ETA UK(Electronic Travel Authorisation、英国電子渡航認証)は、2025年1月8日から日本国籍者にも必要になった英国渡航の電子許可制度です。料金は£16(約3,100円)、有効期間は2年間、1回の滞在は最大6ヶ月まで。公式アプリ「UK ETA」または公式サイト(gov.uk)から申請します。
ETA UKが運用開始されるまで、日本人は英国にパスポートだけで入国できましたが、現在はETAが必須。欧州旅行とセットで英国に立ち寄る場合も、別途ETAの取得が必要です。
では、ETA UKの具体的な申請手順と注意点を見ていきます。
目次
【結論・早見表】ETA UKの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Electronic Travel Authorisation(英国電子渡航認証) |
| 対象者 | 日本国籍者が英国(UK)に観光・商用・乗継目的で渡航する場合 |
| 開始日 | 2025年1月8日から日本人にも適用 |
| 料金 | £16(約3,100円、1ポンド190円時) |
| 有効期間 | 2年間またはパスポート有効期限のいずれか早い方 |
| 1回の滞在期間 | 最大6ヶ月 |
| 申請方法 | 公式アプリ「UK ETA」またはgov.uk |
| 承認までの時間 | 通常即時〜数時間(最大72時間) |
| 乗継でも必要 | 英国空港で入国する乗継はETA必要 |
重要な注意点: 英国はEU非加盟のため、ETIASではなく独自のETA UKを運用しています。欧州(シェンゲン圏)のETIASとは別制度なので注意。
ETA UK申請の具体的な手順
申請は公式アプリがおすすめ。スマホ1台で完結します。
ステップ1: 公式アプリをダウンロード
iOS/AndroidのアプリストアでE「UK ETA」(開発元:UK Home Office)を検索してインストール。開発元が「UK Home Office」(英国内務省)であることを確認。またはPC/スマホブラウザでgov.ukに直接アクセスしてWeb申請も可能。
ステップ2: パスポート情報のスキャン
パスポートの顔写真ページをスマホカメラでスキャン。ICチップ内蔵の日本パスポートなら、NFCでICチップを読み取ることで情報を自動取得。
ステップ3: 顔写真の撮影
スマホのカメラで自分の顔写真を撮影。パスポート写真と照合されます。
ステップ4: 個人情報・渡航情報の入力
- 氏名(パスポート記載)
- 連絡先(メール・電話番号)
- 現在の住所
- 渡航目的(観光・商用・乗継等)
- 雇用情報(雇用主名・住所)
- 犯罪歴・健康状態の質問(通常は「No」)
ステップ5: £16の決済
クレジットカード(Visa / Master / Amex)またはApple Pay / Google Payで決済。支払い後、数分〜72時間で承認通知が届きます。
ETA UKの料金とコスト
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 申請料金 | £16 |
| 日本円換算 | 約3,100円(1ポンド=190円時) |
| 有効期間 | 2年間 |
| 年間コスト | 約1,550円/年 |
ESTAの$21よりやや高く、カナダeTAのCAD$7(約770円)より割高。有効期間も2年と短めなので、頻繁に英国に行く方はコスト計算しておいてください。
ETA UK・ESTA・ETAS・eTA・ETIASの比較
| 認証 | 対象国 | 料金 | 有効期間 | 滞在期間 |
|---|---|---|---|---|
| ETA UK | 英国 | £16(約3,100円) | 2年間 | 6ヶ月 |
| ESTA | 米国 | $21(約3,150円) | 2年間 | 90日 |
| ETAS | オーストラリア | AUD$20(約2,000円) | 1年間 | 3ヶ月 |
| eTA | カナダ | CAD$7(約770円) | 5年間 | 6ヶ月 |
| K-ETA | 韓国(日本人免除中) | 10,000ウォン | 3年間 | 90日 |
| ETIAS | シェンゲン圏29ヶ国 | €7(約1,150円) | 3年間 | 90日 |
ETA UKは料金・有効期間ともに中程度。ESTAとほぼ同等の条件です。
英国渡航でETA UKが必要なケース
必要なケース
- 英国に観光・商用目的で6ヶ月以内の渡航
- 英国空港での乗継(入国を伴う場合)
- 英国家族訪問(短期)
- 英国での短期研修・会議
不要なケース
- 英国ビザ(ワークビザ、学生ビザ等)保持者
- 英国永住権保持者
- 6ヶ月超の長期滞在(別途ビザ必要)
- 就労目的(別途ワークビザ必要)
- 英国空港のトランジットのみ(入国しない場合)
英国の構成
「UK(英国)」は以下の地域を含みます。どれもETA UKが有効:
- イングランド(ロンドン等)
- スコットランド(エディンバラ等)
- ウェールズ(カーディフ等)
- 北アイルランド(ベルファスト等)
ただしアイルランド共和国(ダブリン)は英国ではないためETA UK対象外。別途アイルランドの入国規則が適用されます。
ETA UK申請のよくある失敗
失敗1: 知らずにETAなしで渡航
2025年1月8日から必須化されたものの、認知度が低く、ETAなしで英国便に搭乗しようとして搭乗拒否されるケースが発生。日本の旅行代理店も周知徹底中です。
失敗2: ETIASと混同
欧州連合のETIASとETA UKは別制度。英国はEU非加盟なので、ETIASでは英国に入国できません。両方に渡航する場合は両方申請が必要。
失敗3: 出発直前の申請
承認は通常数分〜数時間ですが、最大72時間かかるケースも。出発の3日以上前に申請しておくのが安全。
失敗4: 代行業者のぼったくり
ETAUKも運用開始後、代行業者が高額な手数料を請求しています。必ず公式アプリ(UK ETA)またはgov.ukから申請。
失敗5: パスポート有効期限不足
英国入国時にパスポートの有効期限が滞在期間以上必要。原則6ヶ月以上残存が推奨です。
英国の医療費相場
英国はNHS(国民保健サービス)が国民に無料で提供される一方、観光客は自費診療が原則。医療費は日本の3〜5倍。
| 症例 | 英国での治療費目安 |
|---|---|
| 盲腸手術・入院3日 | 約100〜150万円 |
| 骨折治療 | 約50〜80万円 |
| 交通事故・入院1週間 | 約200〜400万円 |
| 救急車 | 無料(NHS)※非緊急時は有料 |
| GP(一般医)診察 | 約2〜5万円 |
| ロンドン私立病院 | 割増2〜3倍 |
ロンドンは特に医療費が高く、プライベート病院では日本の5倍以上請求されることも。海外旅行保険は必須です。
英国旅行の準備チェックリスト
- パスポート(有効期限が滞在期間以上・推奨6ヶ月以上)
- ETA UK取得(£16・2年有効)
- 海外旅行保険(英国医療費対策)
- ホテル予約票(入国審査で提示)
- 帰国便予約票
- クレジットカード(Visa / Master主流)
- £200〜500現金(空港交通費・チップ)
- eSIM / ローミング準備
ETA UK有効期限と再申請
有効期限のルール
- 申請承認から2年間有効
- パスポート有効期限が2年以内に切れる場合は、パスポート有効期限まで
- 有効期間中は何回でも英国に渡航可能(1回の滞在は6ヶ月まで)
再申請が必要なケース
- パスポート更新・再発行(パスポート番号変更)
- 氏名変更
- 市民権変更
- 重大な犯罪歴の発生
- 2年経過後
英国入国時の注意点
持込制限物
- 食料品(肉類・乳製品・卵は持込禁止)
- 植物・種子・土
- £10,000相当以上の現金(EUからの持込時は申告必須)
- 武器類
- 違法薬物
入国審査
ETA UK取得済みなら、多くの主要空港(ヒースロー・ガトウィック・マンチェスター等)でePassport Gate(自動化ゲート)が利用可能。パスポートをスキャンするだけで数分で入国可能。
英国旅行の保険対策
英国はNHS無料医療ですが、観光客は原則自費診療。盲腸手術100〜150万円・交通事故入院200〜400万円の請求が発生するため、海外旅行保険は必須です。
エポスカードなら年会費永年無料で海外旅行保険が付帯します。
- 年会費永年無料(コスト0円で維持)
- 疾病治療 270万円・傷害治療 200万円(英国の大半の医療費をカバー)
- 携行品損害 20万円・賠償責任 3,000万円・救援者費用 100万円
- 海外事務手数料 1.63%(英ポンド決済で両替手数料も節約)
- マルイ店舗で即日発行
適用条件: 日本出国後に、旅行代金または公共交通乗用具(電車・バス・タクシー等)の料金をエポスカードで決済すること。2023年10月1日以降、自動付帯ではなく利用付帯に変更されています。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 日本人にETA UKは必要?
はい、2025年1月8日から必要になりました。それ以前はパスポートだけで英国に入国できましたが、現在は事前にETA UK申請が必須です。
Q2. ETA UKの料金はいくら?
£16(約3,100円)。公式アプリ「UK ETA」またはgov.ukから申請。代行業者は割高な手数料を取るため、公式から自己申請がベストです。
Q3. ETA UKの有効期間は?
2年間またはパスポート有効期限のいずれか早い方。2年間以内なら何回でも英国に渡航可能(1回の滞在は最大6ヶ月)。
Q4. ETA UKとETIASの違いは?
ETA UKは英国(UK)、ETIASはEU加盟のシェンゲン圏29ヶ国。英国はEU離脱しているため、英国渡航にはETIASではなくETA UKが必要です。両方に渡航する場合は両方申請。
Q5. 乗継でもETA UKは必要?
入国を伴う乗継ならETA UK必要。空港内のトランジットエリアのみの乗継(入国しない場合)は不要です。
Q6. 承認までどれくらい?
通常は数分〜数時間で承認されますが、稀に最大72時間かかる場合があります。出発3日以上前の申請が推奨。
Q7. パスポート更新したらETA UKは?
自動的に失効します。新しいパスポート番号で再申請が必要。£16を再度支払って新規申請します。
Q8. ETA UKは日本語で申請できる?
日本語対応はありません。英語のみ。不安な場合は翻訳アプリと併用するか、英語に自信がある人に手伝ってもらいましょう。
Q9. アイルランドも同じETA UK?
アイルランド(共和国)は別国。英国のETAはアイルランドには使えません。ただしアイルランドはCTA(Common Travel Area)で日本人は短期ビザ免除なので、ETAのような制度は不要です。
Q10. 英国旅行で海外旅行保険は必要?
必須です。英国は医療費が日本の3〜5倍で、盲腸手術100〜150万円・重症入院200〜400万円の請求が発生。年会費無料のエポスカードで疾病治療270万円を確保してから渡航してください。
まとめ:ETA UK申請の3原則
- 2025年1月8日から日本人も必須・£16で2年有効— 公式アプリまたはgov.ukから申請
- ETIASとは別制度— 英国はEU非加盟のため、欧州渡航とは別途ETA UK必要
- 海外旅行保険の準備も必須— 英国医療費は日本の3〜5倍、エポスカードで年会費0円対応
ETA UKは2025年1月から運用開始された新制度で、日本人渡航者は全員申請必須。海外旅行保険の準備も忘れずに、エポスカードの無料発行から英国旅行準備を始めてください。
関連記事:
・ESTA申請の完全ガイド(米国)
・ETAS申請の完全ガイド(オーストラリア)
・eTAカナダ申請の完全ガイド
・ETIASヨーロッパ電子渡航認証
・海外旅行保険は本当に必要?








ETA UKの話に入る前に、英国渡航者が知るべき重要事実があります。英国は医療費が先進国の中でも高水準で、NHS(国民保健サービス)は原則英国居住者のみの利用。観光客が現地病院を使うと盲腸手術100〜150万円、交通事故入院200万円超の請求が発生します。
こうした万が一に備える海外旅行保険が、エポスカードなら年会費永年無料でセットできます。
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※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)