グアム旅行が決まったら、現地の治安や犯罪について頭に入れておきましょう。グアムで日本人観光客が危ない目に遭うケースもありますが、その大半は事前に対策できることです。
今回はグアムの治安、グアムで実際に起きている犯罪について紹介した後、「これだけは気をつけておいてほしい!」という対策方法を5つ紹介します。ぜひトラブルなく、楽しい旅行ができるように対策しておいてくださいね。
目次
グアムは危険?治安は?
グアムは基本的に治安の悪い場所ではありません。日本人観光客も多く、有名なホテルならセキュリティもしっかりしています。
しかし、「日本よりは危険」ということは頭に入れておきましょう。
グアムは日本人観光客、日本語が話せる現地人も多いので、日本と同じ感覚で過ごしてしまいがち。観光客は犯罪に巻き込まれやすいので、気を引き締めておきましょう。
グアムに限らず海外旅行を計画するときには、必ず外務省のHPを見ておくこと!最新の現地の情勢やテロ事情などを確認することができます。
グアムでおこっている危険な犯罪
グアムは基本的にそんなに危ない国ではないのですが、日本人が犯罪に巻き込まれているケースがあるのも事実です。今回は、外務省で発表されているグアムで実際に起きている犯罪情報から、特に気をつけておきたい犯罪をピックアップして紹介します。
スリ・置き引き
・ビーチに置いている荷物を盗まれる
・写真を撮ってもらおうと渡したスマホやカメラを持ち逃げされる
・食事中にトイレにたった隙に、席に置いていた荷物やスマホなどをとられる
日本だと、飲食店でトイレに行くのにテーブルにスマホや荷物を置きっぱなし…なんてことはよくありますよね。戻ってきたら荷物がないなんてことはあまりありません。
グアムでその感覚でいると置き引きなどにあうので、荷物の管理はしっかりしておきましょう。貴重品や現金はなるべく持ち歩かないように。
ひったくり
・人通りの少ない道で、後ろから荷物をひったくられる
・夜道を歩いていたら、暗がりで襲われて荷物をとられる
グアムは夜でもあいている店が多いのですが、夜遊びするなら明るい表の道を通りましょう。グアムでは一本裏道に入ると人通りが全然ないような場所もあるので、昼間であってもメインストリートを歩いた方が無難です。
「目的地までスマホの地図アプリを見ながら歩く」というのは旅行先ではありがちな場面ですが、周囲への注意が散漫になるので犯罪に遭いやすいです。
車上荒らし
・レンタカーで観光中、駐車場に置いていた車の中からバッグが盗まれた
・レンタカーから5分ほど離れたすきに、窓ガラスが割られ荷物が盗まれた
グアムでは車上荒らしも起こっています。日本人が狙われることも多いので、短い時間であっても車内に貴重品を置いたままその場を離れないようにしましょう。
殺人・強盗
・バッグを奪われたので取り返そうとしたところ、ナイフで脅された
・人気のない道で乗用車から降りてきた男に拳銃を突きつけられ、バッグを渡すよう言われた
グアムでは毎年3〜8件ほどの殺人、50〜150件ほどの強盗が発生しています。(2010〜2015年の外務省のデータより)
グアムでは銃の規制が日本ほど厳しくないため、銃を使った犯罪も少なくありません。「犯罪に銃が使われる可能性がある」ということを頭に入れておく必要があるでしょう。
グアムで危険なエリア
多くの旅行者が集まるのが「タモン」エリア。数多くのリゾートホテルやショップ、飲食店が建ち並び、日本人観光客も多い地域です。美しいビーチもあります。日本からグアム旅行するなら、タモンエリアのホテルに泊まるという方がほとんどなのではないでしょうか。
タモンには日本語を話せる現地人も多く、パトロールスタッフもいてセキュリティもしっかりしています。しかし、一本裏道に入ると、人通りが少ない場所もあります。夜間だけでなく昼間もなるべく人通りの多いメインストリートを歩くようにしましょう。
ビーチも注意しておきたいスポットです。グアムの多くのビーチは遠浅ですが、溺れたりケガをしたりといった事故も発生しています。特に子供からは目を離さないようにしましょう。ビーチでは置き引きも多いので、荷物の管理には気をつけます。
グアム旅行で気をつけておきたい5つのこと
グアムでの犯罪や治安についてはだいたい分かっていただけたと思います。では、グアム旅行でトラブルに巻き込まれず、楽しい旅行で終えるために「これだけは気をつけておいてほしい!」という5つのポイントを解説します。
1.夜間の外出には注意
先にも何度も書いていますが、とにかく夜間や人通りの少ない道に気をつけることが大切です。「分かってる」と思うかもしれませんが、旅行先では気が緩んでしまうものです。
犯罪に巻き込まれないよう、自分で対策しましょう。
2.貴重品を置きっぱなしにしない
日本人は車の中や飲食店のテーブル、ビーチなどで財布やスマホ、カメラなどを起きっぱなしにしがちです。日本だと「ちょっとの間なら大丈夫か」と思ってしまうんですね。
グアムに限らず海外では、荷物は肌身離さず持ち歩くのが基本です。車の中に荷物を置いておくのもNGなので気をつけましょう。
3.交通マナー
第一に、グアムは車優先社会です。歩行者のために停まってくれることはまずないと思って行動しましょう。スピードをだしている車も多いので、無理に車道を渡らず必ず横断歩道を信号を守って渡ります。
グアムは日本と違って車は右側通行です。レンタカーなど運転する機会もあるかもしれませんが、事故を起こさないよう十分に気をつけましょう。夜間などはスピードオーバーや飲酒運転、信号無視の車も多くいます。
交通事故に遭ったら警察、負傷者がいる場合は救急車も呼びます。どちらも番号は「911」です。加入している海外旅行保険の会社へ連絡すれば、事故の対応や相手との交渉などを任せることができます。少しでも体に異常があると感じたら、必ず病院へ行きましょう。
4.多額の現金は持ち歩かない
日本人観光客はお金を持っているというイメージがあるため、スリやひったくりなど狙われやすいものです。特に、現金の管理には気をつけましょう。
グアム旅行の際には、多額の現金は持ち歩かないようにします。グアムのお店ではだいたいクレジットカードが使えるので、大きな額のものを買うときにはカードで支払うようにします。日本では現金派という人も、グアム旅行にはクレジットカードは必須だと考えて下さい。
5.海外旅行保険の加入は必須
グアムで病院にかかって治療を受けると、高額な医療費が全額自己負担となります。ビーチでのケガなど、旅行先で病院へかかる機会は少なくない話なので、必ず海外旅行保険に加入しておきます。
外務省でも「年齢や滞在期間の長さに関わらず,旅行者の方には海外旅行保険への加入を強くお勧め致します。」と注意喚起がされています。海外旅行保険は高いものではないので、旅行を予約した時点でさくっと入っておきましょう。
最近では自動付帯かつ年会費無料の海外旅行保険付きのクレジットカードもあるので、節約したい人はそちらも検討しましょう。
まとめ
グアムは基本的には治安も良く安全な国です。しかしながら、日本人観光客も多いことからつい日本と同じような感覚で過ごしてしまいがちなのが危険なところです。
日本から近いリゾート地なので、初めての海外旅行に選ばれることも多いグアム。ぜひ「日本とは違うんだ」ということを頭に入れて、楽しい旅行にしてくださいね。
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