレスフリー
・空港、町中で簡単に購入可能
・ツーリスト向けのプロモーションがある
・滞在日数に合わせてチャージできる
デメリット
・日本のキャリアの電話番号が使えない
・SIMカードを取り替える手間がある
・不具合がある機種がある
ツーリストSIMを一度も購入したことがない人や、英語がしゃべれない人は、空港でツーリストSIMを上手く購入できるか不安になると思います。
ですが安心してください、空港でのSIM売り場のブースは、外国人向けなので分かりやすく料金案内されていて、SIMの取替から設定まで行ってくれます。
言葉ができなくても料金メニューを指差して買うこともできるので、誰にでも簡単に購入することができます。
ポケットWiFiがお得な場合もある
フィンランドでツーリストSIMを購入するのもいいですが、一番安心に使えるのがポケットWiFiを使うことです。
特にカップルやグループで旅行の際にポケットWiFiを一台レンタルするだけで、共有することができてコスパがよくなります。
現地SIMは使うことは慣れれば簡単ですが、初めての場合は時間がかかって大切な旅行の時間を台無しになることもあります。
ポケットWiFiのメリット
・ シェアして使える
WiFiルーターは家族や友達とシェアして使えるので、グループで行動する場合はお得に使えることができます。
一人一人が海外SIMの面倒な設定する手間もありません。
・設定不要
WiFiルーターはパスワードを入力するだけなので、面倒な設定不要です。
ポケットWiFiのレンタルで旅行好きに人気なのがイモトのWi-Fiです。 イモトのWi-Fiの特徴は です。 であれば、一緒にいる人全員使えて1000円/日程度しかかかりません。 値段が何よりやすい上に超大手がやっていて受け取りから返却までサポートがしっかりしています。 デメリットといえば予約が多く、直前の予約だと在庫切れになることです。 早めに予約すれば格安でWiFi環境を手にいれられるので早めの準備をおすすめします。イモトのWi-Fi
まとめ
この記事では、フィンランドで快適にネットの使い方をご紹介しました。
現地のSIMや海外SIMは今まで使ったことがない人には難しく感じますが、一度やり方を理解するとどこの国でも応用できて、格安でネット環境を確保することができます。
空港などのSIM売り場では、外国人向けの分かりやすい料金プランのツーリングSIMが販売されているので、誰にでも簡単に購入することができます。
またポケットWiFiも、家族やグループで使えばコスパがよくておすすめです。自分に最適な方法でフィンランドでもネットに繋がって、快適な旅を楽しみましょう。