海外旅行へ行くときには、海外保険への加入が欠かせません。
銀行口座から即時引き落としされて安心のデビットカードでは、クレジットカードのような海外保険は付帯しているのでしょうか?
今回は、海外保険付帯のクレジットカードを具体的に紹介します。気をつけておきたい注意点もあったので、そちらも解説するのでぜひ目を通しておいて下さい。
目次
デビットカードとは?
クレジットカードのようにショッピングの支払いなどに使えるカードです。
クレジットカードとの違いは、「使ったお金がどのように銀行口座から引き落とされるか?」という点にあります。
・クレジットカード→後日、銀行口座からまとめて引き落とし(後払い制)
・デビットカード→支払いをした直後に銀行口座から引き落とし
クレジットカードで支払うと、だいたい20〜60日後に銀行口座から引き落としが行われます。一方、デビットカードでは、買い物してカードで決済するたびに口座からお金が引き落とされるのです。
デビットカードは口座残高までしか使えないので現金感覚で使え、クレジットカードのように使いすぎる心配がありません。
海外でも使えるので、海外旅行に持っていきたいという方も多いでしょう。
海外保険付帯のデビットカード
海外旅行に行くときは、ケガや病気の治療費などのトラブルをカバーできる「海外保険」に加入しておくことが大切です。外務省も「予期できないトラブルに備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことをおすすめします。」と強く推奨しています。
クレジットカードには海外保険が付帯しているものが多くありますが、デビットカードには保険が付帯しているものはあまりありません。
有名なカードの中では2種類に付帯しているので、紹介します。
みずほJCBデビット
【みずほJCBデビット】基本情報 | |
銀行口座 | みずほ銀行 |
年会費 | 初年度無料 2年目〜:1,080円 (ただし、満23才以下もしくは年1回以上の利用で無料) |
【みずほJCBデビット】海外保険 | |
付帯条件 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 3,000万円 |
傷害・疾病による治療費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
傷害携行品の損害 (自己負担額1事故3,000円) | 20万円 年間100万円 |
救援者費用 | 100万円 |
利用付帯なので、旅行費用などを「みずほJCBデビット」で支払わないと保険が使えないので注意が必要です。
ANA マイレージクラブFinancial Pass Visaデビット
【ANA マイレージクラブFinancial Pass Visaデビット】基本情報 | |
銀行口座 | スルガ銀行ANA支店 |
年会費 | 無料 |
【ANA マイレージクラブFinancial Pass Visaデビット】海外保険 | |
付帯条件 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 1,000万円 |
傷害・疾病による治療費用 | 100万円 |
賠償責任 | 1,000万円限度 |
傷害携行品の損害 (自己負担額1事故3,000円) | 10万円 |
救援者費用 | 150万円限度 |
Visaデビット・ANAマイレージクラブ・スルガ銀行ANA支店のキャッシュカードが一体化したカードです。年会費無料&海外保険自動付帯なので、作っておけばいざというときに保険が使えて、持っておいて損はありません。
購入品の傷害を補償する「お買い物安心サービス」や、病気などで旅行がキャンセルになったときに5万円までの見舞金が支払われるサービスもついています。
デビットカードの注意点
後払いの不安がなく、安心して使えるデビットカード。
しかし海外旅行で使うときには、注意しておきたいことがいくつかあります。
J-Devidは海外で使用不可
デビットカードには、VISA/JCB/J-Devitの3種類のブランドがあります。
この中でJ-Devidは日本国内のみで使えるサービスなので注意が必要です。
海外で使うなら、VISAやJCBのデビットカードを持っていきましょう。
ホテルのデポジットに使えないことがある
海外のホテルでは、「デポジット(預かり金)」が必要なところも多いです。
一定の金額をフロントに預けるところもありますが、普通はチェックインのときにクレジットカードを提出します。
デビットカードはデポジットに使えないことが多いので注意が必要です。クレジットカードも合わせて持って行くなどの対策をしておきましょう。
口座残高以上に使えない
デビットカードは口座残高までしか使えません。使いすぎ防止というメリットでもありますが、時にそれがデメリットになることも。
海外では銀行口座に入金できないので、もし現地で残高が足りなくなってしまうと困ります。出国前にはかならず十分な残高を確保しておきましょう。
また、海外のATMでキャッシングすることで現地通貨を手にする方法を使う方もいるかと思います。デビットカードでもできますが、利用限度額が低いことがあるのでこちらも確認しておくと良いですね。
デビットカードのメリット!こんな人におすすめ
海外旅行にはクレジットカードを持って行くのが圧倒的におすすめなのですが、デビットカードのメリットもあります。
審査のハードルが低い
デビットカードの良さは、審査のハードルが低くて誰でも持ちやすいところです。
クレジットカードは年収やこれまでのクレヒスを見て審査が行われるので、人によっては作れないこともあります。しかし、デビットカードは銀行の口座を作れば審査なしで作ることが可能です。
また、18才未満や高校生は、クレジットカードは作ることができません。デビットカードは銀行によって規定に差はあるものの、だいだい15才以上くらいで持つことができます。
クレジットカードが作れない子供の海外留学や旅行などで、念のためにカードを持たせたい、というときにはデビットカードが役に立ちます。
お金の管理がしやすい
デビットカードは買い物などの支払いをしてすぐに口座からお金が引き落とされるので、現金と同じような感覚で使うことができます。
海外に現金をたくさん持って行くのは不安…というときにとても役に立ちますね。
口座残高以上に使うことができないので、お金の管理が不安な子供にも持たせやすいです。
海外ATMで現地通貨が引き出せる
デビットカードにもクレジットカードのようにキャッシング機能がついており、海外のATMでキャッシングすると両替なしで現地通貨を手にすることができます。
海外では基本的にカード決済がおすすめですが、チップや交通機関での支払などである程度の現金も持っておきたいもの。
海外に多額の現金を持って行くのは危険なので、必要となったらカードでキャッシングするのが最近ではスタンダードです。
「キャッシングの利息は大丈夫なの?」と思いますが、帰国後すぐに返済すれば、両替手数料を支払うよりも安く済むことがほとんどです。
海外保険は年会費無料のクレジットカードで上乗せ
デビットカード付帯の海外保険を使う場合、足りない分はクレジットカードで補償額を上乗せするのがおすすめです。
海外保険で特に重要なのが、ケガや病気の治療費用の補償。
国によっても異なりますが、傷害・疾病治療費用の必要額の目安は300〜1,000万円ほどと言われています。海外保険付帯のデビットカードでは補償が最大100万円くらいなので、カードを複数組み合わせて上乗せしておきましょう。
年会費が無料で保険が充実しているカードなら、お金をかけずにトラブルに対応することができます。おすすめは、補償が充実している、エポスカードやレックスカード。
「エポスカード」なら年会費無料で疾病270万円、傷害200万円が自動付帯となります。「レックスカード」も年会費が無料、疾病と傷害それぞれに200万円の補償が自動付帯です。
まとめ
海外旅行保険に便利なデビットカード。出費の管理がしやすく、18才未満でも作る事ができるので、特に子供の海外旅行に持たせるのにはおすすめです。海外保険が付帯しているものもありますが、選べる種類も補償額も少なめです。海外でデビットカードを使うという方も、足りない機能は年会費無料のクレジットカードでカバーするのがおすすめです。
JCB カード S/JCB CARD W
JCB カード SやJCB CARD Wも海外旅行傷害保険が付帯した年会費無料カードで、空港に向かうための鉄道代金やタクシー代、バス代、航空券代、ツアー代金などでカードを利用するだけで最高2,000万円の手厚い海外旅行傷害保険が無料で付きます。
また、JCB カード Sなら年会費永年無料カードなのにAmazonやセブン-イレブンでは常時1.5%還元となっており、さらに、39歳以下の人限定で発行できるJCB CARD Wなら基本の還元率1%で、Amazonやセブン-イレブンでは常時2%還元なので普段使いも意識される方はJCB カード S/JCB CARD Wがとてもおすすめです。
最短5分で発行することができるので海外旅行出発まで時間のない方にもおすすめです。
- 年会費永年無料
- 海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)
- 最短5分で発行可能 ※9:00AM~8:00PMでお申し込みの場合
- Amazon/セブン-イレブンで常時1.5〜2%還元
エポスカード
クレジットカードは海外旅行の必需品とはいっても、どのクレジットカードを作るとよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そんな方に胸を張っておすすめできるのが、百貨店マルイが発行しているエポスカードです。雑誌やトラベルブロガーに海外旅行用コスパ最強カードとして頻繁に取り上げられています。
海外旅行に行く際は、海外旅行保険に加入する必要があることは理解しているけど、実際海外旅行保険を使うことはなく、なんだか海外旅行のたびに海外旅行保険代5,000円程度を損した気持ちにもなりますよね。
エポスカードは年会費が永年無料であるにも関わらず、空港に向かうための鉄道代金(SuicaやPASUMOなどへのチャージ、定期券利用も含む)などで1円以上カードを利用するだけで海外旅行保険(三井住友海上火災保険提携)が無料で付いているのでカードを作ってしまえば、これらの悩みを今後将来に渡って解決してくれます。
傷害死亡・後遺障害や賠償責任の補償金額が3,000万円と無料のクレジットカードでは最高レベル手厚い保証内容になっているので、エポスカードの海外旅行保険のみでより安心して海外旅行に行くことができます。
年会費無料で海外旅行保険がついているだけでなく、他にも下記のメリットもあるので、エポスカードは海外旅行に最適かつ国内でも使えるコスパ最強カードと言われています。
クレジットカード選びや海外旅行保険選びのために時間を毎回使い続けるのをやめるために、年会費無料のエポスカードをサクッと5分で作りましょう。