多国籍な味合いを楽しめるマレーシア料理 おすすめのマレーシア料理5選

多国籍な味合いを楽しめるマレーシア料理 おすすめのマレーシア料理5選

東南アジアの国の一つであるマレーシア。それではどのような食事が一般的に食べられているのでしょうか。

今回は、大まかなマレー料理の説明と、おすすめのマレーシア料理を5つご紹介します。

マレーシア料理とは

マレー半島にあるマレーシアは、多民族国家として知られます。使われている言語は、公用語としてのマレーシア語があります。準公用語として英語も広く使われています。

マレーシア語を使う多くの人々は、マレー人です。そのほかに、中国系、インド系、などと多民族が多く暮らしています。そのため、中華系の人たちは、広東語を母語にしていたりします。インド系はタミル語を母語としています。

このような多民族であるマレーシアでの食事は、一体どのようなものになるのでしょうか。

最も多い民族はマレー系で60%弱で、彼らの多くがイスラム教徒であるためハラールと呼ばれる食材を使った食事を食べています。

つまりマレーシアの料理の大まかな部分はハラール食材でできた料理だと言えます。同じ民族でもマレー半島のどのエリアに住んでいるかによっても、使われる調味料、盛りつけなどが異なってきます。

どのような食材を使うのか

ここでは主にマレー系の人の食べるマレーシア料理に使う食材をご紹介します。

マレーシア料理は、インドネシア料理ととても類似性があるといわれています。マレー系の人々の主食は私達日本人にもなじみがあるお米です。

マレーシアではお米のことを「ナシ」と呼びます。マレーシア料理を食べたことがある人は、料理の名前に「ナシ」がついているのを見かけたことがあるでしょう。ナシがついた場合は、お米を使ったマレーシア料理になります。

マレーシアのお米は、日本の米と違いパラパラとしたものです。お米の炊き方は日本と違い、スープ、ココナッツミルクなどを使って炊き上げることが多いです。

マレーシア料理では安価に手に入るということもあり、鶏肉をよく用います。また牛肉、羊肉もよく食べられています。肉以外では、地理的に海に囲まれていることもあり、マレーシア料理には魚も使われます。

料理をする時によく使う調味料は、ココナッツミルクです。ココナッツミルクと聞くと、タイを思い浮かべる人も多いでしょう。実際、マレー半島で食べるマレーシア料理は、近隣の国の味がミックスされているものが大変多いです。

他の東南アジアと同じく、マレー半島も一年を通して夏な気候のために、野菜、フルーツは豊富です。日本ではあまり見たことがない野菜としては、バナナの花があります。

様々なフルーツが実る気候なので、屋台などではただカットとして販売しています。ただ切ったものをそのまま食べることもありますが、唐辛子を使ったソースでアレンジして食べることも多々あります。

ソースのように手が込んだものでなく、唐辛子の粉末に、砂糖をあわせて、酸味のある果物につけて食べたりもします。

おすすめのマレーシア料理 5選

マレーシア料理の主だった食材を知ったところで、ここからはマレーシア国内だけでなく、海外でも人気があるマレーシア料理を5つご紹介します。マレーシアに行く機会がある時や、国内でマレーシア料理店を見つけた時は、ぜひ下記のおすすめの5選を食べてみましょう。

おすすめ1:ミーゴレン・ママック

ミーゴレンママック(Mee goreng mamak)は、ヌードルを使った料理です。主だった食材は鶏肉か牛肉、エビ、野菜と卵です。全体の味付けはカレー風味ですが、醤油も調味料として使うので、日本人にも馴染みがある味で食べやすいでしょう。

日本の食事で最も近いのは、焼きそばです。そのため、ミーゴレンママックを説明する時に、マレーシアバージョンの焼きそばという人もいます。食べる時に、添えてある柑橘を絞って食べるのがポイントです。ぐんと東南アジアな風味になります。

日本の焼きそばよりもマレーシアの焼きそばは、かなりスパイシーだと思ってよいでしょう。

おすすめ2:ナシクラブ

ナシクラブ(Nasi kerabu)あるいは「ナシケラブ」と呼ばれている料理です。前述したように、ナシはお米のことですので、これはご飯料理になります。

ナシクラブを初めて見た時は、お米が薄いブルー色をしているので、ドキッとして食欲が失せる人もいるかもしれません。

青い色は、バタフライピーとよばれる植物によるものです。バタフライピーの花弁を一緒にいれて炊くことで、薄青い色がお米に着色します。

このマレーシア料理は、マレー半島の北部でよく見られる食事です。青く炊きあがったご飯のうえに、ココナッツの揚げたものや、クロポッとよばれるえびせんのようなもの、野菜炒めなどをトッピングして食べる料理です。

マレーシアの料理は、どこか近隣の国の味がミックスされています。このナシクラブもそのような料理の一品です。

とても似た料理に、タイで食べられるカオヤムがあります。クラブはサラダのいみです。カオヤムもタイのライスサラダです。ただしタイのカオヤムはジャスミンの香りはしますが、青くお米を着色しません。

おすすめ3:アパムバリック

マレーシアの屋台でよく見かけるマレーシアのパンケーキが「アパムバリック(apam balik)」です。このマレーシアバージョンのパンケーキ「アパムバリック」は、三日月のような、オムレツのような形をしています。

このアパムバリックは、台湾や、ブルネイ、香港などでも見かけるおやつです。材料はココナッツミルク、小麦、卵などからできていて、生地そのものが、かなり甘めです。

アパムバリックの中に入っているのは、一般的に砕いたピーナッツ、砂糖、スイートコーンなどです。最近ではいろんなフィリングが出てきていて、チョコレートが入っていたり、チーズ入りだったりします。

伝統的なアパムバリックを食べたあとは、異なるバリエーションのアパムバリックに挑戦してみるのも良いでしょう。

おすすめ4:ナシレマーク

ナシレマーク(Nasi lemak)は、マレーシアの国民食といっていい料理です。お米を主食に、魚、ピーナッツ、辛子味噌などをおかずにして食べる一品料理です。

最も一般的なのが、鶏肉をおかずにすることです。牛肉も使われます。肉は、カレー風に煮込んだり、フライドしてあることも多いです。羊肉がおかずとしてついてくる場合もあります。

そのほかに、味がついたゆで卵もついてきます。

お米は、単に蒸したお米でなくココナッツミルクを使って炊き上げます。一般的にこのナシレマークは朝ごはんとして食べられるマレーシア料理です。

おすすめ5:ナシカンダー

ナシカンダー(Nasi Kandar)は、お米を使った料理です。ナシカンダーはトッピングを選んで、お米にのせて食べる料理です。

レストランなどで食べる時は、お店によってトッピングの種類は異なりますが、チキンカレー、魚、牛肉、野菜、ラムカレー、ゆで卵、オクラなど様々なトッピングを選ぶことができます。

大量に並んでいるおかずとカレーを組み合わせて、たべることができるので、好みの具材のカレーを食べることができます。

このナシカンダーと呼ばれる料理は大変にマレーでは人気があり、マレー半島全域でよく食べられているマレーシア料理です。

マレーシア料理についてのまとめ

今回は、マレーシア料理について民族、食材なども含めてご紹介しました。どのような料理が一般的なマレーシア料理なのかイメージがついたのではないでしょうか。

スパイシーなマレーシア料理ですが、私達日本人に馴染みのあるお米を主として使っているので食べやすいものが多いでしょう。マレーシア観光で訪れる際は、ぜひとも今回のおすすめの5選のマレーシア料理に、現地で挑戦してみましょう。

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