国際線のマイルは、貯め方のコツを知っているかどうかで年間5万マイル以上の差が生まれます。マイルは「お得なフライト予約手段」というより、「賢く貯めて特典航空券やビジネスクラスと交換するもの」。この記事では、ANA・JALの2大マイレージを軸に、クレカ経由・フライト経由・日常生活経由での効率的なマイル獲得術を2026年最新情報で完全解説します。
では、国際線マイルの効率的な貯め方を詳しく解説していきます。
目次
国際線マイルの基礎知識
マイルとは何か
マイル(マイレージ)は航空会社が発行する「飛行距離に応じたポイント」制度。貯めると特典航空券・座席アップグレード・商品・他社ポイント交換に利用できます。
日本で使える主要マイレージ
| マイレージ | 航空会社 | アライアンス | 提携範囲 |
|---|---|---|---|
| ANAマイレージクラブ | 全日空 | スターアライアンス | 28社 |
| JALマイレージバンク | 日本航空 | ワンワールド | 14社 |
| デルタ スカイマイル | デルタ航空 | スカイチーム | 19社 |
| ユナイテッド マイレージプラス | ユナイテッド航空 | スターアライアンス | ANAと提携 |
| シンガポール航空クリスフライヤー | SIA | スターアライアンス | ANAと提携 |
なぜANA/JALを貯めるのが有利か
- 日本発着便のマイル交換レートが有利
- 国内線の特典航空券が取りやすい
- 提携カードが豊富
- 日本語サポート充実
- マイル有効期限が比較的長い(3年)
マイル獲得の3大ルート
マイルを貯めるには大きく3つの方法があります。それぞれの効率を知って組み合わせるのが王道。
ルート別の獲得効率
| ルート | 獲得マイル(月間) | 効率 |
|---|---|---|
| フライト搭乗 | 年1〜5万マイル(搭乗頻度による) | 基本 |
| クレカ決済 | 月1,000〜5,000マイル | 最も効率的 |
| 日常生活(提携店・ポイント交換) | 月500〜2,000マイル | 補助的 |
平均的な貯まるマイル
月1,000マイル貯めれば年間12,000マイル。ANA特典航空券「日本↔韓国」が15,000マイル、「日本↔ハワイ」が40,000マイルなので、年1回の国際線特典航空券が現実的な目標になります。
フライト搭乗でマイルを貯める
フライトマイル計算式
フライトで獲得できるマイルは、以下の計算式で決まります。
獲得マイル = 区間マイル × 予約クラス別積算率
主要区間のマイル数
| 区間 | マイル数(片道) |
|---|---|
| 東京〜ソウル | 758マイル |
| 東京〜台北 | 1,330マイル |
| 東京〜シンガポール | 3,312マイル |
| 東京〜バンコク | 2,869マイル |
| 東京〜ホノルル | 3,831マイル |
| 東京〜ロサンゼルス | 5,458マイル |
| 東京〜ニューヨーク | 6,723マイル |
| 東京〜ロンドン | 6,214マイル |
| 東京〜パリ | 6,189マイル |
予約クラス別の積算率
| クラス | 積算率 |
|---|---|
| ファーストクラス | 150% |
| ビジネスクラス | 125〜150% |
| プレミアムエコノミー | 100〜125% |
| エコノミー(正規割引) | 50〜100% |
| エコノミー(特割・早割) | 30〜70% |
| セール運賃 | 0〜50% |
| 特典航空券 | 0% |
搭乗マイルの最大化テクニック
- セール運賃は積算率低いので注意
- ビジネスクラスは1.25〜1.5倍換算でお得
- 乗り継ぎルートで距離マイル増加(直行便より有利)
- 提携航空会社(スターアライアンス等)も積算対象
クレジットカードでマイルを貯める(最重要)
マイル獲得の最も効率的な方法がクレジットカード決済。年間100万円決済すれば1〜3万マイル貯まります。
マイル還元率で選ぶクレカ
| カード | 通常還元率 | 航空系特約 | 年会費 |
|---|---|---|---|
| ANA一般カード | 0.5% | ANA特約店で1.0% | 2,200円 |
| ANAワイドゴールド | 1.0% | ANA特約店で2.0% | 15,400円 |
| ANAアメックス | 1.0% | ANAカードで2.0% | 7,700円 |
| JAL普通カード | 0.5% | JAL特約店で1.0% | 2,200円 |
| JAL CLUB-Aゴールド | 1.0% | JAL特約店で2.0% | 17,600円 |
| アメックス・スカイ・トラベラー | 1.0% | 航空・ホテル決済で3.0% | 11,000円 |
| ダイナース プレミアム | 1.0% | ANA/JAL交換可 | 14.3万円 |
ポイント経由でマイル交換
一般クレカで貯めたポイントをマイルに交換する「ポイント⇔マイル」ルート。以下は代表的な交換レート。
| 元ポイント | マイル交換レート |
|---|---|
| 楽天ポイント → ANA | 2P = 1マイル |
| dポイント → JAL | 5,000P = 2,500マイル(50%レート) |
| Pontaポイント → JAL | 2P = 1マイル |
| Tポイント → ANA | 500P = 250マイル |
| 永久不滅ポイント → ANA/JAL | 200P = 600マイル |
| メトロポイント → ANA | 100P = 90マイル(ANA TOKYU最強ルート) |
「ソラチカルート」と呼ばれる裏技
メトロポイント→ANAマイル交換(100P=90マイル)は業界最高レート。ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)限定の特権で、マイラーの聖杯とも言われます。2026年現在も活用可能。
日常生活でマイルを貯める
提携店・モール経由で積算
航空会社公式の「マイル提携モール」を経由して買い物・サービス予約をすると、通常の2〜10倍のマイルが貯まります。
- ANA マイレージモール: 楽天・Yahooショッピング等300店以上
- JAL マイレージモール: 200店以上、オンラインショッピング対応
- 楽天トラベル・Expedia等の旅行予約でマイル加算
ポイント二重取りテクニック
- クレカ決済でクレカポイント獲得(1〜2%)
- マイレージモール経由で追加ポイント獲得(1〜5%)
- お店独自のポイント獲得(0.5〜3%)
- 合計で3〜10%のポイント還元
提携サービスでマイル獲得
| サービス | マイル獲得例 |
|---|---|
| 公共料金(電気・ガス・水道) | クレカ決済で0.5〜1%還元 |
| 携帯電話料金 | クレカ決済で0.5〜1% |
| 保険料 | クレカ決済で0.5〜1% |
| ふるさと納税 | クレカ決済+サイト経由で2〜3% |
| 楽天/Amazon買い物 | マイレージモール経由で1〜5% |
| ホテル予約 | JAL/ANA公式経由で100%加算 |
| レンタカー | JAL/ANA提携で加算 |
| 空港ラウンジ | ステータス会員は無料 |
特典航空券の交換レート
ANA 特典航空券(レギュラーシーズン)
| 区間 | エコノミー | ビジネス | ファースト |
|---|---|---|---|
| 日本〜韓国・台湾 | 15,000 | 30,000 | 55,000 |
| 日本〜東南アジア | 35,000 | 60,000 | 105,000 |
| 日本〜ハワイ | 40,000 | 65,000 | 120,000 |
| 日本〜北米 | 50,000 | 85,000 | 150,000 |
| 日本〜欧州 | 55,000 | 90,000 | 165,000 |
| 日本〜オセアニア | 45,000 | 75,000 | 135,000 |
JAL 特典航空券(レギュラーシーズン)
| 区間 | エコノミー | ビジネス | ファースト |
|---|---|---|---|
| 日本〜韓国・台湾 | 15,000 | 30,000 | — |
| 日本〜東南アジア | 35,000〜40,000 | 60,000 | 105,000 |
| 日本〜ハワイ | 40,000 | 65,000 | 115,000 |
| 日本〜北米 | 50,000 | 85,000 | 150,000 |
| 日本〜欧州 | 55,000 | 90,000 | 165,000 |
必要マイルを現金換算すると
ビジネスクラス特典航空券に必要なマイル数を現金で換算すると、1マイル2〜4円の価値。欧州往復ビジネスクラス(18万マイル)なら36〜72万円相当の価値に。
上級マイラー(ステータス会員)の特典
年間一定以上の搭乗で「上級会員」資格を得ると、マイル獲得効率が大幅アップ。
ANAステータスレベル
| ステータス | 年間プレミアムポイント | 主な特典 |
|---|---|---|
| ブロンズ | 30,000pp | 優先チェックイン、マイル加算+40% |
| プラチナ | 50,000pp | 空港ラウンジ、スターアライアンス・ゴールド、マイル加算+90% |
| ダイヤモンド | 100,000pp | 最上級特典、限定ラウンジ、マイル加算+130% |
ステータス到達するための「SFC修行」
ANAの「スーパーフライヤーズカード」を保有するには、プラチナ会員到達必須。達成後はステータスが半永久的に継続。いわゆる「SFC修行」で年50,000ポイントを狙う人が多数。
マイルの有効期限と対策
主要マイレージの有効期限
| マイレージ | 有効期限 |
|---|---|
| ANA | 獲得月から3年 |
| JAL | 獲得月から3年 |
| デルタ スカイマイル | 無期限 |
| ユナイテッド マイレージプラス | 無期限(18ヶ月以上活動なしで失効) |
| シンガポール航空クリスフライヤー | 3年 |
有効期限切れを防ぐ対策
- 定期的にクレカ決済(自動的にマイル発生)
- 提携モール経由の買い物(期限リセット効果)
- 少額でも商品と交換(期限延長)
- 特典航空券計画を立てて計画的消費
マイル貯めやすい時期・キャンペーン
マイルキャンペーン活用
- 入会キャンペーン: ANA/JALカード新規入会で5,000〜20,000マイル
- ボーナスマイル: 特定区間・期間の搭乗で1.5〜2倍
- ポイント交換キャンペーン: 期間限定で交換レート優遇
- 提携カード入会: ダイナース等で50,000マイル獲得可能
年末年始・GW・お盆の特例
- ピークシーズンは必要マイル数が1.2〜1.5倍
- 早めの予約で通常レート確保
- オフピークシーズンは必要マイル数が0.8倍にダウン
マイル貯め初心者のスタートアップ
ステップ1: マイレージ会員登録(無料)
- ANAマイレージクラブ公式サイトで登録
- またはJALマイレージバンク公式サイトで登録
- 会員番号・パスワードを保存
ステップ2: 航空系クレカを1枚作成
- 月間決済額10万円未満: ANA一般カード(年会費2,200円)
- 月間決済額10〜30万円: ANAアメックス(年会費7,700円)
- 月間決済額30万円以上: ANAワイドゴールド(年会費15,400円)
ステップ3: 日常決済をクレカに集約
- 公共料金(電気・ガス・水道)
- 携帯電話料金
- ネットショッピング
- スーパー・コンビニ
- ふるさと納税
ステップ4: マイレージモール経由で買い物
Amazonや楽天で買い物する前に、必ずANA/JALマイレージモールを経由。ワンクリックで追加マイルが貯まります。
ステップ5: 特典航空券で交換
一定量溜まったら、憧れの旅先への特典航空券を予約。初めては国内線(東京↔福岡12,000マイル)で成功体験を。
マイル貯めで失敗しないコツ
コツ1: 1つのマイレージに集中
ANA/JALの両方を貯めようとすると中途半端に。メインは1つ、サブで1つに絞ると効率的です。
コツ2: 有効期限を意識した使い方
貯めすぎて期限切れは最悪。2〜3年サイクルで特典航空券と交換する計画を。
コツ3: セール運賃は避ける
セール運賃は積算率30〜50%と低い。正規割引運賃の方が最終的にお得なケースが多い。
コツ4: 家族と合算する(ANAファミリープログラム)
ANA・JALでは家族間でマイルを合算できます。夫婦・親子で貯めると年間10〜20万マイル達成も可能。
コツ5: 海外系カードは避ける
ユナイテッド等の海外系カードは「無期限マイル」が魅力ですが、日本語サポート弱く使いにくい。初心者はANA/JAL中心が無難。
マイル交換のお得な使い道
特典航空券(最もお得)
- ビジネスクラス(現金価値の2〜4倍の価値)
- ファーストクラス(現金価値の3〜5倍の価値)
- ハイシーズンの料金高騰時に特に有利
アップグレード特典
- エコノミー→ビジネスクラスへアップグレード
- 日本〜欧州のビジネスアップグレード35,000マイル
商品・サービス交換(マイル価値が落ちる)
- Amazon/楽天ギフト券(1マイル1円相当)
- 商品カタログ交換(1マイル1円程度)
- レストラン・ホテル招待
他社ポイント交換
- Tポイント、楽天ポイント(レート悪い)
- Apple Gift Card、Google Pay
マイルに関するよくある誤解
誤解1: マイルで往復航空券が取れる
正しくは「片道or往復で必要マイル数が違う」。ANAは往復指定で割引あり。
誤解2: 特典航空券は燃油サーチャージも無料
特典航空券でも燃油サーチャージ・税金・手数料は現金決済が必要。欧州往復なら3〜5万円かかります。
誤解3: マイルはいつでも交換できる
実際は人気路線・ピークシーズンは満席で予約困難。計画的な予約が必要。
誤解4: クレカ決済すればマイル確実
一部のクレカ(リボ専用カード等)はマイル対象外。航空系カードか通常カード+マイル交換ルートが確実。
マイルを効率的に貯めながら、海外旅行保険もセットで準備するならエポスカードが最適です。
エポスカードがマイラーにも推奨される5つの理由
- 年会費永年無料でメインカードと併用しやすい
- 海外旅行保険3,000万円:マイル旅行の万が一に備える
- 海外事務手数料1.63%(Visa最安クラス)
- エポスポイント貯まる:ANA/JALマイルにも交換可能
- Visaゼロライアビリティ:不正利用100%補償
補償内容の詳細
- 疾病治療費用:270万円
- 傷害治療費用:200万円
- 携行品損害:20万円
- 賠償責任:3,000万円
- 救援者費用:100万円
その他の魅力
- マルイ店頭で最短即日発行
- 24時間日本語サポート
- Visaブランドで世界200ヵ国以上
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更。空港までの電車代・旅行代金をエポスカードで支払うだけで保険適用。
よくある質問
Q. ANAとJALどちらを貯めるべき?
日常的に使う路線で決めるのが基本。関東在住ならANA、関西在住ならJALが国内線で有利。国際線は両社とも提携航空会社が豊富で大差なし。
Q. マイルは一生貯められる?
ANA/JALともに有効期限3年です。クレカ決済でマイル発生すると期限がリセットされるので、日常使いで消費リスクは低い。
Q. マイルを貯める一番効率的な方法は?
クレジットカード決済です。1〜2%還元の航空系カードをメインにすると、月10万円決済で1,000〜2,000マイル確実。
Q. セール航空券でもマイルは貯まる?
貯まりますが積算率が30〜50%と低いため、通常運賃と比べて効率悪め。マイル重視なら正規割引運賃を選ぶのも手。
Q. 特典航空券は予約が難しい?
人気路線・ピークシーズンは数ヶ月前からの争奪戦。330日前からの予約開始なので、計画的な予約を。
Q. 燃油サーチャージはマイルで払えない?
払えません。特典航空券でも燃油・税・手数料は現金決済が必要。欧州往復で3〜5万円が相場。
Q. 家族とマイルを合算できる?
ANAの「ファミリーマイル」、JALの「JALファミリークラブ」で家族間合算可能。夫婦・親子・兄弟姉妹で合算できます。
Q. マイルの有効期限が近い時の対処は?
①特典航空券予約、②商品カタログ交換、③Amazonギフト券交換、④提携カードでクレカ決済(リセット効果)、から選択。商品交換より特典航空券が圧倒的にお得です。
Q. スターアライアンス全体のマイルを貯められる?
基本は1つのマイレージプログラム(例:ANA)に集約し、アライアンス全体で使う形。ユナイテッドやシンガポール航空で飛んでもANAマイルとして貯められます。
Q. マイル貯めのクレカは何枚まで持つべき?
メイン1枚+サブ1枚の合計2枚が効率的。ANAワイドゴールド+エポスカード等の組み合わせで、マイル+海外旅行保険の両方をカバーできます。
マイル貯め方チェックリスト
- □ ANA or JALマイレージ会員に登録
- □ 航空系クレジットカードを1枚作成
- □ 公共料金・携帯料金をクレカ決済に
- □ 日常のネット通販はマイレージモール経由
- □ 海外旅行保険付きクレカ(エポス等)を併用
- □ マイルの有効期限を毎年チェック
- □ 家族マイル合算設定(ファミリー会員登録)
- □ 特典航空券の必要マイル数をシミュレーション
- □ 年1回以上マイル獲得でリセット
- □ キャンペーン情報を公式サイトでチェック
まとめ:マイル貯め+保険準備で最強の海外旅行
国際線マイルを効率的に貯めるには「航空系クレカ+日常決済の集約+マイレージモール活用」の3本柱が基本。年間10〜30万マイル貯めれば、欧州・北米への特典航空券も夢ではありません。
そしてマイルで夢の海外旅行を実現したら、現地での病気・盗難リスクに備えてエポスカードの海外旅行保険も準備を。年会費無料で3,000万円補償+24時間日本語サポートが付帯するため、マイル貯めと並行して1枚発行しておくのがおすすめです。







マイルを貯めて憧れのビジネスクラス特典航空券を獲得しても、現地で病気・盗難・事故に遭うリスクは変わりません。せっかくの無料旅行が数百万円の医療費で台無しになるケースも。
こうしたリスクに備えてエポスカードを持っておけば年会費無料で最高3,000万円の海外旅行保険が付帯。空港までの電車代や旅行代金をエポスカードで支払うだけで自動適用(利用付帯)。マイル貯めと保険準備を同時進行するのが賢いやり方です。
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)