「国際線の液体ルール、結局どこまでOK?」「免税店で買ったお酒は機内に持ち込める?」「乗継ぎ便で免税品が没収されるって本当?」—— 国際線の液体持ち込みルール(100ml×1L袋)は2007年から導入され、2025年以降はCTスキャナー導入による緩和と、欧州での再規制強化という正反対の動きが同時進行中です。
この記事では、100ml/1L袋ルールの詳細、液体扱いされる意外な品目、STEBs免税品の扱い、乗継ぎ便のリスク、2025-2026年の最新動向(英100ml撤廃・欧州再規制・米CT導入)まで解説します。国内線+国際線の総合ルールは機内持ち込み液体ルールで別途まとめています。
目次
結論:国際線の液体ルール(早見表)
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 容器サイズ | 1容器100ml(100g)以内 |
| ジッパー袋 | 1L以内の透明プラスチック袋1枚(縦横合計40cm以内) |
| 1人1袋 | ジッパー袋は1人1袋のみ |
| 保安検査での提示 | カバンから出して別トレイに |
| 免税品 | STEBs袋入り・レシート同封なら容量制限なし |
| 医薬品・離乳食 | 申告で100ml超可(必要量) |
判定の基本:飲める・塗れる・流れる・塊になる・ジェル状のものは液体扱い。固体でも水分を含むもの(ジャム・プリン・ゼリー・ヨーグルト等)は液体扱い。
100ml/1L袋ルールの詳細
なぜ100ml? 2007年導入の経緯
2006年8月の英国発の液体爆発物未遂テロを受け、ICAO(国際民間航空機関)が世界的基準を策定。日本は2007年3月1日から国際線保安検査で適用開始しました。2026年現在まで基本ルールは変わっていません。
容器100mlの具体的確認
- 容器の表示容量で判定:150mlボトルに50mlしか入っていなくてもNG
- 新品未開封でもラベルが100ml超ならNG
- 旅行用詰め替え容器(100ml以下)を使用
- ダイソー・無印で60〜100ml容器が揃う
1Lジッパー袋の条件
- 透明プラスチック製(中身が見える)
- 1L以内(約20×20cm or 25×15cm目安)
- 縦横合計40cm以内
- 密閉ジッパー式(スライド式タイプ)
- 1人1袋のみ
- 袋からはみ出さないサイズに収める
液体扱いされる意外な品目
| 品目 | 液体扱い? | 備考 |
|---|---|---|
| 化粧水・乳液 | ○液体 | 100ml容器に詰替 |
| 日焼け止め(クリーム) | ○液体 | 100ml以下 |
| 歯磨き粉 | ○液体 | 固形歯磨き(Lush等)なら量制限なし |
| ヘアワックス | ○液体 | ジェル・ワックスもNG |
| プリン・ヨーグルト | ○液体 | スプーンですくえるものは液体扱い |
| ゼリー・プリン | ○液体 | ジュレ系もNG |
| ジャム・味噌・醤油 | ○液体 | お土産で没収多発 |
| 冷凍食品(溶ける) | ○液体 | 検査時に溶けているとNG |
| 固形チョコ・ケーキ | ×固体 | 量制限なし |
| パン・クッキー | ×固体 | 量制限なし |
| 水分を含むカップ麺(汁付き) | ○液体 | インスタント(乾麺)はOK |
「スプーンですくえる」「容器に沿って流れる」と液体扱いと覚えると判定しやすいです。
例外:医薬品・離乳食
医薬品
- 処方薬・一般医薬品は100ml超でも必要量まで持ち込み可
- 保安検査で申告(処方箋・薬袋のコピーあると安心)
- インスリン・喘息吸入器等はすべて機内持ち込み
- ジッパー袋に入れる必要なし
乳幼児用(離乳食・ミルク)
- 離乳食・ミルク・赤ちゃん用飲料は必要量100ml超も持ち込み可
- 保安検査で申告・試飲を求められることあり
- お湯は機内で調達可能(CAに依頼)
STEBs(免税品)の扱い
空港免税店でアルコール・化粧品・香水を購入した場合、STEBs(Security Tamper-Evident Bag)という特殊な袋に入れてもらえば、100ml超でも機内持ち込み可です。
STEBsの条件
- 免税店で購入時に専用袋(STEBs)に密封してもらう
- レシートを袋の中に同封(袋から見える状態)
- 保安検査まで袋を開けない
- レシートの日付が48時間以内(乗継ぎ便用)
STEBsが有効な空港
- 成田・羽田・関空・中部・福岡等の日本の主要空港
- ICAO加盟国の多くの国際空港
STEBsの注意点
- 購入後は袋を絶対に開けない(開けると没収対象)
- 乗継ぎ空港で再検査があり、STEBsが外れる可能性(国により対応差)
- 目的地までの直行便ならほぼ問題なし
乗継ぎ便のリスク
乗継ぎ便を利用する場合、STEBs免税品が乗継ぎ空港の保安再検査で没収されるケースがあります。
地域別のリスク
| 乗継ぎ空港 | STEBs対応 | リスク |
|---|---|---|
| 仁川(韓国)・香港・シンガポール・台北 | ◎対応 | 低 |
| 欧州主要空港(フランクフルト・パリ等) | ○対応 | 低(EU認定袋) |
| ドバイ・ドーハ(中東) | ○対応 | 低 |
| 米国乗継ぎ | △限定的 | 高(再検査厳格) |
| 豪州乗継ぎ | △限定的 | 中 |
米国経由の乗継ぎ便では、免税品のアルコールを預け荷物に入れる方が安全です。
2025-2026年の最新動向
英国:100ml制限撤廃の動き
2024年から英国の一部空港(ロンドン・シティ等)で新型CTスキャナー導入により、液体制限を撤廃する動きあり。ただし2024年6月に「ヒースロー等で100ml規制を当面維持」とアナウンスされており、全空港適用にはまだ時間がかかる見込み。
欧州:再規制強化の動き
一部の欧州空港でC3(旧型)スキャナーの検出精度不足が指摘され、100ml制限を再強化する動き(2024年9月発表)。欧州旅行時は要最新情報確認。
米国:CTスキャナー段階的導入
TSAが全米主要空港にCTスキャナー(3D検査)を段階的に導入中。一部空港で液体・電子機器を別トレイに出す必要がなくなりつつあるが、液体100ml制限自体は継続。
日本:現行ルール継続
日本国内の国際線保安検査は2026年も現行ルール(100ml/1L袋)が継続。今後数年は大きな変更なしの見込み。
よくある失敗事例
失敗①「お土産の味噌・醤油が没収」
ペットボトルの醤油は液体扱い。対処:預け手荷物に入れる or 固形味噌・醤油ペレットを選ぶ。
失敗②「150mlボトルに50mlだけ入れたが没収」
容器の表示容量で判定。中身の量は無関係。対処:100ml以下の容器に必ず詰め替え。
失敗③「ジッパー袋から1本だけはみ出て全部没収」
袋に収まらない液体は全て対象外。対処:事前に袋に収まることを確認、予備袋1枚持参。
失敗④「免税店で買ったお酒が乗継ぎで没収」
米国乗継ぎ等でSTEBs認識されず。対処:乗継ぎ空港のルールを事前確認、預け荷物に入れる。
失敗⑤「機内で化粧水が漏れてカメラ水没」
気圧変化で容器から液漏れ。対処:容器のキャップをラップで包む、ジッパー袋二重、電子機器から離す。エポスカードの携行品損害保険20万円で補填可能。
国際線液体 FAQ
Q1. 100ml超の容器はすべてNG?
機内持ち込みはNG。預け手荷物に入れれば量制限なし(アルコール5Lまで等の別ルールあり)。お土産の大型香水・化粧水は預け荷物推奨。
Q2. 1Lジッパー袋は何枚まで?
1人1袋のみ。家族でも各自1袋。袋からはみ出すものは対象外。
Q3. 免税店で買ったお酒は機内持ち込みできる?
STEBsに入れてレシート同封で持ち込み可。ただし乗継ぎ便では再検査で没収リスクあり、米国・豪州経由は特に注意。
Q4. 歯磨き粉やリップクリームは?
液体扱い(ジェル状含む)。100ml以下の容器+1Lジッパー袋に。固形歯磨き(Lush・パスタデルカピターノ等)なら量制限なし。
Q5. カップ麺は液体?
乾麺(お湯を注いで食べるインスタント)は固体でOK。ただし汁付きの冷凍・レトルト食品は液体扱い。
Q6. 赤ちゃん用のミルクや離乳食は?
必要量まで100ml超も持ち込み可。保安検査で申告、試飲を求められる場合あり。
Q7. 処方薬は液体だけど?
必要量まで持ち込み可。処方箋コピー・薬袋・医師の英文診断書を一緒に携帯すると検査で説明しやすい。
Q8. 日本の国内線も同じルール?
国内線は液体制限なし。国際線のみの制限です。詳しくは機内持ち込み液体ルール。
Q9. 2025年からルールが変わった?
英国・一部空港でCT導入で緩和の動きあるも、日本国内の国際線ルールは2026年も現行のまま。欧州では一部再規制強化の動きあり、渡航前確認推奨。
Q10. 液体没収時の損害は補償される?
没収自体は保険の補償対象外。ただし機内での破損・盗難・水没等はエポスカード等の携行品損害保険で補填可能。
国際線液体 出発前チェックリスト
- □ 100ml以下の容器に全ての液体を詰め替え
- □ 1L以内の透明ジッパー袋1枚を準備
- □ 袋に収まる量に厳選(はみ出しNG)
- □ 医薬品は別途まとめ、処方箋コピーも
- □ 乳幼児のミルク・離乳食は別ポーチ
- □ 容器のキャップをラップで漏れ防止
- □ 電子機器と液体は別室に配置
- □ 免税店購入はSTEBs+レシート同封
- □ 乗継ぎ便のSTEBs再検査リスクを確認
- □ 海外旅行保険準備(エポスカード)
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| 補償項目 | 金額 |
|---|---|
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| 賠償責任 | 最高3,000万円 |
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まとめ
国際線の液体ルールは100ml容器×1Lジッパー袋1枚が基本。医薬品・離乳食は例外で必要量持ち込み可、免税品はSTEBs+レシートで持ち込み可(ただし乗継ぎで再検査リスク)。日本は2026年も現行ルール継続です。








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