海外旅行をお考えの方、海外旅行は決まったけれど、どんな点を注意すればいいかわからないのではないでしょうか。
そんな海外旅行の不安を少しでも解消してもらおうと、海外旅行の注意点などを中心に紹介していきたいと思います。
海外旅行初心者の方はもちろん、海外旅行に慣れていらっしゃる方も、復習のつもりでご覧ください。
<海外旅行の注意点:準備編>
海外旅行の注意点①:個人旅行かツアーにするかは吟味する
海外旅行に行く方法は2種類あります。
ひとつが自分でホテルや航空券を手配して自由に旅行を楽しむ個人旅行。
もうひとつが旅行会社が募集しているツアーに参加するもの。
海外旅行に慣れていない人はどの方法で旅行に行くか十分に検討しましょう。
個人旅行のメリットとしては「自分の好きなように計画を立てられる」「ホテルや旅行券など直接予約した場合に特典を受けることができる」などありますが、デメリットもあります。
それは、「ホテルなどの手配を自分でする」「現地でトラブルが起きたときに自分で対応しないといけない」などがあります。
もちろん、このデメリットが個人旅行の面白い点でもありますが、仮に英語が喋れないとすると、困ったことになります。
反対にツアーのメリットは「面倒な手続きはすべて旅行会社に任せられる」「トラブルがあっても様々な保証があるので安心できる」などあり、デメリットには「自由時間が少ない」「旅行中のスケジュール変更ができない」などがあります。
ちなみに海外旅行に慣れた友人などに意見を求めるのは辞めておきましょう。
なぜなら、だいたい慣れている人は個人旅行のほうが楽しいからというからです。
また、最近ではツアーと個人旅行のいいとこどりをしたダイナミックパッケージというものもありますので、そういったものを含めて検討してみましょう。
海外旅行の注意点②:海外旅行保険には必ず加入する
これは行き先が決まってからのことですが、海外旅行保険には入っておいたほうがいいでしょう。
海外旅行保険というのは、海外で病気やケガまたは盗難などの被害に遭った際にお金を保証をしてくれる保険のことです。
というのも海外では日本の保険が使えないため、仮に入院しなければならなくなったりすると場合によっては100万円以上のお金がかかる場合もあるからです。
海外旅行保険には以下のものがあります。
- クレジットカードに付帯されている海外旅行保険
- 保険会社に申し込む海外旅行保険
クレジットカードは契約の時に海外旅行保険に自動で加入しているものがあります。
しかし、カードに付帯している保険だけでは、金額的に足りないと思う方は、保険会社で海外旅行保険を申し込むのがいいでしょう。
海外旅行の注意点③:旅行内容にあったカバンを選ぶ
基本的には、必要書類や貴重品などを入れた小さいボストンバッグと衣類などをまとめた大型カバンの2個が必要になります。
まずは、機内に持ち込む手荷物ですが、10㎏以下で一人一個までと制限がかかるので使い慣れているものやひったくり被害にあいにくいものを選ぶと良いでしょう。
現地でも使うので、肩から下げられるものや、取り出しに便利な腰につけられるようなものをお勧めします。
次にスーツケースです。
スーツケースは丈夫で、しっかりカギのかかるものがいいです。
ただ、アメリカに行く場合は注意です。
アメリカでは9.11以降あらゆるところでセキュリティレベルが上がっていて、飛行機の預け荷物も全部ふたを開けてチェックされるようになっています。
そのため、通常スーツケースにはカギをかけていません。
ただ、ひとつだけTSAロックという特殊なカギがついたスーツケースが例外です。
このカギがついた特殊ケースであれば保安検査員が特殊なカギを使って開けることができるので、唯一アメリカに持ち込むスーツケースでカギをかけることを許されているのです。
基本的にスーツケースは投げられるので、貴重品は絶対にいれないようにしたほうがいいです。
<海外旅行の注意点:フライト直前編>
海外旅行の注意点④:両替手数料の安いところで両替する
海外旅行でクレジットカードを持っていくのは基本ですが、もちろんそれなりに現金も必要です。
日本、または現地の両替所でお金を両替する必要がありますが、この時にどこで両替するか、とても重要です。
例えば、アメリカドルやユーロなどの場合、日本で両替すると手数料3%ほどですが現地で両替すると手数料を10%も取られてしまいます。
なぜ、そうなるのかはお金の力関係によるものなのですが、両替について知識を持って海外旅行に行くことが大事です。
海外旅行の注意点⑤:スマホ通信量が高額請求にならないように設定する
ご存知の方も多いですが、海外では日本と電圧やプラグの形が違うため、日本の電化製品を持って行っても一部の国を除き使用することができません。
そのため、海外旅行に行く際には変圧器や変換プラグなどを持っていく必要があります。
3ツ星ホテルなどにはまずないと思いますので、念のため準備していきましょう。
スマホの設定に関しても理解しておくようにしましょう。
海外では日本で契約している回線は使えないので、日本のままの設定で海外に持って行ってしまうと膨大な額の使用料金を請求されてしまいます。
海外にスマホを持っていく場合には、そうした事にならないように事前に設定しておきましょう!
<海外旅行の注意点:旅行先編>
海外旅行の注意点⑥:お金の管理を徹底する
海外の諸国に比べると、日本は非常に治安が良く安全な国です。
そのため、どうしても身の安全に対する意識が低いです。
海外では日本人を狙った盗難や詐欺などが非常に多いです。
女性は露出の多い服や派手なものは避けるべきです。
宝石がついているピアスを引きちぎられて耳にケガを負ったという話も聞いたことがあります。
そういう盗難なども多いので、お金は分散して持ちましょう。
手荷物以外のスーツケースなどに忍ばせるのも手です。
そのため、クレジットカードを持っていくとよいでしょう。
海外旅行では現金を極極力持ち歩かないように越したことはないです。
驚くべきことに、海外では部屋においていた荷物やお金が盗まれることは珍しくないのです。
犯人はおそらくホテルの従業員や清掃員です。
すべてのホテルでそうかというと違いますが、ホテル内でも自分の荷物はすべてスーツケースに入れ、カギをして、スーツケースとベッドなどをワイヤーロックでくくりつけておくことが必要です。
海外旅行の注意点⑦:怪我をしたときの対応を調べておく
体調が悪くなった時、ホテルに連絡を入れるか、ツアーなら旅行会社に電話をかけましょう。
また、クレジットカードの付帯で海外のデスクサービスなどがあればそちらに電話をかけてください。
ちなみに、海外で救急車を呼ぶのはお金がかかるのでしかも高額です。
保険に入っている人は、「診断書」「領収書」を必ず受け取ってください。
また、現地に保険会社の提携している病院であれば無料で診察を受けられます。
帰国後に請求することもできます。
その場合は、帰国してから30日以内に手続きしなければなりません。
ちなみに、歯の治療と持病、妊娠に関することは保険対象外となりますので、補償する保険会社も一部あるようですが、ほとんどの保険会社は補償してないので注意してください。
海外旅行の注意点⑧:パスポートの管理を徹底する
まずはすぐに警察に盗難届を出し、そのあと、日本大使館へ行きます。
紛失・盗難にしても、とりあえず最寄りの警察署へ行きましょう。
警察署によっては「ここでは取り扱ってない」と言われ、大きな警察や観光警察などを紹介されるケースもあります。
日本語は通じないので、言葉がわからなければ身振り手振りで説明するしかありませんが、パスポートを紛失(盗難)などしたことを伝え、警察署で盗難(紛失)証明書をもらうようにしましょう。
日本大使館へ行くと、手続きはかなり面倒ですし、出来上がるのに最低1~2週間かかりますが、パスポートの再発行ができます。
しかし、すぐに帰らなければならない人は「帰国するための渡航書」というものを発行してもらうことができます。
こちらも手続きは面倒です。
渡航書をもらうにも戸籍謄本か戸籍抄本が必要となってきますが国内であれば役所に行けば発行可能ですが、海外ではそうは行きません。
大使館でも戸籍謄本の発行はしていないので、家族などに日本から送ってもらうしか方法がありません。
以前は運転免許証でも良かったのですが、いまの免許証は本籍地の記載がないためNGです。
このため、万一海外でパスポートを失くした場合に備えて、戸籍謄本は一枚持って行ったほうがいいでしょう。
さらに、どちらにも手数料がかかります。
再発行は5年用なら11000円、10年用なら16000円かかりますし、渡航書は3000円かかります。
盗難に際して注意することもあります。
パスポートはコピーを取っておいてコピーだけでも持ち歩くようにしましょう。
パスポートだけはセキュリティポーチなどに入れて、服の内側に首から下げていくことが大切です。
ちなみにホテルによってはパスポートを預けろというホテルもありますが「不安だから」ということを伝えると預けなくていい場合が多々あります。
一度、預けろと言われても断ってみましょう。
海外旅行の注意点⑨:タクシー利用には気をつける
現地で観光地に行く場合なども移動手段を考える必要があります。
- ホテルの送迎バス:観光地のホテルだと宿泊客の送迎サービスを行っている場合があります。
予約時に送迎バスがあるか確認しましょう。
自分たちが搭乗する便名を行っておくと、ホテルの人が迎えに来てくれることが多いです。
- 地下鉄/電車:渋滞もなくリーズナブルでスムーズに目的地に着くことができます。
利用方法も、どの国もだいたい同じなので、初めてきた国でも利用しやすいです。
スリなども多いですから、居眠りなどには気を付けて!
- 公共バス:海外のバスは乗りこなすのが、中々難しいです。
また、支払い方法もバスによって違ったり、アナウンスがない場合もあります。
- タクシー:初めての方はタクシーがとても便利ですが、乗り場以外で声をかけてくる白タクには乗らないように気を付けましょう。
行先はメモしてしっかり伝えましょう。
海外旅行の注意点まとめ
日本のように治安がいい国も少ないので、トラブルも多くなる可能性が高いです。
海外保険にきちんとはいったり、貴重品を分散して持ったりして、自分の身は自分で守り、楽しい海外旅行になるようにしましょう。