親日国で知られる台湾へは、飛行時間が短いということもあり多くの日本人が観光に訪れます。時差は、-1時間なので、欧米に行く旅行と違い時差ボケを不安に思うこともな猪がメリットのひととです。
また、主要な空港から台湾までの直行便もかなりの本数が飛んでいますので、気軽に行くことができます。
いざ台湾旅行となった時に、気がつく案外知らない台湾のこと。今回は、いまさら聞くにきけない、台湾で使われている通貨について色々とご説明します。
目次
台湾で使われている通貨とは?

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台湾は、日本に統治されていた時代もありますが、現在は中華民国の行政区の一つで、台北市が首都です。そんな台湾で使われている通貨は、「ニュー台湾ドル」と呼ばれるものが使用されています。
ニュー台湾ドルという通貨は、中華民国中央銀行から発行されている通貨で、1949年より使われています。新台湾ドルと呼ばれることもあります。そんな台湾の通貨の基本単位は、「圓」ですが、「元」と言われることが多いです。
角、分と呼ばれる補助通貨単位もあります。
10角=1圓
10分=1角
となっています。
現在台湾で使用されている硬貨は全部で六種類あります。最も小さい硬貨から表記すると、5角、1元、5元、10元、20元、50元となります。
紙幣は、全部で5種類で2000元が最高紙幣で、1000元、500元、200元、100元となります。
台湾の通貨はどこで両替できるの?

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台湾で使われている通貨と単位がわかったところで、台湾通貨はどこで両替をすることができるのでしょうか。
基本的に日本の銀行で台湾通貨に両替をすることができます。銀行には外貨両替サービスがあります。海外に行く前に銀行にいき、外貨両替をお願いします。通貨レートは毎日かわりますので、自分が旅行へ行く前にどの日に替えるか、タイミングを見ながら両替をしましょう。
日本の円貨を外貨に替える時、TTS、外貨を日本の円貨にするときは、TTBと呼びます。銀行によってレートが異なりますので、お近くの銀行の外貨サービスを窓口もしくはホームページで確認しましょう。
外貨レートも大事ですが、手数料にも注意をしましょう。
外貨両替で頭を悩ますのが、レートの良い時期に交換したいということと、手数料です。このまた、両替に行く時間等も考慮しないといけません。
空港にも外貨両替ができる銀行窓口はありますので、ぎりぎりまでレートを考えて両替しないでいてもいいでしょう。空港は高いといわれていますので、情報は集めるだけ集めておいて納得のいく金額で両替しましょう。
外貨宅配
旅行直前まで仕事が忙しかったり、空港まで距離があったりで、外貨両替をする時間がない場合に、外貨宅配サービスを利用して台湾通貨に両替することが出来ます。
インターネットで、両替したい金額を申し込むと、自宅まで外貨が届くシステムです。
台湾の通貨が必要な時とは?

外貨両替をして現金を手元に持っておきたいと言うときは、どのようなケースでしょう。例えば、チップを払いたい時や、屋台などのクレジットカードが使えないお店での飲食やお土産などの購入の時に多少の現金が必要となります。
しかし、それ以外はクレジットカードで対応ができるでしょう。実際、現金はATMを使うことで、現地でも引き出せるので、日本で現金を多く両替して持っていく必要はないでしょう。
台湾旅行中に通貨以外で利用できるのは?

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台湾で、ニュー台湾ドル以外に何が使うことができるでしょうか?台湾の通貨以外で利用できるものをご紹介します。
トラベラーズチェック
場所にもよりますがホテルではトラベラーズチェックを使うことができます。トラベラーズチェックはt/Cをよく略されます。これは現金と違い、使う前に万が一紛失しても、トラベラーズチェックの番号を控えておくと、再発行してもらえます。
安全性は高いのですが、トラベラーズチェックは、台湾の銀行などで現金に変換をしないといけずに、その手間が大変です。また、手数料もかかります。パスポートを持って確認をするなどもしないといけません。
また、使用する前に、トラベラーズチェックには自筆のサインをしておくこと。ナンバーを控えるなどの手間もあります。トラベラーズチェックのまま、料金を支払うことができる場所も高級なホテルのみと場所も限定されています。そのため、旅行者にとっては少し不自由さがあります。
クレジットカード
台湾のホテル、お店の支払いをクレジットカードで済ますことができます。クレジットカードは、カードの種類にもよりますが、JCB,Visa, Mastercard、アメリカン・エクスプレスのような主要クレジットカードなら、多くの商店で利用ができます。そのため、現金を大量に持って歩く必要はありません。
もしも、現地で現金を引き出したい時でも、ATMを使うという方法がとれます。時と場合によっては、台湾のATMで現地通貨を引き出したほうが為替レートが良い場合もあります。
国際キャッシュカード
クレジットカードではなく、自分の口座から現地の金に両替してATMから引き出すことができる方法もあります。国際キャッシュカードと呼ばれているもので、有名なところだとシティバンクがあります。
外資系の銀行キャッシュカードは最初から海外で使うことができるように、国際キャッシュカードになっています。日本の銀行でも国際キャッシュカードを発行する銀行がありますので、ご自分が現在ご使用している銀行に問い合わせてみましょう。
トラベルプリペイドカード
トラベルプリペイドカードは、前もって使える分の金額をチャージしておいて、現地で使うことができます。クレジットカードのような使い方ができますが、大きな違いは、クレジットカードとちがって、チャージした分しかお金が引き出せないことです。
専用の口座に預け入れした金額分だけが、海外で利用できます。
紛失したり、盗まれたらと不安に思うクレジットカードを使うよりもトラベルプリペイドカードにして持っていったほうが安心と考える人もいます。
トラベルプリペイドカードは、Visa, Master cardなどからでています。インターネットを使ってて、ロック、アンロックをかけることができるので、紛失した時にすぐに、自分で対応できます。
トラベルプリペイドカードによっては、年齢も満13歳から利用でき、審査もいりません。
しかし、問題がひとつあり、多くのトラベルプリベイドカードでできる外貨の両替が、米ドル・ユーロ・豪ドル・英ポンドとなっています。台湾などアジア圏だとまだ、使いにくいかもしれません。
ただ、クレジットカードと同様に、Visa加盟店、Mastercard加盟店ではショッピングはしやすいですので、クレジットが不安な人は使うメリットはあるでしょう。
台湾の通貨とは?通貨単位・両替の仕方・両替の際に注意することのまとめ

台湾の通貨を現金で持っていくか、クレジットカードに頼るかはアナタ次第ですが、外貨レートを考えてぎりぎりまで両替をするのを待つても大丈夫でしょう。
多少の現金があったほうが便利と考える場合は、空港でも両替は可能です。日頃よりレートをチェックし、現地でクレジットカードを使うという選択肢も考慮しながら、台湾旅行の計画をたててみるとよいでしょう。
台湾は安全に旅行できる国ですが、スリ、ひったくりなどを考えて現金を多く持ち歩かないほうがより安全に旅行ができます。現金であるメリット、デメリットを考えて台湾の通貨に両替し、旅行を楽しみましょう。