セントレア空港は、サービスからデザイン、格付けでもつねに上位で名高い空港です。空港を利用する方の中には、早めに到着してゆっくり時間を過ごしたいと考える方もおられるでしょう。
そこで気になるのが空港ラウンジだと思います。セントレア空港のラウンジの特徴や使いやすいラウンジを紹介します。
搭乗前のひとときを、ぜひラウンジで過ごしてみてください。
目次
セントレア空港の概要
セントレア空港は、2005年2月17日に誕生した海上国際空港です。日本の国際空港としても広く知られ、毎日多くの方が利用しています。
セントレア空港は中部地方と空港を英語で掛け合わせた造語で、正式名称は中部国際空港です。
セントレア空港は地方空港でありながら、世界でも名高い空港でその理由は3つあります。
一つは5スターエアポートとして認定されていることです。5スターエアポートとは、空港の施設やスタッフなどサービス提供レベルが世界最高水準と認められたことを指します。
ほかにはザ・ワールズ・ベスト・エアポーツ・オブ2019で6位に選ばれ、空港の格付けでもお墨付きです。
また第一ターミナルは2005年にグッドデザイン賞を受賞しており、世界一の地方空港として名を広めました。
しかし、国内の混雑空港としても有名で、国際航空運送協会からレベル2の指定を受けています。
空港内にはホテルも完備されているため、早朝便や深夜便でも安心して休めます。
空港ラウンジとは
空港のくつろぎの場として欠かせないのが空港ラウンジです。
空港ラウンジでは、フリードリンクや無料Wi-Fi、雑誌や新聞などが用意されています。ロビーとは違い落ち着いた空間でくつろげるロケーションで、ワンランク上のサービスを提供しています。
空港ラウンジは大きく分けると次の3つです。
- 航空会社ラウンジ
- カードラウンジ
- プライオリティパスラウンジ
それぞれの特徴について簡単に説明します。
航空会社ラウンジ
航空会社ラウンジは、国内外の航空会社が運営している独自のラウンジです。ビジネスクラスやファーストクラスを利用する方や、上級会員向けのラウンジとして開放していることから、上質のサービスを受けられるのが特徴です。
ラウンジでは、フリードリンクや雑誌、無料Wi-Fiはもちろん、国際線ではビュッフェやマッサージなど、高級ホテル並みのサービスが受けられます。
カードラウンジ
カードラウンジは、クレジットカード保有者向けのラウンジです。主にゴールドカードやプラチナカードを保有している方が対象ですが、通常カードでも利用料を支払えば利用できるラウンジもあります。
航空会社ラウンジよりもサービスは劣りますが、フリードリンクや無料Wi-Fiはしっかり完備しています。静かに休憩したい方におすすめです。
プライオリティパスラウンジ
カードラウンジの1つでもあるプライオリティパスラウンジは、世界140ヵ国以上の地域で約1,200ヵ所以上の空港ラウンジを使える会員専用のラウンジです。
ラウンジによっては、航空会社ラウンジやカードラウンジと併用しているところもありますが上質なサービスとくつろぎを提供しています。
残念ながら、日本国内にある国内線では利用できるラウンジはありません。
セントレア空港国内線ラウンジ
セントレア空港の国内線ラウンジは全部で4つあります。その中でも高級感あふれるラウンジは2つあり、搭乗前にくつろぐ場所として最適です。
セントレアエアラウンジ
セントレアエアラウンジは、航空ラウンジの総称です。特徴的なのは航空会社ごとにラウンジが分かれていないことです。
利用対象はANAとJALの会員で、アルコール類を含めたドリンクやおつまみを提供しています。ビジネスマンにも便利な無線LANやコピー・FAXも完備しているので、搭乗前の仕事場としても利用できます。
ラウンジの位置もわかりやすく、保安検査場を通ったらすぐなので移動時間も取りません。
クオリアラウンジ
クオリアラウンジはトヨタ系列のレクサスカード、TS CUBIC CARDゴールドを持っている方が利用できるラウンジです。
ラウンジ内はダークな色彩で高級感を演出しています。
クオリアラウンジは同伴者の利用が1名まで無料です。2人目からは税込1,100円支払えば同じように利用できます。
アルコールを含んだドリンクからおつまみ、パソコンコーナーやコピー、FAXと仕事をしながら出発までの時間を有効活用できます。
セントレア空港国内線で使いやすいラウンジ
国内線で4つある内の2つは、先ほどのラウンジとは違い利用対象者が多いのが特徴です。
ラウンジは
・プレミアムラウンジセントレア
・第2プレミアムラウンジセントレア
で、どちらも似たようなサービスを提供していますが、対象クレジットカードが違うので注意してください。
ラウンジの場所
どちらのラウンジも、第一ターミナル3階の出発ロビーにあります。左右を国内線、国際線と区切っている中央エリアにあるためわかりやすいです。
先ほどのクオリアラウンジと合わせて、この3つのラウンジはまとまったところにあります。
対象クレジットカード
注意したいのが対象クレジットカードです。共通のクレジットカードもありますが、種類が多いのは第2プレミアムラウンジセントレアです。
こちらに一覧として載せてみました。
プレミアムラウンジセントレア | 第2プレミアムラウンジセントレア |
セントレアゴールドカード | セントレアゴールドカード |
MUFG | セントレアプレミアムカード |
DC | MUFG |
NICOS | DC |
VISA | NICOS |
JCB | UCS |
ダイナースクラブ | オリコ |
UC | 楽天 |
AMEX | ライフ |
楽天カード | アプラス |
– | エムアイ |
– | JACCS |
– | エスポ |
– | AMEX |
共通のクレジットカードを持っている方は、どちらも利用できます。ただし同伴者がいる場合、利用料が変わってきますので注意してください。
同伴者の利用については、のちほど説明します。
利用条件
どちらのラウンジも、当日飛行機を利用する方が対象です。搭乗する航空券とクレジットカードを提示すれば無料で利用できます。
このラウンジは、到着便を利用した方でも使えます。その場合は航空券の半券が必要なので失くさないようにしてください。
同伴者の利用
対象クレジットカードを持っている方の同伴者も、この2つのラウンジを利用できます。ただしクレジットカードにより利用料金が異なります。また小さなお子さまでも利用できるため、家族連れにもおすすめです。
プレミアムラウンジセントレア | |
---|---|
楽天カード18歳以上 | 1,570円 |
他提携カード18歳以上 | 1,250円 |
13~17歳以下 | 630円 |
12歳以下 | 無料 |
第2プレミアムラウンジセントレア | |
---|---|
MUFG・NICOS・DC・AMEX18歳以上 | 1,250円 |
MUFG・NICOS・DC・AMEX18歳以上 | 1,570円 |
13~17歳以下 | 630円 |
12歳以下 | 無料 |
表記されていないクレジットカードを持っている方は、他提携カード欄を参考にラウンジを選んでみてください。
設備内容
2つのラウンジは、内装が大きく違います。プレミアムラウンジセントレアは白とウッド調を基調とした雰囲気に対し、第2プレミアムラウンジセントレアはブラウンで統一されたシックな雰囲気です。
ラウンジは、アルコール類を含んだドリンクやおつまみ、雑誌や新聞、喫煙コーナーと充実した内容になっています。特徴的なのが絵本サービスがあることです。小さなお子さまが退屈しないよう、絵本まで用意してあるラウンジはセントレア空港ならではだと思います。
基本的には同じ内容を提供していますが、サービスの充実は第2プレミアムラウンジセントレです。
第2プレミアムラウンジセントレアは、無線LAN、有線LANそれぞれ用意されており、喫煙ルームもラウンジ内に4席設けています。
世界最高水準のセントレア空港はラウンジでもそのサービスを実感できる
国内線だけでも4つのラウンジを保有しているセントレア空港は、ラウンジにより雰囲気もサービスも変わってきます。
今回紹介した対象クレジットカードを持っている方は、搭乗する前にぜひ一度利用してみてください。世界に誇れるサービスを実感できます。