日本からサクっと行ける台湾はグルメに観光と楽しみがたくさん。
「どこ行こう」「なに食べよう」と考えるだけでワクワクしますよね。
でもタバコを吸う喫煙者には心配なことが1つ。それは「台湾でタバコは吸えるのか」と不安があります。
台湾はタバコに関しては厳しい法律があるので、喫煙者には少し手厳しい場所かもしれません。
事前に台湾のタバコ事情を知っておくことで、心構えができます。
台湾のタバコ事情をくわしくお伝えします。
目次
台湾のタバコに関する法律を知っておこう
台湾ではタバコに関しての厳しい法律があります。この法律を守らなければ罰金を支払うはめに。
どこに行っても肩身の狭い喫煙者ですが、台湾の法律はしっかり頭に入れておきましょう。
台湾にはタバコ煙害防止法という法律がある
2009年に施工された法律「タバコ煙害防止法」これにより、台湾での喫煙は厳しい状況になりました。
違反すれば罰金の対象になります。
おもな禁止事項は次のとおりです。
- 屋内での喫煙(禁止されている場所に限る)
- 歩きたばこ
- 吸い殻のポイ捨て
- 妊婦の喫煙
- 18歳未満の喫煙
- 電子タバコの持ち込み
日本もタバコが吸えない場所が増え2020年4月からは飲食店も制限がかけられますが、台湾は一足早く喫煙できない状況を作っています。
実際にどのような場所で吸えないのかは、あとでくわしくお伝えしますね。
法律に違反すると外国人でも罰金の対象に
このタバコ煙害防止法ですが、台湾人に限ったことではなく私たち外国人にも適用されます。
上記の禁止事項を違反した場合は、罰金の支払い義務が発生してしまうんです。
実際の罰金は、2,000元~10,000元(約6,920~34,600円)と高額。
この罰金を払わないためにも、喫煙には細心の注意を払ってください。
※2019年7月現在:1台湾ドル=3.46円
また台北と台中では、面白いシステムを導入しています。それは、一般市民が法律を違反した人を通報し、ぶじ検挙できたら通報した人に報奨金を渡す制度。
もちろん、この報奨金をもらうまでにはあらゆる証拠や条件が整っていないといけませんが、一般市民にも通報される可能性があることは知っておきましょう。外国人にも容赦ありません。
一般市民には罰金の5%とほんの少ししか報奨金は受け取れませんが、軽い食事ぐらいはできる値段です。
「誰かが見ている」という心構えが必要ですね。
台湾では電子タバコの持ち込みはできない
日本では人気の電子タバコ。台湾では持ち込み自体禁止されています。
アイコスなどの電子タバコは、台湾では台湾入国禁止物品とされているため、機内持ち込みももちろんNG。
なかには、機内で「台湾では電子タバコの持ち込みは禁止されています」というアナウンスが流れる航空会社も。
そのくらい厳重な注意が必要なので、台湾へ行くときは持っていかないことをおすすめします。
見つかれば、もちろん罰金の対象になりますよ。
日本では電子タバコの方が決まりごとはゆるいですが、台湾では逆なんですね。
台湾でタバコを吸うときの注意点
台湾でタバコを吸うときは、つねに法律に意識して吸わないといけません。
具体的な注意点をみていきましょう。
歩きたばこは禁止されている
歩きたばこは台湾の法律で禁止されています。これは絶対にやめておきましょう。
ただし、面白いことに「歩かなければ」OKなんです。台湾では屋内での喫煙が原則禁止。となれば屋外で吸うしかありませんが、屋外でも立ち止まっていれば法律には違反になりません。
「止まってタバコを吸う」を覚えておきましょう。
もちろんポイ捨ても禁止!灰皿が少ないので携帯用灰皿は必須
日本と同様、台湾でも吸い殻のポイ捨ては禁止です。さらに屋外では喫煙できるけど、灰皿の設置が異様に少ないという事態。
そのため、携帯用灰皿は台湾へ行くには必須の持ち物です。
タバコを吸っても捨てるところがなければ意味がありません。喫煙者の方は忘れずに。
原則、屋内は禁煙と思っておく
台湾では「屋内は禁煙」と覚えておくといいでしょう。
おもにどのような場所が禁煙かというと
- 美術館・博物館など
- ホテル・レストラン・カラオケ・飲食店など
- 公共交通機関とそのホームや待合室など(空港も禁煙対象のエリア)
- 病院・学校・公園など
- 映画館・インターネットカフェ・コンサート会場など娯楽施設も
ざっと挙げただけでも、これだけの場所で禁煙となっています。
飲食店も対象なので、喫煙者の方でお酒も飲む場合は、かなり厳しい状況ですよね。
またほとんどの方が利用する桃園国際空港、こちらも室内は禁煙。屋外に喫煙エリアば設けられています。
帰国のときも、飛行機に乗るまで一服というのは諦めた方がいいでしょう。
ただし、トランジットを使う場合は喫煙室が設けられているので、安心してくださいね。
台湾でタバコを吸える場所は限られている
タバコが吸えるエリアは非常に少ない台湾ですが、まったく吸えないわけではありません。
喫煙者にとっておきの、タバコが吸える場所は以下の3つ。
吸える場所もしっかり確保しておきましょう。
屋内はダメだけど、屋外はOKという考え
台湾は屋内は禁煙ですが、先ほどの注意点のところでもお伝えしたように、屋外は基本的に喫煙可能となっています。
ただし、すべての屋外が喫煙できるとは限りません。
公園のような場所は禁煙に指定されています。
どこで判断するのかというと、そのエリアに「禁煙」という文字がないか確認しましょう。
屋外で禁煙の表示がなければ、その場所では吸ってもいい場所。
少し面倒ですが、法律違反にならないためにも確認は必要ですよ。
ホテルでもバルコニーが付いてたら吸えるホテルもある
台湾のホテルは、基本的に全館禁煙としているところがほとんど。
吸えてもホテルのロビー外とか、やはり屋外なんです。
でもホテルの1室でも吸えるところもあります。それはバルコニーが付いているホテル。
もちろん、バルコニーが付いているからといってすべてのホテルが喫煙可能なわけではありません。
台湾では、室内は禁煙だけどバルコニーでなら喫煙できるというホテルも多くあります。
根気よく探す必要がありますが、バルコニー付きをキーワードに探してみましょう。
AgodaやBooking.comなどの宿泊予約サイトに禁煙と書かれていなくても、実際には禁煙だったということもよくあります。
最終的には公式HPで喫煙の有無を確認した方がいいですね。
禁煙の飲食店でもテラスがあればOKな場所も
レストランや飲食店でも禁煙の台湾。喫煙者の方は、お酒片手にタバコを吸うこともできません。
ただしこれはあくまでも屋内に限った話です。
レストランやカフェなどの飲食店でもテラスを構えているお店もあります。つまり屋外ですね。
この場所では喫煙可能なお店もあるんです。
喫煙者の方は
- テラスのあるお店を探す
- テラスならタバコが吸えるか店員に確認する
- お店へ入店
という形をとりましょう。
テラスがあっても禁煙としているお店もあるので、確認は必須。
気持ちよく食事やお酒を楽しみたいなら、この方法しかありませんね。
まとめ
台湾がいかに喫煙者に厳しい国か、おわかりいただけたでしょうか?
どこに行っても肩身の狭い思いをせざるを得ない喫煙者の方は、台湾でも同じ気持ちになりますね。
街中歩いてても、禁煙の意識の高さに驚くでしょう。
とにかく吸えない時間が必然と多くなるので、この機会に禁煙にチャレンジしてみては⁈