国内の出張とは異なり、海外出張の際は必要な物を忘れた時、現地調達できないことが多いため、様々なアイテムを準備する必要があります。今回は、海外出張を快適に過ごすために必要な持ち物、便利なアイテムを紹介していきます。
目次
海外出張準備の注意点
バカンスで海外へ出かける時の準備も大変ですが、特に出張ともなると、仕事に必要な物だけでなく、様々なアイテムが必要になります。海外でのトラブルを未然に防ぐためには、出張前に必要なアイテムをリストアップして、余裕を持って準備することが大切です。
海外出張の前に準備すると良い持ち物
ここでは、海外出張にでかける前に準備しておくと良い持ち物を紹介します。
パスポート・ビザ
海外出張に必要な物の代表的なものがパスポートです。特に、初めての人は、パスポートの申請には手続きから発行まで約1週間かかるため、期限の余裕を持って申請してください。また、自宅を出る前に、忘れていないか必ずチェックしておきましょう。
万が一の場合を考えて、パスポートのコピーを準備しておくと安心です。その他にも、渡航先や期間によって、大使館でビザを申請しなくてはなりません。ビザを発行する際のルールは国ごとに異なるので、出張先の国のルールを事前にチェックしておくことは大変重要です。
海外旅行保険証
クレジットカードで提携していることもありますが、クレジットカードに海外旅行の際の保険が付帯していない場合は事前に加入すると良いでしょう。出張前に時間にゆとりがない時は、空港で簡単に手続きできます。パスポートと共に忘れずに持っていきましょう。
免許証とコピー
渡航先でパスポートを紛失した時、顔写真付きの身分証明書が必要になるので、運転免許証もしくはコピーを準備しておくと良いでしょう。その際は、パスポートとは別にして管理してください。また、海外で運転する予定の方は、日本の運転免許証のほかに国際運転免許証も必要になります。国際運転免許証の発行手続きは、運転免許試験場や運転免許更新センターで可能です。
証明写真
万が一、渡航先でパスポートの盗難・紛失した場合、パスポートを再発行しなければなりません。その際に証明写真が必要なため、持ち物に加えパスポートとは別に管理することをおすすめします。
ホテルの予約確認書
税関で現地のホテル名・住所・電話番号を申告書に記入するため、初めての方はホテルの予約確認書を準備しておくことをおすすめします。
クレジットカード
日本で利用できるクレジットカードの中には、渡航先によって使用できないものがあります。海外で慌てないためにも、自分のクレジットカードが、海外で使用可能か事前にチェックしておきましょう。
また、海外ではVISAのみ使用可、Mastercardのみ使用可のショップがあるため、出張が長期に渡る場合は両方のカードを持っていると安心です。また、カードの盗難や紛失に備えて、サポートデスクの電話番号は必ず控えておいてください。
海外で使用できるポケットWi-Fi
日本の携帯電話を出張前にデータローミングOFFにせず、海外で利用していると、料金が高額になってしまいます。そんなトラブルを避けるために必要なアイテムがポケットWi-Fiです。海外出張の場所によっては、通信環境が整備されていないこともあるため、必ず用意しておくべきアイテムの一つといえるでしょう。場所によっては、空港でポケットWi-Fiのレンタルができるショップがあるので、出張先のWi-Fi環境についても考慮する必要があります。
モバイルバッテリー
日本にいる時と異なり、海外出張中は自分の好きなタイミングで充電できるとは限らないため、大事な時にPCやスマホの充電が切れることを想定する必要があります。いざという時のために、モバイルバッテリーを準備しておくとスムーズに出張を終わらせられるでしょう。
変換プラグ
渡航先によっては日本の電源プラグと規格が異なり、電化製品が使用できずスマホやタブレットなどの充電ができないことがあります。出張先の国の規格に合う交換プラグを用意すると良いでしょう。交換プラグには、いくつか種類がありますが、一つのプラグにいくつかの規格をまとめているマルチタイプがおすすめです。
常備薬
初めての渡航先では食事・水だけでなく、現地の環境に適応できず体調を崩すことがあります。そのような緊急事態に備えて、鎮痛剤・風邪薬・胃薬・下痢止めなど日本から用意していくと安心です。普段、処方されている薬があるときは、いざという時のことも考えて少し多めに準備しておくと、急な日程変更にも柔軟に対応できます。
海外出張で準備すると良い持ち物【仕事編】
仕事の書類
うっかり忘れてしまうと、大変なことになってしまうのが、仕事の書類です。プレゼンや取引先との大事な書類やデータを保存したUSBは、出発前に必ずチェックするようにしましょう。また、ロストバゲッジに合っても慌てないように、印刷不可の重要書類は手荷物で管理すると情報の流出を心配する必要がありません。
名刺
取引先の方と交換するだけでなく、財布に一枚入れておくと財布を紛失した時も戻ってくる可能性があります。ビジネスチャンスは、いつどこで訪れるのか分からないので、なるべく多めに準備しておきましょう。
パソコン
ホテルのロビーなどに、誰でも使用可能なパソコンが準備されていることもありますが、自分のパソコンを準備しておくと仕事もスムーズに進められます。
汚れても良い靴
渡航先によっては、歩いているだけで靴が汚れてしまうことがあります。荷物はかさばりますが、汚れてもよい靴を一足用意すると何かと便利です。現地で汚れを気にせず気軽に履ける靴と、スーツに合わせる革靴の2種類を用意すると快適に過ごせます。
海外出張で準備すると良い持ち物【女性編】
ウェットティッシュ(除菌)
渡航先では、レストランなどの飲食店でもテーブルやカトラリーが清潔に保たれていないことがあります。また、手が汚れた時もすぐに洗える場所を見つけられないため、サッと拭いて除菌できるウェットティッシュは、必ず準備しておきたいアイテムの一つです。
スカーフやはおりもの
飛行機内だけでなく、渡航先では冷房が効きすぎて寒い場合、乾燥がひどい場合があります。特に、冷えに敏感な女性は、温度調節が簡単にできるスカーフやカーディガンなどを一つ用意しておくと大変便利です。
絆創膏
ヒールなどを長時間履いて、靴ずれができた時に重宝するのが絆創膏です。渡航先での擦り傷・切り傷の応急処置ができるので、なるべく剥がれにくいタイプの絆創膏を持ち物に加えておくと良いでしょう。
汗拭きシート
お風呂に浸かれなくても、シャワーを浴びることは可能ですが、気温の高い国で移動時に汗をかいた場合など、サッと汗を拭きとってすっきりできる汗拭きシートは、女性にとってあると便利な持ち物です。ぜひ、リストに加えておくと良いでしょう。
長期・短期海外出張の際に準備すると便利な物
ここでは、長期・短期海外出張で、あると便利な持ち物をまとめています。
お財布2個
日本とは異なり、海外では国によってスリに合うことがあります。アクシデントに合っても慌てないように、持ち歩き用に少額の現金を入れたお財布と、クレジットカードなど大事なものを入れるお財布の2種類を用意して管理すると良いでしょう。
現金(現地通貨・日本円・ドル)
クレジットカードは大都市では使用できますが、地方の小さな街では現金しか使用できないことがあるため、出発前に空港で両替していくと良いでしょう。国によっては、日本円をスムーズに両替できないことがあります。ドルは日本円よりスムーズに両替できる場合があるため、現地通貨・日本円・ドルの3種類準備しておきましょう。
筆記用具
出入国カードを記入する際に必要な筆記用具も、日本から用意しておきましょう。ボールペンのほかに、赤ペン・シャープペン・消しゴム・4色ボールペンなどがあると良いでしょう。さらに、すぐ書き込めるメモ帳があるとかなり便利です。
折り畳み傘
渡航先でも購入可能な折り畳み傘ですが、機内への持ち込みが可能なので、いざという時日よけにもなるため、持ち物リストに加えることをおすすめします。
ジッパー付きの袋
1日ごとの領収書をジッパー付きの袋に入れて保管すると、後で計算するときに便利です。その他にも、アクセサリーなど細々としたものを保管するときにも利用できます。
小型懐中電灯
突然停電することがある海外の宿泊施設では、小型の懐中電灯を準備しておくと慌てることがありません。また、ガムテープなどで机やベッドサイドに固定すると簡易式の電灯として利用でき便利です。
エアピロー
エアピローは、座ったままの姿勢で寝ても首を保護してくれるので、海外出張の必須アイテムです。睡眠不足になりがちな旅先で、睡眠をしっかりとって疲れを溜めないためにも、ぜひ持ち物に加えてください。
簡易スリッパ
海外のホテルでは、日本のホテルのようにスリッパが用意されていないことが多いため、持ち物に簡易スリッパを用意しておくと便利です。渡航先で歩き疲れた後、ホテルの部屋でスリッパに履き替えるだけで、リラックスできるのでおすすめです。
まとめ
海外出張となると、どうしても荷物が多くなってしまうのが悩みの種です。出張前の準備では、まず必要な物の優先順位を考えることから始めましょう。必要なアイテムは人によって異なります。
自分にとって必要なアイテムを見極めることが、荷物をなるべくコンパクトにするコツです。大事な出張を成功させるためにも、自分なりのリストを作って余裕を持って準備をしましょう。
エポスカード
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