「1元は日本円でいくら?」「中国旅行の両替はどこが一番安い?」「Alipayって日本人でも使えるの?」——2026年4月現在、1元は約23円前後で、中国旅行1週間の目安は2,500〜5,000元(約6〜12万円)、両替はクレジットカードATMキャッシング>成田/羽田空港>日本国内銀行の順で手数料が安くなります。本記事では人民元と円の換算早見表から2026年最新のレート動向、両替方法ランキング、ビザ免除30日の最新情報、Alipay・WeChat Payの日本人向け登録手順、中国での現金目安、偽札対策、帰国後に余った元の処分方法まで、中国旅行に必要なお金の知識を網羅的に確認できます。
2026年4月時点での最新情報も反映。日本を含む45カ国への30日以内ビザ免除は2026年12月31日まで延長(2025年11月決定)、春節は2026年2月15-23日の9連休、Alipay Tour Passは2023年3月末で終了し現在は本体にVISA/Mastercard/JCB/Amex/UnionPayを直接紐付けて使う方式、持ち出し上限は2万元(約46万円)——の実務情報まで網羅します。
では、本題の人民元と円の換算・両替事情を詳しく見ていきます。
目次
- 1 1. 1元は日本円でいくら?2026年4月最新の人民元円レート
- 2 2. 人民元の基礎知識——単位・記号・通貨コード
- 3 3. 人民元の紙幣・硬貨の種類と新旧券の扱い
- 4 4. 人民元の両替方法6種を完全比較
- 5 5. 2026年最新|中国ビザ免除30日と旅行需要の回復
- 6 6. 中国のキャッシュレス事情とAlipay・WeChat Pay日本人向け登録
- 7 7. 中国旅行に現金はいくら必要?日数別の目安
- 8 8. 人民元の持込・持出制限と税関ルール
- 9 9. 偽札・タクシー詐欺・ATMトラブルを避けるコツ
- 10 10. 帰国後に余った人民元の処分方法
- 11 11. よくある質問(FAQ)
- 12 12. まとめ——中国旅行のお金準備、ここだけ押さえる
1. 1元は日本円でいくら?2026年4月最新の人民元円レート
2026年4月22日時点での中国人民元/日本円(CNY/JPY)は約23円台で推移しています。2024年以降の円安継続により、人民元円も歴史的高値圏に突入。中国人民銀行の管理変動相場制のもと、対ドルで日々±2%の変動幅で推移しています。
1-1. 1元〜10,000元の完全換算早見表
| 人民元 | 約 日本円(@23円) | 用途・買い物の目安 |
|---|---|---|
| 1分(0.01元) | 約0.23円 | 流通ほぼなし・硬貨のみ |
| 1角(0.1元) | 約2.3円 | 市場の端数・ほぼ流通なし |
| 1元 | 約23円 | ミネラルウォーター500ml・地下鉄1区間 |
| 5元 | 約115円 | 中国式朝食(包子+豆乳) |
| 10元 | 約230円 | ローカル屋台のラーメン1杯 |
| 20元 | 約460円 | ローカル食堂のランチ |
| 50元 | 約1,150円 | 中級レストランの1人前 |
| 100元 | 約2,300円 | 観光地の入場料・タクシー中距離 |
| 500元 | 約11,500円 | 中級ホテル1泊(上海・北京郊外) |
| 1,000元 | 約23,000円 | 高速鉄道の1区間・ビジネスホテル2泊 |
| 5,000元 | 約115,000円 | 3泊4日の中級旅行1人分 |
| 10,000元 | 約230,000円 | 1週間の個人旅行の総予算目安 |
| 20,000元 | 約460,000円 | 人民元の持ち出し上限(税関ルール) |
※ 実際のレートは日々変動します。両替・決済前に必ずみんかぶFXの最新CNY/JPYレートや三菱UFJ銀行 外国為替相場で確認してください。
1-2. 直近1年のCNY/JPYレンジ
| 指標 | 値 | 時期 |
|---|---|---|
| 2026年4月22日現在値 | 約23.35円 | 本日 |
| 52週最高値 | 約23.41円 | 2026年4月前半 |
| 52週最安値 | 約19.83円 | 2024年9月〜2025年初旬 |
| 2025年平均 | 約21.15円 | 通年 |
| 2024年平均 | 約21.09円(最高22.23円・最安19.83円) | 通年 |
2026年4月時点は、2024年以降の円安進行とドル高トレンドの継続で、CNY/JPYは歴史的高値圏です。1元あたり23円超の水準は、過去10年では最も高いレベルに属します。中国旅行を検討している場合は、為替変動を見ながら計画的に両替を進めるのが賢明です。
1-3. オンショア人民元(CNY)とオフショア人民元(CNH)の違い
為替情報を調べていると「CNY」と「CNH」の2つの表記が混在しているのに気付きます。旅行者目線では違いを意識する必要は低いですが、理解しておくと両替時の疑問が解けます。
| 表記 | 意味 | 取引場所 | 旅行者との関係 |
|---|---|---|---|
| CNY | オンショア人民元(中国本土) | 上海外国為替取引センター | 現地両替レートの基準 |
| CNH | オフショア人民元(主に香港) | 香港・シンガポール等 | 日本の銀行・両替所はCNH相場参照 |
両者は通常ほぼ同じレートで動きますが、中国本土の経済ニュースで急変動時にわずかな乖離が生じることがあります。旅行者が気にする必要はほぼありません。
2. 人民元の基礎知識——単位・記号・通貨コード
2-1. 元・角・分の単位換算
| 単位 | 記号 | 関係 | 口語(会話で使う呼称) |
|---|---|---|---|
| 元(yuan) | ¥ / RMB / CNY | 基本単位 | 块(クァイ/kuài) |
| 角(jiao) | — | 1元 = 10角 | 毛(マオ/máo) |
| 分(fen) | — | 1角 = 10分、1元 = 100分 | 分のまま |
旅行者が現地で耳にするのはほぼ「块」と「毛」です。「5块8毛(5.8元=約128円)」というように会話では块・毛を使います。分の流通はほぼなく、物価上昇で現金取引では切り捨てられることがほとんどです。
2-2. 「¥」記号は日本円と同じで紛らわしい
人民元の通貨記号は「¥」で、日本円と同じ表記です。中国の店舗の値札で「¥50」と書かれていても、それは50元(約1,100円)を意味し、50円ではありません。以下の表記を見分けて判断してください。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| ¥50 | (中国国内)50元 = 約1,100円 |
| RMB 50 / CNY 50 | 50元と明確 |
| 50元 | 同上 |
| 5块 / 5块8毛 | 会話表現(5元、5.8元) |
2-3. 「人民元」と「中国元」「RMB」「CNY」は全部同じ
以下はすべて同じ通貨を指します。混乱しないよう整理しておきます。
- 人民元(じんみんげん):正式名称。中国政府が発行する通貨
- 中国元:日本語の俗称。公式文書では使わない
- RMB(Ren Min Bi):人民幣(レンミンビ)の英語表記。商用・決済で使用
- CNY:ISO 4217通貨コード。為替市場・国際取引で使用
- 元(yuan):基本単位。会話では「块(kuài)」
2-4. 「中国元」と「台湾元」は別の通貨
最大の勘違いポイントがこれです。中国と台湾の「元」はまったく別の通貨で、互換性も交換レートも異なります。
| 通貨 | ISO | 発行 | 2026年4月レート(対円) |
|---|---|---|---|
| 中国人民元 | CNY | 中国人民銀行 | 約23円/元 |
| 新台湾ドル(台湾元) | TWD | 中華民国中央銀行(台湾) | 約4.7円/元 |
台湾旅行用に「元」を両替するつもりで人民元を買ってしまうと、台湾では使えません(一部両替所でのみ取扱い、レートも悪い)。必ず国別に通貨名を確認してから両替してください。台湾の通貨情報は台湾ドル円換算ガイドで詳しく解説しています。
3. 人民元の紙幣・硬貨の種類と新旧券の扱い
中国の通貨は、中国人民銀行(PBOC)が紙幣と硬貨を発行します。現在流通しているのは「第五版人民元」で、2015年11月発行の100元新券、2019年8月発行の5〜50元新券が主流です。
3-1. 現行紙幣一覧(第五版・2015/2019年版)
| 券種 | 色 | 裏面のデザイン | 最新発行年 |
|---|---|---|---|
| 100元 | 赤 | 人民大会堂 | 2015年11月(新券) |
| 50元 | 緑 | ポタラ宮(ラサ) | 2019年8月 |
| 20元 | 茶 | 桂林の山水 | 2019年8月 |
| 10元 | 青 | 三峡・瞿塘峡 | 2019年8月 |
| 5元 | 紫 | 泰山 | 2020年11月 |
| 1元 | 緑 | 西湖・三潭印月 | 2019年8月 |
全紙幣の表面には毛沢東の肖像が描かれています。第四版以前の旧紙幣(風景や労働者が描かれたもの)は、法定通貨としては有効ですが、店舗で受け取りを拒否されるケースが増えており、旅行者が目にすることはほぼありません。
3-2. 硬貨一覧
| 硬貨 | 日本円換算(@23円) | 特徴 |
|---|---|---|
| 1分 | 約0.23円 | アルミ製・流通ほぼなし |
| 5分 | 約1.15円 | アルミ製・流通ほぼなし |
| 1角 | 約2.3円 | アルミ製・銀色 |
| 5角 | 約11.5円 | 真鍮色 |
| 1元 | 約23円 | 銀色・最もよく使われる |
キャッシュレス化が進んだ結果、都市部では硬貨を見かける機会はほぼ皆無です。地方の農村部や年配者の屋台でごく稀に流通している程度です。
3-3. 新旧紙幣の併用と見慣れない紙幣への対処
中国では新版紙幣と旧版紙幣が混在して流通していますが、旅行者が受け取る範囲は基本的に第五版(2015/2019年版)です。以下の3点は覚えておいてください。
- 第四版100元札(1980年〜)を受け取ったら、銀行で新券に交換すべき。店舗では拒否される可能性大
- 破損・落書きのある紙幣は店舗で拒否される。銀行窓口で交換申請可能
- 新券の100元札には光の角度で色が変わる金色ストリップ(オプチカリー・バリアブル・インク)があり、偽札識別の第一ポイント
4. 人民元の両替方法6種を完全比較
人民元への両替方法は複数あり、最安の方法と最も割高な方法で手数料に10%超の差が生じます。日本の銀行・空港で両替するのは「最も不利」で、現地ATMキャッシングが「最も有利」という逆転現象が起きています。詳しくは外貨両替おすすめ手数料比較ガイドもあわせて参照してください。
4-1. 両替方法6種のコスト比較表
| 方法 | 手数料(対ミッドレート) | 利便性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 日本の空港両替所 | 8〜12%(最も不利) | ◎(即時) | 出発当日に少額だけ両替する人 |
| 都市部の銀行窓口(三菱UFJ・みずほ等) | 4〜8% | △(平日昼のみ・要予約) | 銀行窓口を信頼する高齢層 |
| 金券ショップ(大黒屋等) | 2〜5% | ○(当日) | まとまった額を日本で準備したい人 |
| 外貨宅配(マネーバンク等) | 3〜5% | ○(事前注文・翌日配達) | 自宅で受け取りたい人 |
| 現地ATMでのクレカキャッシング | 実質1.6〜2.5%(ATM手数料220円+利息) | ◎(到着後) | 必要な分だけ現地で引き出したい人 |
| 現地の中国銀行・工商銀行窓口 | 1〜3% | △(平日のみ) | 長期滞在者・大額を両替したい人 |
4-2. なぜ日本の空港両替所は割高なのか
成田・羽田・関西国際空港の両替所は、店舗賃料が高く競合が限られるためスプレッド(買値と売値の差)が非常に広く設定されています。特に人民元のような非メジャー通貨ではスプレッドが10〜12%と、ユーロやドルに比べても突出して悪いのが実情です。
例えば1CNY=23円のミッドレート時、日本の空港両替所では「1元=25.3円〜25.8円で買える」と表示されます。100元(約2,300円)の両替で230〜280円の損、1,000元なら2,300〜2,800円の損という計算です。
4-3. 現地ATMキャッシングが最も安い理由
エポスカードなど海外キャッシング対応のVISA/Mastercardカードでは、中国国内の中国銀行・工商銀行・建設銀行のATMから実質1.6〜2.5%の手数料で人民元現金を引き出せます。内訳は以下のとおりです。
- 為替レート:Visa/Mastercardの公示レート(ミッドマーケットレート近傍)
- 海外ATM手数料:1回あたり110〜220円(カード会社により異なる)
- 現地ATM手数料:中国銀行・工商銀行のATMは0円(独立系ATMは15〜50元取られることあり)
- キャッシング金利:年18%程度。ただし帰国後すぐ繰上返済すれば1〜2日分の利息で済む
例えば10万円相当(約4,300元)をキャッシングで引き出した場合、空港両替なら10,000〜12,000円の手数料が、キャッシング+繰上返済なら1,600〜2,500円程度に圧縮できる計算です。差額は毎回8,000〜10,000円。旅行頻度が多い人は年間数万円の節約になります。
4-4. Wise・Revolutという選択肢
フィンテック系のマルチカレンシーサービスも選択肢です。ただしWiseは人民元へのチャージができない(中国の為替規制により)点に注意が必要です。
| サービス | 人民元対応 | 使い方 |
|---|---|---|
| Wise | △(送金は制限あり・デビットカードでATM出金は可) | Wiseデビットカードで中国銀行ATMから人民元出金。Alipayに登録して決済も可能 |
| Revolut | ×(人民元口座なし) | 実用性は限定的。ドル・ユーロ経由で決済時に変換されるが、手数料が発生 |
Wiseデビットカードの中国ATM利用は、エポスキャッシングとコスト面でほぼ互角です。カード付帯の海外旅行保険を考慮するとエポスカードに軍配が上がります。
5. 2026年最新|中国ビザ免除30日と旅行需要の回復
2024年11月に始まった中国の一方的ビザ免除政策は、2026年12月31日まで延長されています(2025年11月決定)。これにより、日本を含む45カ国のパスポート保有者は30日以内の観光・商用・家族訪問・トランジットであればビザ不要で中国に入国できます。訪中需要が急速に回復しており、円安下でも訪問者が増えている状況です。
5-1. 30日ビザなし渡航の適用条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象国籍 | 日本を含む45カ国(2026年4月時点) |
| 滞在上限 | 1回あたり30日以内(延長不可) |
| 入国目的 | 観光・商用・家族訪問・トランジット |
| 必要書類 | パスポート(残存有効期間6ヶ月以上)・復路航空券 |
| 入国カード | 2024年10月から一部港湾で廃止(空港はパスポートコントロールのみ) |
| 期限 | 2026年12月31日まで(さらに延長される可能性あり) |
30日以内の滞在であればビザ申請不要、予約不要、追加費用なしで入国できます。31日を超える滞在(駐在・留学・長期商用)は従来通りビザ申請が必要です。詳細は在中国日本国大使館の最新情報、および一次ソースとして中国国家移民管理局公式サイトで最終確認してください。
5-2. 240時間(10日)トランジットビザ免除の拡大
2024年12月には、第三国経由で中国を通過する旅行者向けの240時間(10日)トランジットビザ免除が全国60ヶ所(空港・港湾・陸路口岸)に拡大されました。ただし日本国籍者はすでに30日ビザ免除が適用されているため、240時間ルールを使う必要は原則ありません。欧米等のビザ免除対象外の国からの旅行者が、中国を経由して第三国へ向かう場合に便利な制度です。
5-3. 2026年の訪中需要ピーク時期
| 時期 | 内容 | 旅行者影響 |
|---|---|---|
| 春節(旧正月) | 2026年2月15〜23日の9連休 | 中国人の国内移動ピーク。航空券・ホテルが高騰、駅は大混雑 |
| 清明節 | 2026年4月4〜6日の3連休 | 国内観光地が混雑 |
| 労働節 | 2026年5月1〜5日の5連休 | 国内旅行ピーク |
| 国慶節 | 2026年10月1〜7日の7連休 | 春節に次ぐ最大の国内移動 |
日本人が中国を訪問する場合、連休中は現地のホテル・新幹線・観光地が非常に混雑します。可能であれば平日や連休前後を選ぶと、人民元の物価も安定し旅行しやすくなります。
6. 中国のキャッシュレス事情とAlipay・WeChat Pay日本人向け登録
中国は世界で最もキャッシュレス決済が進んだ国のひとつで、屋台・タクシー・地下鉄・観光地の9割以上がAlipay(支付宝)とWeChat Pay(微信支付)のQRコード決済で動いています。VISA・Mastercard・JCBのクレジットカードが直接使える店舗は高級ホテル・空港・一部の外資系レストランに限定されます。
6-1. 中国の主要決済手段と日本人利用可否
| 決済手段 | 普及度 | 日本人利用可否 | 登録方法 |
|---|---|---|---|
| Alipay(支付宝) | ◎最大 | ◎(VISA/Master/JCB紐付け) | アプリに直接クレカ登録 |
| WeChat Pay(微信支付) | ◎最大 | ○(実名認証+有効化が必要) | +81番号で登録→実名認証→海外決済有効化 |
| 銀聯カード(UnionPay) | ◎ | ○(日本で発行可能) | 三井住友銀聯カード等を事前に取得 |
| VISA/Mastercard/JCB(直接) | △ | △(高級店・空港のみ) | 不要 |
| 現金(人民元) | ○ | ◎ | 両替 |
| デジタル人民元(e-CNY) | △(普及中) | ○(2024年3月から外国人向けアプリ) | e-CNYアプリ+日本の携帯番号 |
6-2. Alipay Tour Passは終了、今は本体直接登録が正解
かつて日本人旅行者向けの簡易登録機能として「Alipay Tour Pass(ツアーパス)」が提供されていましたが、2023年3月末で終了しました(後継の「Tour Card」が2023年4月に上海銀行から公開)。現在は以下のいずれかで利用します。
- Alipay本体にVISA/Mastercard/JCB/Amex/UnionPayを直接登録(2023年以降の主流・2026年時点で最も便利。Amexは2025年2月・UnionPayは2024年11月に追加)
- Tour Card(上海銀行のミニプログラム内プリペイド)を発行してチャージ(補助的手段)
- Wiseデビットカードを紐付け(銀聯ではなくVISAデビットとして登録)
Alipayの日本人向け登録フローの概要は以下のとおりです。
- Alipayアプリをインストール(App Store / Google Play)
- +81の日本携帯電話番号で新規登録(SMS認証)
- パスポート情報入力(実名認証)
- 「Cards」→「Add Bank Card」からVISA/Mastercard/JCBのクレジットカード番号を登録
- 少額決済で3Dセキュア認証(初回のみ)
一部のクレジットカードは海外不正利用防止で「安全ではない」エラーが出ることがあります。その場合は事前にカード会社に「中国での利用予定」を連絡するか、別のカードで試してください。エポスカードはVISAブランドなのでAlipayに登録可能で、実際に多くのユーザーが成功しています。最新の対応状況はAlipay公式サイト(グローバル版)で確認できます。
6-3. WeChat Payの日本人利用の注意点
WeChat Payは、日本の携帯番号で登録した場合に初期状態で「海外決済機能が無効」になっています。有効化するには以下の手順が必要です。
- WeChat(微信)アプリをインストール
- 日本携帯番号で登録
- Me → Services → Wallet に進む
- 実名認証(パスポート情報)
- 海外カード(VISA/Master/JCB)登録
- 「国際決済の有効化」設定
実名認証の審査に1〜3営業日かかることがあるため、旅行の1週間前までには設定完了させておくのが安全です。また、アプリが中国語表示のみのケースがあるため、英語設定に切り替えて操作してください。
6-4. 銀聯カード(UnionPay)という代替手段
クレジットカード国際ブランド「銀聯(UnionPay)」は中国本土で最も普及している決済ネットワークです。日本でも三井住友銀聯カード・ANA銀聯カードなどが発行でき、中国の一般商店・屋台でも直接スワイプ決済可能です。
年会費や審査が必要なため、1度だけの短期旅行なら不要ですが、頻繁に訪中する人には検討価値があります。エポスカードは銀聯ではなくVISAなので、Alipay経由での利用がメインになります。
7. 中国旅行に現金はいくら必要?日数別の目安
「キャッシュレス大国だから現金ゼロでOK」という情報が流れがちですが、現金が必要なシーンは必ず残るのが実情です。屋台・地方都市・観光地のローカル店・公衆トイレ・賽銭・通信障害時などで小額の現金が必要になります。
7-1. 日数×準備金額の目安
| 滞在日数 | キャッシュレス前提(推奨) | 完全現金前提 | 対象都市 |
|---|---|---|---|
| 2泊3日(北京・上海) | 300〜500元(約7,000〜11,500円) | 2,500〜4,000元(約58,000〜92,000円) | 都市部 |
| 3泊4日(1都市滞在) | 500〜1,000元(約11,500〜23,000円) | 4,000〜7,000元(約92,000〜161,000円) | 都市部 |
| 5泊6日(複数都市) | 1,000〜1,500元(約23,000〜34,500円) | 7,000〜10,000元(約161,000〜230,000円) | 都市+地方 |
| 1週間以上(地方含む) | 2,000元前後+予備(約46,000円) | 10,000元以上(約230,000円) | 地方中心 |
日本で両替するのは「日数分×半分」程度が無難。残りは現地の中国銀行ATMで必要な分だけ追加調達するハイブリッド運用が、手数料面で最も有利です。
7-2. 現金が必要になる具体的シーン
- 地方都市・農村部のローカル食堂:QR決済非対応の古参店が残存
- 屋台・市場:Alipay対応率は都市部で9割だが、地方では6〜7割に低下
- タクシー(特に夜間):通信不安定でQR決済が使えないケース、釣り銭用に100元札避けて20・10元札が必要
- 公衆トイレ・寺社の賽銭:1〜5元硬貨・小額札が必要
- Alipay/WeChat Payのアプリエラー時:認証失敗やサーバー障害で突然使えなくなるケース
- 通信障害・SIMカード不調:決済アプリが動かない時の最終バックアップ
7-3. 紙幣の額面選び——100元札よりも小額札を優先
日本の銀行・両替所で人民元を両替すると、100元札(最高額紙幣)が中心で渡されることが多いですが、現地では100元札はタクシー・屋台で釣銭切れの原因になります。以下のバランスで両替するよう両替所に依頼すると実用的です。
- 100元札:全体の40〜50%(ホテル・レストラン向け)
- 50元札:全体の20〜30%
- 20元札:全体の15〜20%
- 10元札・5元札:全体の10〜15%(屋台・タクシー向け)
8. 人民元の持込・持出制限と税関ルール
中国は外貨・自国通貨ともに持込持出制限がある国です。うっかり超過して税関で没収されるケースがあるため、事前に押さえておいてください。
8-1. 持ち込み・持ち出しの上限
| 通貨 | 方向 | 上限(無申告) | 超過時の扱い |
|---|---|---|---|
| 人民元(CNY) | 持ち込み・持ち出し両方 | 20,000元(約46万円) | 税関申告・超過分没収リスク |
| 外貨(USD・JPY等) | 持ち込み | 5,000米ドル相当 | 税関申告 |
| 外貨(USD・JPY等) | 持ち出し | 5,000米ドル相当 | 税関申告・銀行発行証明書で超過可 |
通常の旅行者がこの上限を超えることは稀ですが、高額買い物(骨董・ブランド品)や長期商用で大金を持ち歩く場合は要注意です。
8-2. 日本側の外貨持込制限
日本に人民元を持ち帰る場合、100万円相当を超える金額は税関で申告必要です。人民元20,000元は日本円で約46万円なので、中国側の上限を守っていれば日本側の申告義務は発生しません。
9. 偽札・タクシー詐欺・ATMトラブルを避けるコツ
中国では以前ほど偽札やタクシー詐欺は頻発しなくなりましたが、旅行者を狙った古典的詐欺は残っています。在中国日本大使館も繰り返し注意喚起を出しており、以下の対策は有効です。
9-1. 100元偽札の見分け方3ポイント
| ポイント | 真券の特徴 | 偽札の特徴 |
|---|---|---|
| 光沢ストリップ | 角度を変えると金→緑に色が変化 | 色変化なし・印刷が平面的 |
| 紙質・触感 | 特殊綿紙でコシがあり、毛沢東の襟の部分が凹凸 | つるっと平坦・厚みが不均一 |
| 透かし | 光にかざすと毛沢東と「100」の透かしが明瞭 | 透かしが薄い・位置ずれ |
両替時に100元札を受け取ったら、必ずその場で透かしと触感を確認してください。旧第四版(風景画)の100元札は流通が極端に少ないため、受け取ったら真贋確認の対象です。
9-2. タクシー100元札すり替え詐欺の対策
夜間のタクシーで、100元札を渡すと「これは偽札だ」と言って返し、別の偽札とすり替える典型的な手口があります。対策は以下です。
- タクシー支払いは可能な限りAlipay/WeChat PayのQR決済にする
- 現金が必要な場合、100元札ではなく20元・10元札で支払う
- 現金を渡す時は、紙幣の番号を記憶しておくか写真を撮る
- DiDi(配車アプリ)を使えばAlipay経由で決済されるため、現金トラブルが起きない
9-3. ATMキャッシングのトラブル対策
- 中国銀行・工商銀行・建設銀行の大型ATMを選ぶ。独立系ATMは手数料が高い
- 引き出し時に「マグネット詐欺」(スキミング装置)に注意。カードスロットがグラつくATMは使わない
- 引き出し上限:1回2,000〜3,000元、1日10,000元(中国外貨管理局規定)
- エラーが出たらキャンセルして別のATMへ。不審なカード吸い込みに備える
- キャッシング後は帰国したらすぐカード会社サイトで繰上返済。利息を最小化
10. 帰国後に余った人民元の処分方法
旅行から戻ると少額の人民元が手元に残るのが常です。処分方法には優劣があります。
10-1. 処分方法の比較
| 方法 | 手数料・レート | 向いている額 |
|---|---|---|
| 日本の銀行・空港で円に再両替 | 買取時8〜12%の手数料(最も不利) | 緊急時のみ |
| 金券ショップ(大黒屋等)で売却 | 2〜5%の手数料 | 1,000元以上のまとまった額 |
| 外貨宅配業者(マネーバンク等)の買取 | 3〜5%の手数料 | 500元以上 |
| ポケットチェンジ(空港設置機) | Suica/楽天Edy等に即時変換・手数料約7% | 100〜500元の端数 |
| ドン・キホーテ・一部ヨドバシで使用 | レート悪い(表示円換算の1〜1.1倍) | 非推奨 |
| 次回訪中まで保管 | 為替変動リスクのみ | 再訪予定がある場合 |
| ユニセフ等への外貨寄付 | 手数料0円・所得控除の可能性 | 硬貨・少額札 |
10-2. ポケットチェンジが端数処分に便利
成田・羽田・関空・福岡など主要空港に設置されているポケットチェンジ機は、人民元を含む各国通貨をSuica・楽天Edy・WAON・Amazonギフト券等にその場で変換できます。手数料は約7%とそれほど安くありませんが、硬貨も含めて投入できるのが最大のメリット。帰国便の降機後にまとめて処理するのがおすすめです。
10-3. 再訪予定があれば保管も選択肢
2026年中に再訪する予定があるなら、現金を保管しておくのも合理的です。人民元は10年以上保存可能な耐久性があり、為替変動リスクは年間数%程度。現金3,000元程度なら翌回の小額支払い用として手元に残すのが便利です。
11. よくある質問(FAQ)
Q1. 1元は日本円でいくらですか?
2026年4月22日時点で1元は約23円です。2024年以降の円安進行で、過去10年で最も高い水準に位置しています。実際のレートは日々変動するため、両替・決済前に最新レートを確認してください。
Q2. 中国で日本円は使えますか?
原則として使えません。ごく一部の観光地土産店や日系ホテルで受け取る場合がありますが、レートが非常に悪く(10〜20%割高)、現金・Alipay・クレカいずれかを使うのが合理的です。
Q3. 中国旅行で現金はいくら必要ですか?
キャッシュレス前提なら1日3,000〜5,000円分(約150〜220元)、完全現金前提なら1日10,000〜15,000円分(約450〜680元)が目安。都市部ならキャッシュレス+予備現金の組み合わせで済みます。
Q4. 日本で人民元に両替できますか?
できます。銀行(三菱UFJ・みずほ・三井住友・中国銀行東京支店)、空港両替所、金券ショップ(大黒屋等)、外貨宅配(マネーバンク)のいずれでも両替可能です。レートの優劣は:中国銀行東京支店>金券ショップ>外貨宅配>銀行>空港の順です。
Q5. Alipayは日本人でも使えますか?
使えます。VISA/Mastercard/JCB/Amex/UnionPayのクレジットカードを直接登録することで、中国国内のほぼすべての店舗でAlipay決済が可能です。Alipay Tour Passは2023年3月末で終了しましたが、本体にカードを紐付ける方式が現在の標準です(Amexは2025年2月・UnionPayは2024年11月に登録対応)。
Q6. 中国で偽札をつかまされたらどうする?
偽札と気付いたら使用せず銀行窓口に持ち込んで鑑定してもらうのが基本。そのまま使うと詐欺罪に問われる可能性があります。補償はありませんが、銀行が無償で回収し、警察届出の案内をしてくれます。偽札リスクを下げるには、ATMキャッシングで新券を受け取るのが最も安全です。
Q7. 中国ではVISAやJCBは使えますか?
高級ホテル・外資系レストラン・空港・一部の百貨店では使えますが、一般の店舗・屋台・タクシー・地下鉄では使えません。中国の決済はAlipay/WeChat PayのQRコードが主流で、VISAブランド単独で使える場面は限られます。Alipayに紐付けて間接的に使うのが実用的です。
Q8. 人民元の持ち出し・持ち込みに制限はありますか?
はい。20,000元(約44万円)までが税関申告なしの上限です。これを超えると申告または没収対象になります。外貨(USD・JPY等)の場合は5,000米ドル相当が上限です。通常の旅行者が超えることは稀ですが、高額現金を持参する場合は注意してください。
Q9. 中国旅行にクレジットカードの海外旅行保険は必要ですか?
必要です。中国の外資系クリニックは治療費前払い制で、風邪・胃腸炎程度の診察でも1回1,000元(約23,000円)、虫垂炎手術なら5〜10万元(115〜230万円)請求されるケースがあります。エポスカードのように利用付帯で海外旅行保険が付く年会費無料カードなら、追加コストなしで備えられます。
Q10. 30日ビザ免除はいつまで延長されていますか?
2026年12月31日までです(2025年11月決定)。日本を含む45カ国が対象で、30日以内の観光・商用・家族訪問・トランジットでビザ申請不要です。今後さらに延長される可能性があるため、最新情報は在中国日本国大使館で確認してください。
人民元の両替・Alipay登録・現金準備に加えて、絶対に外せないのが海外旅行保険の備えです。中国は治療費前払い制で、風邪の診察1回で1,000元(約23,000円)、虫垂炎手術なら200万円超請求されるケースがあり、無保険渡航は大きな金銭リスクを伴います。
エポスカードなら年会費永年無料で利用付帯の海外旅行保険(最高3,000万円)がセットできます。
| 補償項目 | 最高補償額 |
|---|---|
| 疾病治療費用 | 270万円 |
| 傷害治療費用 | 200万円 |
| 傷害死亡・後遺障害 | 3,000万円 |
| 携行品損害 | 20万円 |
| 賠償責任 | 3,000万円 |
| 救援者費用 | 100万円 |
さらに中国の中国銀行・工商銀行・建設銀行ATMではVISAキャッシングで人民元を引き出せるため、空港両替(手数料10〜12%)より1回あたり5,000〜10,000円節約できるケースが一般的です。キャッシング後は帰国直後にカード会社サイトから繰上返済するだけで、利息は1〜2日分(数百円程度)に抑えられます。
入会金・年会費は永年無料。即日発行(マルイ店頭)にも対応しているため、旅行直前の準備でも間に合います。
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)
※ キャンペーン内容は時期により変動します
12. まとめ——中国旅行のお金準備、ここだけ押さえる
人民元と円の換算、両替の最適解、Alipay登録、現金準備の目安、ビザ免除30日の最新情報まで、中国旅行のお金に関する実務をまとめました。要点は3つです。
- 両替は現地ATMキャッシングが最安:日本の空港両替所より1万円あたり5,000〜10,000円安い。エポスカード等のVISA/Mastercard付きキャッシングカードを1枚持参する
- キャッシュレス+予備現金のハイブリッド運用:Alipay/WeChat Payを事前登録、現金は1日分3,000〜5,000円相当のみ両替。残りは到着後にATMで追加調達
- 2026年12月31日まで30日ビザなし渡航が可能:パスポート残存6ヶ月+復路航空券があれば、追加手続き不要で中国に入国できる
海外旅行保険を付帯したカードを1枚持っていくだけで、中国旅行の3大不安(両替手数料・医療費・現金切れ)が一気に解消します。中国旅行を検討しているなら、出発前に海外旅行保険の選び方と中国旅行に必要なパスポート残存期間もあわせて確認してください。







中国旅行で本題の「人民元両替」よりも先に押さえるべきことがあります。それは海外旅行保険です。
中国の外資系クリニックは治療費前払い制で、風邪・胃腸炎程度の診察でも1回1,000元(約23,000円)、虫垂炎の緊急手術なら5〜10万元(115〜230万円)が請求されるケースがあります。キャッシュレスが進む一方、医療機関では「保険証券とキャッシュレス診療カード」がないと現金払いを求められます。
エポスカードなら年会費永年無料で海外旅行保険(利用付帯)が付き、空港までの電車代・バス代をエポスで支払うだけで最高3,000万円の補償が自動適用されます(疾病治療270万円・傷害治療200万円・携行品20万円・賠償責任3,000万円)。中国のATMキャッシングにも対応し、両替手数料を大幅に節約できます。
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)