2022年のワールドカップ開催地!中東の小国カタールの治安はいい?悪い?

中東の富裕国カタール。首都のドーハは、日本でもサッカーのワールドカップでも有名になりましたね。また近年ではカタール航空など日本からヨーロッパへ旅行の際に、乗り継ぎで利用される方も増えたのではないでしょうか。そして2022年にはFIFAワールドカップの開催地ともなっており、中東でも注目の発展国です。

そんなカタールへ旅行へ行くなら、まずは気になる治安。富裕国とはいえ日本とはあまりにかけ離れた文化の国で、ちょっと怖いイメージの中東。ここでは、そんなカタールの不安を払拭すべく、治安問題をみていきましょう。


カタールの治安と基本情報

それでは、まずカタールの基本情報をみていきましょう。

カタール国

首都

ドーハ

面積

1万1427km2(秋田県とほぼ同じ大きさ)

人口

約226万人

宗教

イスラム教スンニ派が多数

民族

カタール人約11%、他は外国人労働者が多数を占める。インド人、フィリピン人、ネパール人、パキスタン人、スリランカ人、バングラデシュ人などが多く、南アジア諸国からの労働者がほとんどを占めている。

国境

南はサウジアラビア、ペルシャ湾を挟んでバーレーン、イラン、UAE

言語

公用語はアラビア語、イギリスの植民地だったこともあり、英語も広く使われている。

 

カタールは小国と言われますが、日本の秋田県ほどの大きさとは驚きではないでしょうか?また、カタール人の人口はほんの10数%で、残りが労働者というのも大きな特徴です。

中東で有数のお金持ち国家

カタールは、石油と天然ガスが豊富で輸出産業で非常に潤っている国です。ドバイもお金持ち中東国として知られていますが、カタール負けじと発展しています。2022年のワールドカップにむけての建設ラッシュで今後の発展も期待されます。


観光名所が多い

日本ではあまり馴染みのない中東国カタールですが、じつは面白い観光地がいくつもあります。首都ドーハは、近代的な超高層ビルと伝統的な街のギャップがおもしろい。また「ザ・パーム」と呼ばれる人口島に作られてた高級リゾート地ではショッピングなどが楽しめます。

他にもイスラム美術博物館は美しい外観と展示物の多さ、そして入館料は無料と一度は行ってみたい美術館の一つです。

また、ゴールド・スークやグランド・モスクなど中東の雰囲気を存分に味わえる観光地もあります。小さな国だけに、コンパクトに観光地を巡れるのもいいですね。

2017年には6カ国と国交断絶

そんなカタールですが、実は2017年に6カ国と国交断絶をするという事態がありました。これは、サウジアラビア、バーレーン、UAE、エジプトなど6カ国がテロ支援を行っているとされるカタールとの国交断絶事件。他にも皇太子が父の座を奪ったとされること、また女性が運転できる寛容な文化などを含めた様々な背景によるものです。

現在もカタールは独自の外交路線を進めており、観光には特に影響がないですが情勢をしっかりと確認しておく必要がありますね。

カタールの治安は悪くない

富裕国であるので、旅行者を狙った犯罪などが、他の中東の国に比べても少ないです。日本人は珍しいので、見られるといったことはありますが、治安は決して悪くないです。むしろ安全といえます。

ただし、イスラム教国なので、特に女性の服装には注意しましょう。また、スリや置き引きなどの基本的な安全対策をすれば、楽しく観光できる国です。

カタールの治安での注意点

カタールでは、カタール当局が治安対策に力を注いていることもあり、治安は良好です。ですが、近年増えている外国人労働者による、スリや置き引き、空き巣などの犯罪はあるので、最低限の注意は必要です。


イスラム教国での服装

夏場は40度を超えるカタールですが、暑いからといってカジュアルな服装は問題となります。女性はタンクトップやショートパンツ、ミニスカートはやめましょう。また胸元などが見えない服装であることを十分注意しましょう。

男性も膝下がでる半ズボンは避けたほうがいいでしょう。また男性が女性を注視するといった行為も誤解を招くので、気を付けたほうがいいすね。

イスラム教国での飲酒

カタールでは外国人や観光客が増えていますが、カタールの文化を尊重することに気をつけましょう。イスラム教では飲酒や喫煙は禁止です。外国人向けのホテルなど可能なところもありますが、ルールに従って嗜んで下さい。

イスラム教国でのそのほかルール

礼拝中の方の前を横切ったり、邪魔をするような行動は避けましょう。また、ラマダン中は飲酒や喫煙など特に厳しくなるので、旅行者であっても場所を考えて行動しましょう。
ラマダン中は犯罪が増える傾向にあります。

女性への犯罪が多い

カタールは比較的安全と言われていますが、女性への犯罪は発生しています。夜間に女性の一人歩きは危険です。女性だけでのタクシー利用や裏道などを歩く行為はやめたほうが賢明です。慎重な行動をお勧めします。

写真撮影の禁止の場所がある

カタールでは、空港や軍事施設、警察施設など写真を撮るのを禁止、または許可がいる場所があります。日本と違う国であることを意識して、観光しましょう。

撮影禁止区域でカメラを持っているとフィルムやカメラを没収され、警察に連行されることもあります。またモスクや女性、礼拝している人を撮影することも避けたほうが無難です。過去に日本人観光客が、卸売市場付近を写真撮影したところ、警察車両が写っているとして身柄拘束された事案も発生しています。

参照:外務省海外安全ホームページ

海外旅行保険付きクレジットカードを持っていこう

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特にカタールには乗り継ぎで観光される方も多いでしょう。別途海外旅行保険に入らずとも、クレジットカードに付帯していれば手間も省けます。

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カタールの最新治安情報は海外安全ホームページが便利

 

カタールの旅行が決まったら、ぜひカタールの治安の最新情報をチェックしておきましょう。外務省の海外安全ホームページには随時安全情報がアップされています。

ちなみに2019年の現在の危険情報はでておらず、危険度はゼロです。

ただし、中東問題だけでなく、近年の世界各地でのテロ発生状況からみて、いつどこでどのようなテロ行為があるかわかりません。人が集まる場所に行く場合は、巻き込まれることがないように日頃から、危機管理意識を持ちましょう。

また緊急時の連絡先や大使館の場所や連絡先などを事前に準備しておくと安心です。

参照:海外安全ホームページ

カタールの治安まとめ

カタールが実は安全な国というのは驚きではありませんか?カタールは日本人にとってアラブの不思議な国ですが、日本とヨーロッパとの大事な中継地となりつつある現在、一度は訪れてみたいですよね。ぜひ安全な旅を楽しんで下さい。