海外で急に体調を崩した時、「病院に行きたいけど、お金が心配で行けない」と躊躇する人が少なくありません。実は、海外旅行保険の「キャッシュレス診療」を使えば、窓口での支払いゼロで受診できるケースがあります。
この記事では、キャッシュレス診療の仕組み、利用条件、対応病院の探し方、実際の受診の流れ、利用できない場合の対処法まで完全解説します。
では、キャッシュレス診療の使い方を解説します。
目次
キャッシュレス診療とは
キャッシュレス診療とは、海外旅行保険に加入している方が現地の提携病院を受診する際に、保険会社が病院に直接治療費を支払う仕組みです。患者は窓口での支払いが不要(ゼロ円)になります。
| 項目 | キャッシュレス診療 | 立替払い(後日精算) |
|---|---|---|
| 窓口支払い | 不要(0円) | 全額自己負担(後日請求) |
| 利用できる病院 | 保険会社の提携病院のみ | どの病院でもOK |
| 手続き | 保険会社に電話→紹介状発行 | 受診後に保険会社へ書類提出 |
| 精算までの期間 | 即時(その場で完結) | 帰国後2〜4週間 |
| 必要な持ち物 | 保険証券(カード)、パスポート | 同左+領収書原本 |
キャッシュレス診療の利用手順
Step 1: 保険会社のサポートデスクに電話
体調が悪くなったら、まず保険会社(カード会社)の海外サポートデスクに電話します。自分で病院を探して直接行かないでください。キャッシュレス診療は事前に保険会社を通す必要があります。
| 保険・カード会社 | 海外サポートデスク | 受付時間 |
|---|---|---|
| エポスカード | 海外旅行保険事故受付 0120-11-0101(海外から: +81-3-3519-3565) | 24時間 |
| 損保ジャパン | 海外メディカルヘルプライン | 24時間 |
| 東京海上日動 | 海外総合サポートデスク | 24時間 |
| 三井住友海上 | 海外サポートデスク | 24時間 |
Step 2: 症状を伝え、提携病院を紹介してもらう
電話では以下を伝えます:
- 氏名、保険証券番号(カード番号)
- 現在地(国名・都市名・ホテル名)
- 症状(いつから、どのような症状か)
- 日本語対応の病院を希望するか
サポートデスクが近くの提携病院を紹介し、予約を入れてくれます。
Step 3: 紹介された病院を受診
病院に着いたら受付で以下を提示:
- パスポート
- 保険証券またはクレジットカード
- 保険会社からの紹介状(メールまたはFAXで病院に送付済みの場合あり)
Step 4: 診察・治療を受ける
通常の診察と同じように受診します。日本語通訳が付く病院もあります。
Step 5: 窓口支払いなしで退院
治療費は保険会社が直接病院に支払うため、窓口での支払いは不要です。ただし、保険適用外の費用(差額ベッド代、特定の検査等)がある場合は自己負担が発生することがあります。
キャッシュレス診療が使える条件
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 海外旅行保険に加入していること | クレジットカード付帯保険でもOK |
| 保険の補償期間内であること | 出発日から90日以内(カード付帯保険の場合) |
| 提携病院を受診すること | 提携外の病院では利用不可(立替払い→後日精算になる) |
| 保険会社を通して受診すること | 直接病院に行くとキャッシュレス対象外になる場合あり |
| 保険の利用付帯条件を満たしていること | エポスカードの場合: 旅行代金or公共交通機関をカード決済 |
提携病院の探し方
方法1: 保険会社のサポートデスクに電話(推奨)
最も確実な方法。24時間対応で、現在地に近い提携病院を即座に紹介してもらえます。
方法2: 保険会社のWebサイト・アプリで検索
多くの保険会社はWebサイトやアプリで提携病院リストを公開しています。事前に渡航先の提携病院を確認しておくと安心です。
主要都市の提携病院の数(目安)
| 都市 | 日本語対応病院 | 提携病院数 |
|---|---|---|
| バンコク(タイ) | 複数あり | 10箇所以上 |
| ホノルル(ハワイ) | あり | 5箇所以上 |
| ソウル(韓国) | あり | 5箇所以上 |
| 台北(台湾) | あり | 5箇所以上 |
| シンガポール | あり | 5箇所以上 |
| ニューヨーク(アメリカ) | あり | 5箇所以上 |
| パリ(フランス) | あり | 3箇所以上 |
| ロンドン(イギリス) | あり | 3箇所以上 |
関連記事: 海外で病院を探す方法
キャッシュレス診療が使えない場合
使えないケース
- 提携病院がない地域: 地方や離島では提携病院がない場合あり
- 深夜・休日で提携病院が閉まっている: 救急の場合は最寄りの病院へ(立替払い)
- 保険会社への事前連絡なしで受診した: 事後的にキャッシュレスに切り替えられない場合あり
- 持病の治療: 出発前から存在する持病の治療は保険適用外
使えない場合の対処法
- 自分で治療費を立て替えて支払う
- 必ず領収書の原本と医師の診断書(英文)を受け取る
- 帰国後に保険会社へ書類を提出して精算(2〜4週間で振込)
関連記事: 海外旅行保険の請求方法ガイド
キャッシュレス診療を使う際の注意点
- 歯科治療は対象外: 多くの海外旅行保険は歯科治療をカバーしていない
- 妊娠関連の治療は対象外: 妊娠・出産に関する費用は通常対象外
- 補償上限を超える費用は自己負担: エポスカードの疾病治療は最高270万円。アメリカで手術+入院すると超える可能性あり
- 通訳費用は保険に含まれる場合あり: 日本語対応でない病院で通訳が必要な場合、保険会社が手配してくれることも
海外の医療費はどのくらいかかる?
キャッシュレス診療の重要性を理解するために、海外の医療費の実態を見てみましょう。
| 国 | 外来診察(初診) | 入院(1日) | 盲腸手術 |
|---|---|---|---|
| アメリカ | 3〜10万円 | 20〜50万円 | 300〜700万円 |
| ヨーロッパ | 1〜5万円 | 5〜20万円 | 100〜300万円 |
| タイ | 5,000〜2万円 | 1〜5万円 | 30〜80万円 |
| 韓国 | 1〜3万円 | 3〜10万円 | 50〜150万円 |
| 日本(参考) | 3,000〜5,000円(3割負担) | 1〜2万円(3割負担) | 10〜30万円(3割負担) |
保険なしでアメリカの病院に入院すると、1日で日本の月給が吹き飛ぶレベルです。キャッシュレス診療があれば、このような高額医療費を心配せずに受診できます。
出発前にやっておくべき準備
- 保険会社のサポートデスクの電話番号をスマホに保存
- 保険証券番号をメモまたはスクリーンショット(スマホ紛失に備えて紙にも)
- 渡航先の提携病院をWebで事前確認
- 持病がある場合は出発前に主治医に相談(英文の診断書・処方箋を入手)
海外で「お金が心配で病院に行けない」という事態を避けるために、キャッシュレス診療に対応した海外旅行保険は必須です。
エポスカードなら年会費永年無料で、キャッシュレス診療対応の海外旅行保険が付帯。24時間日本語サポートデスクで、病院の紹介から予約まで電話一本で完結します。
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 疾病治療費用 | 最高270万円 |
| 傷害治療費用 | 最高200万円 |
| 携行品損害 | 最高20万円 |
| 賠償責任 | 最高3,000万円 |
| 救援者費用 | 最高100万円 |
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更。旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件です。キャンペーン内容は時期により変動します。
よくある質問(FAQ)
Q. クレジットカード付帯保険でもキャッシュレス診療は使えますか?
はい。エポスカード等の付帯保険でもキャッシュレス診療に対応しています。ただし、利用付帯の条件(旅行代金のカード決済等)を満たしている必要があります。
Q. キャッシュレス診療は英語が話せなくても使えますか?
はい。保険会社のサポートデスクは日本語対応で、日本語が通じる提携病院を紹介してもらえます。病院に日本語通訳が常駐している場合もあります。
Q. 薬代もキャッシュレスでカバーされますか?
病院内の薬局で処方された薬はキャッシュレス対象です。ただし、外部の薬局で購入した市販薬は立替払い→後日精算になります。
Q. 救急車で搬送された場合もキャッシュレス対象ですか?
救急搬送先が提携病院であればキャッシュレス対象。提携外の病院に搬送された場合は立替払いになりますが、保険会社に連絡すれば後日精算可能です。
Q. キャッシュレス診療に自己負担は発生しますか?
通常の診察・治療はゼロ円ですが、保険適用外の費用(差額ベッド代、特殊な検査、歯科治療等)や補償上限を超えた分は自己負担になります。
Q. 家族も同時にキャッシュレス診療を受けられますか?
家族それぞれが保険に加入している(またはカード付帯保険の条件を満たしている)必要があります。子供の場合は、保護者の保険の「救援者費用」等でカバーされるケースもあるため、サポートデスクに確認してください。
Q. 出発前に提携病院のリストを入手する方法は?
保険会社のWebサイトで公開されている場合が多いです。エポスカードの場合は海外旅行保険サポートデスクに電話すれば渡航先の提携病院リストを教えてもらえます。
Q. コロナやインフルエンザでもキャッシュレス診療は使えますか?
はい。旅行中に発症した感染症は疾病治療の対象です。ただし、出発前から症状があった場合は対象外になる可能性があります。
まとめ
キャッシュレス診療を使うポイントは1つだけ。
体調が悪くなったら、病院に行く前にまず保険会社のサポートデスクに電話する。
これだけで窓口負担ゼロで受診できます。出発前にサポートデスクの電話番号をスマホに保存しておきましょう。







キャッシュレス診療は海外旅行保険に加入している方だけが使えるサービスです。まだ保険の準備がまだの方は、エポスカードがおすすめ。年会費永年無料で海外旅行保険が付帯し、キャッシュレス診療にも対応しています。
空港までの電車代や旅行代金をエポスカードで支払うだけで、最高3,000万円の補償が自動適用(利用付帯)。疾病治療270万円・携行品20万円・賠償責任3,000万円まで幅広くカバー。
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)