知らないと大変かも…日本とちょっと違う台湾のトイレ事情

知らないと大変かも…日本とちょっと違う台湾のトイレ事情

飛行機で3時間半、日本と近くて似ているところもある台湾。治安も比較的良く女子旅などでも人気の台湾ですが、台湾のトイレ事情は日本とはちょっと違います。知らないと「困った」となってしまうこともあるトイレ事情、今回は台湾のトイレ事情を紹介します。

台湾のトイレ事情:トイレのあるところ

台湾の長距離バス

台湾でトイレのあるところは

・空港

・ホテル

・電車やMRTの駅

・主要観光地

・カフェやレストラン

台湾で安定してトイレのあるところは以上のところで、日本でおなじみの公園やコンビニエンスストア、そして小さなスーパーにはトイレはありません。コンビニは台湾でもファミマやセブンをはじめたくさんありますが、台湾のコンビニはお客さんにトイレを貸していません。(コンビニでトイレがあるところもありますが、台北だとトイレを貸している店舗は少ないのであまりないと思っておいた方がいいです。)トイレのちかい人はそれを頭に置いた上で行動しないと、トイレに行きたくなった時に「トイレどこ?」となります。

カフェやレストランにはもちろんトイレはありますが、食事をしないでトイレだけ利用するのは日本と同じであまり良いことではないので、できるだけ避けましょう。

台湾のトイレ事情:綺麗なトイレはどこ?

Taichung City Taiwan

上にかいたのは、「トイレ」のある場所ですが、台湾の場合トイレがあっても日本人の感覚からしたら不潔すぎて「使えない」と思うことも多々あります。せっかくトイレをみつけたけれど、どの個室も不潔で使用できなかった経験があります。そこで、比較的きれいなトイレのある場所をまとめます。

台湾できれいなトイレが期待できる場所①ホテル

台湾で一番トイレが綺麗なのは外国人も多くいる「ホテル」です。格安以外のホテルのトイレは大抵綺麗なので、1日の出発の時には宿泊のトイレで用を足すのが一番です。

台湾できれいなトイレが期待できる場所②鉄道やMRTなどの駅

鉄道やMRTの駅にトイレは多くの不特定の人が利用するので、ハズレで汚い場合も時にありますが割と頻繁に清掃を行っているのか、比較的キレイな場合が多く安心して利用することができます。MRTなどに乗降する際にはここに立ち寄るといいです。

台湾できれいなトイレが期待できる場所③少し高めのカフェ・レストランや百貨店

日本の百貨店ではキレイピカピカのトイレが期待できますが、台湾の百貨店のトイレは日本ほどの綺麗さは期待できません。日系の百貨店でも日本ほどの綺麗さは期待できませんが、比較的キレイなことが期待できます。カフェやレストランは、ローカルの値段が安い所だと綺麗なことは期待できませんが、価格が高めで新しめの店だとトイレはそれなりにキレイな場合が多いです。トイレだけの利用は好ましくないので、お食事の際などにはこちらを利用しましょう。

台湾のトイレ事情:観光地のトイレはどうなのか?

台湾 台南 赤嵌楼にあるトイレ

観光地には多くトイレがありますが、観光地のトイレ状況は場所によってさまざまです。衛兵交代などで知られる台北の有名観光地中正記念堂のトイレなどはとてもきれいだし、千と千尋の神隠しの舞台としても知られる九份は、台北からバスで1時間ほどの山の奥にある観光地ですが、こちらのトイレもなかなか整備されていて山にあるものとしては十分に綺麗だと言えるレベルのトイレでした。

食べ歩きが楽しい台北の有名夜市「饒河街観光夜市」のトイレは…建設現場によくありがちな簡易トイレで…昭和のおばあちゃんちの近くの海水浴場のトイレを連想しましたが、思い切ってドアを開けてみると想像通り使うのは遠慮したいトイレでした。ト

このように観光地のトイレのキレイ・キレイじゃないは、場所による…という結論です。

台湾のトイレ事情:綺麗なトイレの基準

トイレ

台湾も含むアジアに「日本の綺麗なトイレ」の基準を持ち込んではいけません。台湾のトイレの「キレイ」は日本のキレイとは違います。なので、日本みたいな綺麗さを求めてしまうと、どこのトイレにも入れない…なんていうことになってしまうかもしれません。台湾のキレイは「どうにか問題なく入れる」が綺麗です。ピッカピカ清潔というわけではありません。

潔癖症の人は絶対に便座クリーナーを持参しましょう。台湾に行ってから「除菌シート」といっても入手するのがなかなか大変です。

台湾のトイレ事情:トイレットペーパーの有無

トイレットペーパー

日本だとよほど小さな公園でもない限り、トイレがある場合には運が悪くたまたま切れていた以外は大抵トイレットペーパーが備え付けてあります。が…台湾のトイレにはトイレットペーパーが無い場合・個室個室には備え付けては無くて、入り口付近にあるので必要な量をとっていかなくてはならない場合・個室個室にトイレットペーパーがある場合の3通りあります。

トイレに入ったら、まず用を足す前にトイレットペーパーの有無を確認しましょう。用を足してから「紙が無い」では焦ってしまうか困ってしまいます。最近ではトイレットぺーパーが個室に備え付けられたトイレが多いですが、油断をしてはいけません。

台湾のトイレ事情:トイレットペーパーは流せるか流せないか

障害者用トイレ トイレ

日本の公衆の場にあるトイレによく「トイレットペーパーは、直接便器に入れて流してください」と中国繁体字で書いてあります。日本では使用後のトイレットペーパーは必ず便器に入れて流すのが常識ですが、台湾では10年ほど前までは、トイレットペーパーは便器に捨てない・流さないが常識でした。トイレ個室内のゴミ箱に捨てるのが一般的でした。そのためトイレ内が臭い…という問題も生じていました。それなのになぜ流さなかったかというとトイレットペーパーの質が悪く水に溶けず、詰まってトイレが故障するからというのが理由でした。

トイレットペーパーの質が改善されて今では台北市内では多くがトイレットペーパーは流せるようになりましたが、今でも台北市内でも使用後のトイレットペーパーを流せない場合があります。流そうとすると詰まって大変な事になる可能性があります。

トイレットペーパーを流せない場合には、トイレ内に「トイレットペーパーはゴミ箱に捨ててください」と注意書きがしてある場合がほとんどです。その場合にはトイレットペーパーは、日本でいう汚物入れみたいなバケツに捨てましょう。ただし…注意書きは大体中国語繁体字でしか書かれていない場合が多いです。「中国語じゃわからないよ」という場合、トイレ個室内をチェックしてください。少し大き目のバケツが置いてある場合それが使用後トイレットペーパー入れなので、トイレットペーパーは流さずにそこに捨てましょう。

台湾のトイレ事情まとめ

台湾では、日本でおなじみのコンビニではトイレを利用できない場合があるので、行先のトイレ状況には少し気を配っておきましょう。台湾ではホテル・駅・カフェ・レストラン・百貨店・観光地(場所による)では比較的綺麗なトイレを利用できる可能性が高いので、そういうところに立ち寄ったらなるべくトイレに行っておくようしましょう。

台湾ではトイレットペーパーが個室に備え付けられていないトイレもたまにあるので、用を足す前には確認しておきましょう。使用後のトイレットペーパーはたまに流せない場合もあるので、流せるのかどうかは個室内の張り紙やゴミ箱を確認しましょう。たまに故障しているトイレがあるので、異変のある故障したままのトイレがあるので「変だ」と思ったトイレは使用しないようにしましょう。