海外へ行くと、思わぬトラブルに見舞われることがあるかもしれません。そのため、保険に入って備えておこうと考える人も多いでしょう。そして、できれば少しでもお得に海外旅行保険に加入したいと思いますよね。
そこで、お得に加入できるクレジットカード付帯の海外旅行保険についてご紹介します。
目次
海外旅行保険とクレジットカードってどう関係があるの?
クレジットカード付帯保険とは
クレジットカード付帯保険とは、加入すると無料で様々な保険がついてくる制度です。保険料を払わずに加入できるため、お得に感じるのではないでしょうか。
様々な保険の中で、日本国内のクレジットカードのほとんどに付帯している保険といえば、盗難と紛失に対する保険です。この保険は、クレジットカードが盗まれたり、紛失してしまったりしたときに効力を発揮します。
盗難や紛失に遭い、第三者によって不正に使われてしまったとしても、この保険が付帯していればで安心して利用することができるでしょう。盗難保険と紛失保険で補償されるのは、被害に遭った分と同額です。ただし、適用期間は不正利用があってから60日間のため、利用明細をできるだけ早く確認する必要があります。
そのほかにも様々な種類の保険がありますが、どの保険がついているかはカードの種類やカード会社によって異なります。
海外旅行保険もクレジットカード付帯保険の中の一つ
クレジットカードについている海外旅行保険も、無料付帯保険の一つです。補償範囲は、旅行先での病気や怪我、携行品の破損、盗難、紛失、賠償責任などが含まれます。また、死亡保険や高度障害の補償がついているかも確認してみましょう。
補償は、盗難保険、紛失保険、海外旅行保険以外にもカード会社により様々なものが付帯されています。例えば、国内旅行保険、航空便遅延保険、ロストバッゲージ保険、ショッピング保険、オンライン不正取引保険など引き受け保険会社によって様々です。
また、どの付帯保険をつけるかについては、ユーザー側で選ぶことができません。加えて、カード会社やステータスにより補償上限や補償の内容が違うこともありますので、自分のカードのサービス範囲はどれなのかを確認してから利用するようにしましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は二通り
クレジットカードに付帯している海外旅行保険と一口にいっても、二通りのものがあることをご存知でしょうか。それは付帯条件が異なる「自動付帯」と「利用付帯」の2つです。
自動付帯とは、発行された時点で自動的に付帯され適用される保険です。
ただし、自動付帯カードにも注意点があります。それは、一部が利用付帯になっている点です。補償の半額が自動付帯で残りが利用付帯など、カードによって異なりますので、確認をしておきましょう。
一方、利用付帯は、条件付きで補償がされるものです。
サービスの利用にあたっては、適用制限が設けられています。出国前、または出国後に旅行に関する費用を該当のクレジットカードで支払った場合に限り適用されます。出国前か出国後なのかは、それぞれで条件が異なります。
利用付帯カードに関しては、どれが適用範囲になるのか条件を確かめておくことが必要です。交通費なのか、宿泊費なのか、それ以外でもよいのかなど所持カードの特徴を知っておくことが大切でしょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を上手に使うには
海外旅行には複数枚を持って行こう
まず、お持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付帯されているかを確認しましょう。
何枚も持っていても保険がついていなければ意味がありません。次に、自動付帯か利用付帯のどちらのタイプなのかの確認も必要です。
海外旅行に複数のカードを持っていくことは、海外旅行保険のためだけではありません。盗難や紛失、あるいは国際ブランドにより使える店を選ばなくてすむというメリットがあります。その上、補償の上限を上げることができるのも嬉しい点でしょう。
カード会社によって、適用範囲が違うこともあります。また、利用付帯の方で旅行代を払って、補償の上乗せに自動付帯のものを持っておくこともできるのです。
ほかにも、気づかないうちに年会費が未払いになっていたり、有効期限が過ぎていたりしたときに、複数枚あると慌てずにすむのではないでしょうか。
いざというときはキャッシュレス診療利用可のカードを使おう
海外旅行で困ることの一つに、体調を崩してしまうことが挙げられるでしょう。ただでさえ言葉が通じにくいのに、体調などのデリケートなことを伝えるのは、さらに難しいものです。その上、日本国内とは違い保険診療が適用されないのですから、体調だけでなくお金の心配まで出てきてしまいます。
そこで利用したいのが、キャッシュレス診療に対応したクレジットカードです。ただし、気を付けなければならない点があります。
・病院を利用したいときは、カード会社へ連絡を入れて医療機関を紹介してもらう
・キャッシュレス診療を利用できるのは、カードの保険会社と提携している病院のみである
・突然、キャッシュレス対応が取りやめになることもあるので、旅行前にカード会社へ確認を入れる
・土日祝の場合は、提携病院が休診だったり、手続きに時間が掛かったりすることがあり、キャッシュレス診療を受けられず現金払いになることもある
・補償上限を超えると現金払いになる
・家族カードはキャッシュレス診療に未対応の場合もある
年会費無料のクレジットカードで海外旅行保険が付帯されるもの
エポスカード、エポスゴールドカード
<特徴>
海外現地サポートデスクが24時間日本語で相談を受け付けています。また、ゴールドカードなら、空港ラウンジ使用は無料です。ほかにも、ネットショッピングのためのネット決済専用番号が発行される制度もあります。
自動付帯 | 一時的増額 サービス | 盗難紛失保険 あり | キャッシュレス医療あり |
補償項目 | エポスカード | エポスゴールド カード |
障害死亡・後遺障害(最高額) | 500万円 | 1,000万円 |
傷害治療費用(事故ごとの限度額) | 200万円 | 300万円 |
疾病治療費用(疾病ごとの限度額) | 270万円 | 300万円 |
賠償責任(事故ごと限度額)免責なし | 2,000万円 | 2,000万円 |
救援者費用(年間限度額) | 100万円 | 100万円 |
携行品損害(年間限度額) 免責金額3,000円 | 20万円 | 20万円 |
REXCARD
<特徴>
なんといっても、還元率が1.25%と国内でも高水準なのが大きな特徴です。ネットショッピングなら、1.75%以上になる買い方もあります。
自動付帯 | ネット あんしん サービス | 一時増額 サービス | 盗難紛失 保険あり | 国内旅行にも対応 |
補償項目 | 保険金 |
障害死亡(最高額) | 2,000万円 |
後遺障害 | 80~2,000万円 |
傷害利用費用(最高額) | 200万円 |
疾病治療費用(最高額) | 200万円 |
賠償責任(最高額) | 2,000万円 |
救援者費用(最高額) | 200万円 |
携行品損害(年間限度額) 免責金額3,000円 | 20万円 |
楽天カード、楽天プレミアムカード
<特徴>
CMでお馴染みの「楽天カード」は還元率1%です。ハワイ旅行なら多くの特典がつきます。例えば、カード会員専用のラウンジの無料利用や会員優待の特典クーポンをもらえるなどです。
利用付帯 | 出国前決済 | 盗難紛失 保険あり | キャッシュ レス医療あり |
補償項目 | 楽天カード | 楽天プレミアム カード |
障害死亡・後遺障害(最高額) | 2,000万円 | 5,000万円 |
傷害治療費用(事故ごとの限度額) | 200万円 | 300万円 |
疾病治療費用(疾病ごとの限度額) | 200万円 | 300万円 |
賠償責任(事故ごと限度額)免責なし | 2,000万円 | 3,000万円 |
救援者費用(年間限度額) | 200万円 | 200万円 |
携行品損害(年間限度額) 免責金額3,000円 | 20万円 | 50万円 |
まとめ
海外旅行保険には、保険会社へ直接申し込む形の保険もあります。しかし、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを使用すれば、保険料を払わなくてもよいのでお得ですし、便利です。
ただし、カード会社によりサービスの内容が違うので、あらかじめ、お持ちのクレジットカードが海外旅行保険を付帯しているかどうか確認しておきましょう。
また、クレジットカードが1枚しかない場合、限度額が足りなくなることがあるかもしれません。そのため、国際ブランドや条件が違うカードを複数枚携帯しておくことをお勧めします。
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エポスカード
クレジットカードは海外旅行の必需品とはいっても、どのクレジットカードを作るとよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そんな方に胸を張っておすすめできるのが、百貨店マルイが発行しているエポスカードです。雑誌やトラベルブロガーに海外旅行用コスパ最強カードとして頻繁に取り上げられています。
海外旅行に行く際は、海外旅行保険に加入する必要があることは理解しているけど、実際海外旅行保険を使うことはなく、なんだか海外旅行のたびに海外旅行保険代5,000円程度を損した気持ちにもなりますよね。
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