東南アジアの国の一つ、香港までは日本から直行便がでています。羽田から飛行機を利用して香港まで行くとするなら、その距離は約 2904 Kmです。飛行機にもよりますが、5時間か6時間ほどの飛行時間で香港へ行くことができます。
現在は中国に返還されていますが、1997年7月までは英国の統治下であったために、英国の影響を色濃く見ることができるユニークな国です。
今回は、そんな香港へ旅行に行く前に、知っておくと役に立つ日本と香港との時差や時差があることでおきる時差ボケ、その原因と対策などを含んでご説明します。
目次
香港と日本の時差は何時間?

時差について説明する前に簡単に時差ボケの原因について説明しましょう。
香港への旅 気になる時差ボケの原因
海外旅行へ行くと、決まって多くの人が時差ボケについて口にします。そもそも時差ボケとはなんなのでしょうか。その原因について説明します。
時差ボケは英語でjet lagといいます。飛行機などの乗り物で旅行をした時に起きてしまう、体調不良などのことを指します。
時差ボケが起きた時の症状としては、睡眠パターンが乱されることで生じてしまう「睡眠障害」、食事の時間が異なってしまうことでおきる「胃腸の不調」などがあります。また、頭痛、吐き気などが伴う場合もあります。
時差が大きいと日本と現地で昼夜が逆転してしまうので、時差ボケは強く出ることが多いです。個人差がある時差ボケですが、なってしまった人にとっては、旅行が楽しめないのでなるべくならないように過ごしたいものです。そのためには、どうするとよいのでしょうか。
それ以前に香港と日本ではどのぐらいの時差があるのでしょうか。次は日本と香港との時差について詳しく説明します。
香港との時差はたったの1時間
日本と香港は-1時間の時間差があります。これは通常時でサマータイム等がある場合はまた変わります。日本から見ると香港は1時間遅れています。
具体的に時間で例を示すと
●日本が朝8:00の場合 →香港の時間は7:00です。
●日本が正午12:00の場合→香港は11:00となります。
香港に到着すると、時差が-1時間なので、少し得した気分になるでしょう。到着してから1時間分遅く起きていられるということになります。逆に香港から日本に戻ってくると、1時間プラスされるので、1時間分損をした気分になるかもしれません。
これぐらいの時差だと体への負担は少なく、アメリカ本土や欧州へ行くような旅行と違い、大きな時差ボケは起きにくいです。
日本と香港それぞれ、サマータイムという制度を導入していません。そのためどの季節に香港に行くとしても、1時間時計を遅くするだけですみません。香港から日本に帰国した時は、時計を逆に1時間早めないといけません。
時計を変えたりするのが面倒な場合は、スマートフォンのアプリなどで二カ国時計表示ができるアプリや時差を計算してくれるアプリがあるので、それを利用すると便利でしょう。
ちなみにタイムゾーンは、香港は、HKT香港時間と呼ばれます。協定世界時との時差は、UTC+8で、日本との時差はJST-1と表記されます。
香港へ行く時に時差ボケの心配は必要?
香港は日本との時差が一時間しかないので、生活リズムが狂うことは少ないため時差ボケを感じる人は少ないでしょう。時差の少ない地域への旅行は、時差ボケそのものが生じにくく、体に負担がなく楽です。
しかし、飛行機そのものは、直行便でも長いと6時間近くかかります。狭い飛行機のシートにじっとしているという苦痛がありますので、そのようなストレスが原因で時差ボケのような状態を引き起こしてしまうことがあります。
また、時差ボケよりも香港などの気温が異なる国へ遊びに行く場合は、体温調節などのほうが体調に影響しやすいです。
香港へ観光へ行く際は、時差ボケも不安ですが、天候に十分きをつけましょう。天気予報を確認し、国にあった服装、体調管理をすることで、旅行先で体調不良を起こさずに、快適に過ごすことができます。
香港旅行 時差を気にせずに旅にするためには

時差ボケ、体調不良を起こすのは、個人差が大きいので、旅行の際に気をつけたほうが良いことを下記にまとめてみます。
香港旅行で快適に過ごすための時差対策7つ
1:香港旅行直前の睡眠で時差ボケ対策
時差が一時間だけとはいえ、万全の体調で望むほうが時差ボケなどを含め体調不良が出にくくて良いでしょう。できるだけ睡眠はするように心がけましょう。
2.格安飛行機のフライト時間で対策
直行便も含めやすい飛行機チケットは、フライト時間が夜中だったり、早朝だったりと体に負担がかかる恐れがあります。旅慣れた場所へ行くなら、それでも良いですが、はじめての場合は空港もよくわからないですし、着いたあとホテルが遠かったりした場合の移動も大変です。
安いだけのチケットは上記のように、フライト時間に問題が多いので、気をつけて予約するようにしましょう。
3:ゆったりとした香港旅行計画
香港についてから1時間プラスされます。分刻みのタイトな予定を組まずに、ある程度余裕があるスケジュールで旅行をするようにしましょう。
4:機内で香港時刻に合わせた行動
香港と日本との時差は1時間しかないので、昼夜逆になるようなことはおきません。生活のリズムも日本と変わらないので、問題なくアジャストできるでしょう。気になる人は、一時間遅くなることを念頭にいれて行動しましょう。
5:アルコール等の摂取に注意して時差対策
機内で飲み物がサービスされる場合、アルコールやカフェインなどを摂取することにより体内時計のリズムが狂うことがあります。昼寝しすぎて、夜眠れなくなったり、その逆があったりなどが考えられます。
普段のお休みの日ならそれでも問題ありませんが、旅行でアチラコチラを観光したいときに寝不足だと旅行そのものを楽しめなくなりますので、気をつけましょう。
水分補給のためには、アルコールやカフェインが入ったのみものではなく、ソフトドリンク、フレッシュジュースあるいは水を飲むほうがよいでしょう。
6:適度にストレッチ
5時間もしくは6時間近くも飛行機のシートにすわっているのですから、体にはよくありません。できるだけ、座ったままでもできるストレッチを行いましょう。また、現地についてから軽いヨガ、ストレッチ、あるいはマッサージを受けに行くのも効果があります。
7:現地時間で生活する
香港と日本の場合は1時間の時差なので、現地時間似合わせることそのものは、さほど難しくないはずです。現地の時間に合わせて少量でも食べる、眠るなどをするのが時差ボケを対策になります。
体は食事をすること、眠ることで、体内時計が現地にあわせたリズムにとなっていきますので一番の時差ボケ対策にもなるでしょう。
香港旅行へ行く前に 知っておきたい日本と香港との時差のまとめ
一般的に出国のときばかりの時差ボケが気になりますが、帰国時にも同じように時差は置き、人によっては時差ボケに苦しみます。何度か述べてきたように、香港と日本の時差はたったの1時間ですので、北米旅行や欧州旅行に比べると時差も少なく体への負荷も大変少ないです。
多くの人は、時差を考えずに日本と香港の行き来では時差ボケならずに快適に旅行を楽しめるのではないでしょうか。
ただし、もともと睡眠障害があったり、過度にストレスを感じやすい等の場合はかかりつけの医者と相談して常備している薬を処方してもらい海外に持っていくなどの対応を講じると良いでしょう。
時差がないとはいえ、香港から帰国ですと天候などの関係で体調を崩す人もいるかもしれません。できることなら帰国後すぐに仕事をするのではなく、1日多く休暇をとっておくなどの対策はあらかじめしたうえで、香港旅行を楽しまれると良いでしょう。
時差が1時間とはいえ、気候の差の問題もありますので、万全を期して香港への旅を楽しみましょう。