ベトナムでは旅行者の私たちでも簡単にレンタルバイクが出来るのをご存知ですか?
レンタルバイクと聞くと、国際免許証がいるのではとか、ややこしそうなど色々考える方も多いと思います。
今回はバイク大国のベトナムだからこそ、ベトナム旅行でバイクに乗ってみたい、レンタルバイクにチャレンジしたいという方に最良の情報をご紹介していきます。手続きも簡単なのでおすすめですよ。
また合わせて、ベトナムのバイク事情も詳しくみていきましょう。
目次
ベトナムでレンタルできるバイクの種類は2種類
ホーチミンやハノイ・ホイアンなど観光客が多く訪れる主要な都市には、多くのレンタルバイク屋があります。なので、お店を探すのに苦労することはないでしょう。
ではベトナムで借りられるバイクですが、次の2種類となっています。
バイクの排気量 | 注意点 |
50㏄以下 | 日本の免許証があれば乗れる(国際免許証は不要) |
51㏄以上 | ベトナムの免許証への書き換え、またはウィーン条約加盟国(※)が発行した国際免許証が必要 |
ベトナムでレンタルバイクする時は、排気量によって大きく変わってきます。
50㏄以下のバイクの場合
ベトナムでは50CC以下のバイクに乗る場合は免許が不要となっています。実際に街で走っているバイクをみても、高校生ぐらいの若い子がバイクに乗っている光景を目にします。
しかし50㏄以下のバイクはあまり用意されていないのが現状。探すのには、なかなか苦労するかもしれません。
また免許が不要とはいえ、日本での免許がない状態で乗るのはよくありません。日本の免許証がない人は控えましょう。
51㏄以上のバイクの場合
レンタルバイクで主流なのが100㏄ほどのバイクです。こちらを借りるのには注意が必要なんです。
それは
日本発行の国際免許証はつかえない(締結している条約がちがうため)
自動二輪免許証があれば、ベトナムの免許証に書き換え手続きだけでOK
普通自動車免許証の場合は、書き換え手続きと実技試験が必要
国際免許証が使えないのは不便ですよね。
実はベトナムと日本は締結している条約がちがうため、このようなことが起こってしまうんです。
ベトナムはウィーン条約、日本はジュネーブ条約に加盟しているため、それぞれで発行した国際免許証は何の意味がないものとなります。これが一番のネックともいえますね。
従って、ベトナムで使える免許証が必要となってきます。
普通自動車免許証しか持っていない方は、手続きも時間もかかるためおすすめ出来ません。50㏄以下のバイクをレンタルするようにしましょう。
ただし自動二輪免許証を持っている方は、とても簡単な手続きで書き換えが出来ますよ。
ベトナムの免許切り替えで用意するもの | |
必要な物 | 注意点・備考 |
日本の運転免許証 | 同時に、翻訳文も必要 |
パスポート | |
滞在許可証 | |
顔写真 | カラーで縦4㎝×横3㎝ |
運転免許切替申請書 |
翻訳文はベトナムの市役所で行ってもらえます。また運転免許切り替え申請書は、現地の運輸局にありますが、あらかじめインターネットから取得しておく方がいいでしょう。
なお、書類はすべて預けますのでコピーを取っておいてください。
ベトナムでレンタルバイクを借りる手続き方法
バックパッカーがよく宿泊するエリアに多く点在するレンタルバイク屋。「MOTOR BIKE FOR RENT」という看板が出ていれば、そちらで借りましょう。
この借りる手続きもいたってシンプル。
借用書の記入
パスポート預け(もしくはデポジット300~500$ほど)
これだけでバイクをレンタルすることが出来るんです。
免許証は?っと思いますよね。実は提示を求められることはありません。ただし捕まった場合など無免許運転と分かった場合は罰金が発生するので、免許証は必ず作っておきましょう。
パスポートもコピーでOKな所が多いですが、原本のみというお店もあります。また代わりにデポジットを支払う場合は、返却時に何も問題なければ戻ってきますのでご安心を。
レンタルバイクをした時にかかる費用は?
いざバイクを借りようとした時のレンタル料はいったいいくらかかるのでしょう?あまり高額だと借りたくないものです。
ベトナムの免許証の切り替えはとても安い
今回は、あらかじめ自動二輪免許証を持っている方が免許切り替えの時に必要な料金をお伝えします。日本だと免許更新だけでも何千かかりますが、ベトナムの切り替え料金はとても安いので驚きです。
なんと料金は約1200円ほど。しかもこの免許証は滞在日の有効期限まで使えるのでとてもお得です。たとえば3か月の観光ビザを取っている方は、その有効期限まで乗れるということ。普段の足として利用するにはいいと思いますよ。
さすがベトナム!レンタル料も格安
1日のレンタル料の目安は500~600円なので気軽にバイクをレンタルすることができます。また半日利用の料金も設定されていますが、お店によっては半額だったり、1日より少し安かったりとまちまちです。
また長期滞在の人であれば、ベトナムも横断出来ますよね。違う都市で乗り捨て可能なお店もあるので利用してみるのも楽しいものです。
この場合、価格は約2万円前後見ておけば大丈夫。ご自分の都合に合わせてレンタルするといいでしょう。
ベトナムでレンタルバイクをする時の注意点は?
バイクの運転は問題ないけど、日本と交通ルールも違うベトナムでは次のようなことに気をつけましょう。
バイク量の多いベトナムでは事故の危険も!海外旅行保険の加入は必須
ベトナムでバイクをレンタルする場合、保険はついていません。なので自分で保険に加入する必要があります。
ここで強い味方なのが海外旅行保険。51㏄以上のバイクに乗る場合、ベトナムの免許証切り替えの手続きをきちんとしていれば保険がおります。ベトナムではバイク量も多いため、運転慣れしている人でも最初は戸惑うかもしれません。
事故に遭う確率もあるため、必ず加入しておきましょう。
またクレジットカードの付帯サービスとしても海外旅行保険があります。条件など今一度確認しておいてくださいね。
日本とは逆?!ガソリン事情
日本ではレンタカーを借りる時はガソリンが満タンで入ってますよね?そして返却の時も満タンでっというのが基本的なスタイル。
ただしベトナムはその逆をいってます。レンタルした時にはガソリンはほぼ入っていません。そのため、ガソリンスタンドに直行を余儀なくされます。ただし返却時も満タン返しをしなくていいので、誤って満タンにしてしまったということがないように!
ヘルメット着用は日本と同じ
バイクを乗る時のヘルメット着用はベトナムでも法律で決まっています。万が一被っていなければ罰金の対象に。必ず被るようにしましょう。
ヘルメットはお店で借りれるので安心してください。
ベトナムのバイク事情も知りたい!怖いって本当?!
ベトナムのバイク事情を知ることは、運転はもちろん、歩行者にとっても大切なこと。ベトナムならではのルールもあるので、しっかり確認しておきましょう。
信号が意外と少ない?!道路を渡るときは左右確認を
あれだけの交通量にもかかわらず、ベトナムは信号が少ないです。とくに歩行者の人は、信号がない場所で道路を横断する必要が出てきますが、この時は要注意!
バイクはお構いなしに、歩行者の目の前を通過していきます。
道路を渡るときは「立ち止まらない」これ鉄則です。立ち止まると逆に事故に合う確率が高くなりますので、左右確認しながらそのままわたりましょう。
ベトナムは右側通行。交差点によっては赤でも右折可能
バイクに乗る人は最初は戸惑うかもしれませんが、じきに慣れるので心配するほどではありません。ただし右折する時は注意が必要。日本のような右折矢印はなくても、右折可能なレーンがあります。
右折専用レーンが設けられている道、また看板があればそれが目印になります。
また歩行者の人も、このことを踏まえバイクには十分に気を付けてください。
バイクに乗るときは常に右レーンを走ると良い
実はベトナムの道路は車両ごとの通行可能なレーンが設けられています。交通量のとくに多い大通りをみるとそのように思えませんが、思いのほか規制が厳しいので、バイクを運転する時は「常に右レーン」を覚えて運転すると捕まることもないでしょう。
まとめ
ベトナムは旅行者でも簡単にバイクをレンタルできる素晴らしい国です。バイク好きにはもちろん、海外では少し変わった旅行を楽しみたいという方にもおすすめ。ベトナムの街を思う存分楽しめます。
たたベトナムは本当にバイクの交通量が多いので、巻き込まれないよう運転には十分注意してくださいね。
それではベトナム旅行楽しんでください。