台湾旅行に出かけるときに、必要以上に現金を持ち歩きたくない。海外旅行の途中で立ち寄った台湾で、手持ちの台湾ドル(元)がない。そんな時に皆さんはどうしますか。
そんな時クレジットカードがあれば、台湾でもキャッシングができます。
でも、海外でのキャッシングに不安がある方や、そもそもキャッシングって借金だけどと心配な方に、わかりやすく台湾でのキャッシング方法を説明します。
目次
台湾でキャッシングがお得な理由
日本で発行されたクレジットカードでも、台湾のATMで使用できます。
注意したいのは、クレジットカードとキャッシュカード、デビットカードの違いです。
クレジットカードがお得な理由
クレジットカードを使ってATMで現金を引き出すと、借金をしたことになります。
借金なら利息の支払いがあるから、請求書の金額が心配になってしまいますが、ちょっと待ってください。
キャッシュカードやデビットカードを使用すると、自分の預金口座のお金を引き出すことになります。日本国内ではそれで手数料はかかりません。むしろクレジットカードでキャッシングする利息の方が高くなってしまいます。
でも、ここは台湾です。台湾であなたの日本の銀行口座から預金を引き出すと、「海外利用手数料」を支払うことになります。クレジットカード会社の手数料と銀行の事務手数料の合計約2~5%必要になります。
一方のクレジットカードはキャッシングの利用手数料が高い会社であっても、日割り計算ですので、短期間で繰り上げ返済を行うと手数料は安くなります。実際に支払う手数料は0.5%以下で抑えることができます。
デビットカードやキャッシュカードと、クレジットカード。手数料はどちらがお得がもうおわかりですね。
キャッシングの利息を減らす裏ワザ!
クレジットカードの海外キャッシングの利用手数料は、多くの会社が年利18%です。
年利18%と聞くと心配になりますが、先ほどお話したように日割り計算です。ATMでキャッシングした翌日から発生します。
例えば、10万円をキャッシングした場合、翌日に返済すると利息は5円です。10日後であれば50円、30日後に返済すると150円です。つまり早く返済すれば、利息を少なくすることができます。
「繰り上げ返済」と呼ばれる方法で、キャッシングの時にはぜひ活用してください。
キャッシングの計算方法
いったい、キャッシングした場合どれぐらい請求されるのでしょうか。
キャッシング金額×基準レート×金利手数料(利息)+利用手数料=返済額
ポイントは、基準レートです。
両替する時にも同じことが言えますが、当日の台湾ドルと日本円の為替レートをそのまま利用しません。為替レートに銀行の手数料をのせた独自の「基準レート」を使用して換算します。
そして、利用手数料はカード会社によって異なります。クレジットカードを複数枚持っている方は、全部のカードで試してお得なカードを見つけるのも一つの方法です。
台湾でキャッシングと両替どちらがお得?
クレジットカードでのキャッシングが、デビットカードやキャッシュカードよりお得なことをお伝えしましたが、両替と比較した場合はどうでしょうか。
台湾でキャッシングすると、現地の台湾ドル(元)を手にすることができます。
両替の場合は、台湾の銀行や両替所を探すことに始まり、利用日のレートで換算されます。その上に両替手数料が上乗せされます。日本の銀行でも驚くようなレートや手数料を請求されますが、海外でもそれは変わりません。
この他にも、両替よりクレジットカードでのキャッシングの方が良い理由を挙げます。
・両替は事前に現金を準備する必要があるがキャッシングは現金の準備が不要
・コンビニのATMを利用すると、至る所にあって24時間使える
・駅や空港などに利用できるATMが必ず見つかる
・両替所や銀行で言葉が通じない
では、キャッシングにデメリットは無いのでしょうか。
キャッシングのデメリットも挙げます。
・クレジットカードによっては、海外キャッシングできないものもある
・利用してもポイントにはならない
・キャッシングの利用枠が設定してある
・ATM利用時にスキミングや後ろに並んでいる人に暗証番号を盗まれる
最後のスキミングや暗証番号は、台湾に限らず海外では注意が必要です。ATMを利用するときに、暗証番号を入力する時には必ず隠すなど対策をしましょう。キャッシング以外にスマホ決済のアプリ画面を表示してレジ待ちをして、後ろから盗撮され被害にあうこともあります。ご注意ください。
台湾のコンビニでキャッシングする時のポイント
実際に台湾のコンビニでキャッシングするときのポイントをご紹介します。
台湾に進出している日本のコンビニはセブンイレブン(7-11-超商)とファミリーマート(全家便利商店)が2強の状態です。
おすすめはファミリーマート?
キャッシングに関しては、ファミリーマートがおすすめです。セブンイレブンは日本語表記で安心して利用できるのですが、使えるクレジットカードが限られています。ところが、ファミリーマートでは3大ブランドのクレジットカード(VISA・Master Card・JCB)は利用可能です。
でもキャッシングがダメでもセブンイレブンでショッピングはできますので、ご安心ください。そして、セブンイレブンでキャッシングできなくても同じカードでファミリーマートならキャッシングできますので、諦めないでください。
ところが、台湾のファミリーマートではキャッシングに失敗することもあるといった噂もあります。あくまでも噂です。
1回の引き出し上限額は?
クレジットカードでキャッシングの上限は1日100,000円が多いのですが、台湾では事情が異なります。
台湾でのキャッシングは1回で18,000元(約62,700円)です。2019年7月から変更になっています。
手数料は請求されるけれど不要
キャッシングした時に出てくるレシートには、ATMの手数料として100元(約350円)表示されます。
ところが後日請求される時には、表示されていません。ただしこれはカード会社が負担しているので、カード会社によって異なりますので、ご確認ください。
台湾のセブンイレブンのATMでキャッシングする
台湾でのキャッシングはファミリーマートの方が使えるカードが多いのですが、やっぱりシェア№1その上、日本語表記のセブンイレブンが安心ということで、セブンイレブンでキャッシングの方法を説明します。
セブンイレブン店内に設置してある銀行のATMにいきなりクレジットカードを差し込みます。もちろん差し込み口ですが、最初に画面操作は必要ありません。差し込んだ後から画面にある「日本語」「ENGLISH」をタッチして表記を変えて操作します。
次の画面でキャッシングをタッチします。「提款」「Withdrawal&Cash Advance」をタッチします。この2つの言葉は台湾でキャッシングを意味します。ATMがが違っても使う言葉ですので覚えておいてください。
そして、暗証番号(PINコード)を入力します。「請按預借現金/提款密碼」の表示画面です。他のATMで英語表記の時には「Please Enter Your Pin」の画面で入力です。4桁の暗証番号を入力します。ごくたまに6桁の入力を求められることもありますが、最初に「00」をつけ足せば大丈夫です。
この暗証番号の入力の際に、入力ミスを複数回するとカードが返却されて日本で手続きをするまで使用できなくなります。
あなたのカードの安全を守るための措置ですので、決して入力ミスをしないようにしましょう。当然、暗証番号は忘れないように事前に確認しておいてください。
次に画面が変わると手数料が100元かかるとの通知画面になります。なぜかここだけ漢字と英語で日本語の表記はありません。あわてて「取消」をタッチしないで、反対側の「繼續交易(継続交易)」取引を続けるの意味ですのでそちらをタッチしてください。
すると金額入力画面になりますので、金額を入力してください。そして、現金が出てきますので受け取ると、レシート(明細)が必要か尋ねてきます。
要・不要で返事をしますが、できれば受け取ってください。あとでトラブルになった時の証明書になります。
そして、カードを受け取って下さい。受け取らなかった場合に、再びATMに吸い込まれてしまいます。とにかくクレジットカードは受け取ることを忘れないでください。
各カード会社ではATMにカードが吸い込まれて出てこない時は、現地ですぐに対処するように呼び掛けています。もしATMからカードが出てこない時にはすぐにアクションを起こします。言葉が通じないから日本に帰ってからなどと悠長なことは絶対にダメです。
まとめ
今回は、台湾でのクレジットカードを使ったキャッシングのメリットと方法について説明しました。
海外ではキャッシングの方が現地通貨を手にする方法としてはデビットカードやキャッシュカードより、はるかにお得です。
ただし、クレジットカードによっては使用できないものもあります。また、このキャッシングは繰り上げ返済が前提になっていますので、返済が遅くなればそれだけ利息は多くなります。
とはいえ、台湾での困ったを少なくするためにもクレジットカードによるキャッシングを上手にご利用ください。
エポスカード
クレジットカードは海外旅行の必需品とはいっても、どのクレジットカードを作るとよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そんな方に胸を張っておすすめできるのが、百貨店マルイが発行しているエポスカードです。雑誌やトラベルブロガーに海外旅行用コスパ最強カードとして頻繁に取り上げられています。
海外旅行に行く際は、海外旅行保険に加入する必要があることは理解しているけど、実際海外旅行保険を使うことはなく、なんだか海外旅行のたびに海外旅行保険代5,000円程度を損した気持ちにもなりますよね。
エポスカードは年会費が永年無料であるにも関わらず、空港に向かうための鉄道代金(SuicaやPASUMOなどへのチャージ、定期券利用も含む)などで1円以上カードを利用するだけで海外旅行保険(三井住友海上火災保険提携)が無料で付いているのでカードを作ってしまえば、これらの悩みを今後将来に渡って解決してくれます。
傷害死亡・後遺障害や賠償責任の補償金額が3,000万円と無料のクレジットカードでは最高レベル手厚い保証内容になっているので、エポスカードの海外旅行保険のみでより安心して海外旅行に行くことができます。
年会費無料で海外旅行保険がついているだけでなく、他にも下記のメリットもあるので、エポスカードは海外旅行に最適かつ国内でも使えるコスパ最強カードと言われています。
クレジットカード選びや海外旅行保険選びのために時間を毎回使い続けるのをやめるために、年会費無料のエポスカードをサクッと5分で作りましょう。