ETAS(Electronic Travel Authority System)は、日本国籍者がオーストラリアへ3ヶ月以内の観光・商用目的で渡航する際に必要な電子渡航認証です。正式にはオーストラリア移民局が発給する「Subclass 601 eVisitor/Subclass 651 eVisitor/Subclass 601 ETA」のうち、日本人が主に利用するのはSubclass 601 ETA。サービス料金AUD$20(約2,000円)で、公式サイト「Australian ETA」アプリから申請します。
このページでは、ETAS申請の正しい方法・料金・有効期間・ESTAとの違い・代行業者対策を完全解説します。
では、ETAS申請の正しい手順を見ていきます。
目次
【結論・早見表】ETAS申請の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Electronic Travel Authority(Subclass 601 ETA) |
| 対象者 | 日本国籍者で観光・商用目的の3ヶ月以内の渡航者 |
| 申請料金 | AUD$20(約2,000円、サービス料金) |
| 有効期間 | 1年間(または パスポート有効期限のいずれか早い方) |
| 1回の滞在期間 | 最大3ヶ月 |
| 申請方法 | 「Australian ETA」スマホアプリのみ(公式) |
| 承認までの時間 | 通常即時〜数時間(最大12時間) |
| 申請期限 | 出発前であればいつでも(推奨は1週間前) |
ポイントは「公式のETAS申請はスマホアプリのみ」ということ。PCサイトからの申請は不可で、「ETAS公式サイト」と検索して出てくるサイトはすべて代行業者です。
ETAS申請の具体的な手順
ETAS申請は全てスマホアプリで完結します。以下の5ステップで完了。
ステップ1: 公式アプリをダウンロード
iOS/AndroidのアプリストアでE「Australian ETA」(開発元:Department of Home Affairs)を検索してインストール。開発元が「Department of Home Affairs」(オーストラリア内務省)であることを確認してください。
ステップ2: パスポート情報をスキャン
パスポートの顔写真ページをスマホカメラでスキャン。ICチップ内蔵の日本パスポートなら、NFCでICチップを読み取ることで情報を自動取得します。
ステップ3: 本人確認(顔写真撮影)
スマホのカメラで自分の顔写真を撮影。パスポートの写真と照合されます。
ステップ4: 個人情報・渡航情報の入力
- 連絡先(メール・電話)
- 現在の住所
- 渡航目的(観光 / 商用)
- 犯罪歴・健康状態の質問(通常は「いいえ」)
- オーストラリア滞在中の住所(任意)
ステップ5: AUD$20を決済
クレジットカード(Visa / Master / Amex)で決済。支払い後、ETAS承認(approval)の通知が届きます。
ETASの料金とコスト内訳
公式料金
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| サービス料金 | AUD$20(約2,000円) |
| 申請料 | AUD$0(無料) |
| 合計 | AUD$20(約2,000円) |
ETAS自体は無料で、アプリ利用料としてAUD$20が発生します。2022年7月以降、オンライン申請はアプリのみの対応になりました。
公式アプリと代行業者の料金比較
| 申請方法 | 料金 | 所要時間 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 公式アプリ | AUD$20(約2,000円) | 5〜10分 | ★★★★★ |
| 代行業者A | 6,000円前後 | 1〜3営業日 | ★★(割高) |
| 代行業者B | 8,000〜10,000円 | 1〜3営業日 | ★(非推奨) |
代行業者は公式の3〜5倍の料金を取ります。スマホでの申請なので、公式アプリで自己申請がベストです。
ETASとESTA(米国)の違い
ETASとESTAは似ているようで実は多くの違いがあります。混同しないよう整理。
| 項目 | ETAS(オーストラリア) | ESTA(米国) |
|---|---|---|
| 対象国 | オーストラリア | 米国・ハワイ・グアム |
| 申請方法 | スマホアプリのみ | Webサイト(esta.cbp.dhs.gov) |
| 申請料金 | AUD$20(約2,000円) | $21(約3,150円) |
| 有効期間 | 1年間 | 2年間 |
| 1回の滞在期間 | 3ヶ月 | 90日 |
| PCから申請 | 不可 | 可能 |
| 代行業者の存在 | あり(6,000〜10,000円) | あり($60〜100) |
ETASの独特な点は「スマホアプリのみ」で申請が完結すること。ESTAはWebサイトですが、オーストラリアETASはアプリ専用です。
ETASが使える国・期間
ETASで入国できる地域
| 地域 | ETAS適用 | 最大滞在期間 |
|---|---|---|
| オーストラリア本土 | ◎ | 3ヶ月 |
| タスマニア | ◎ | 3ヶ月 |
| ノーフォーク島 | ◎ | 3ヶ月 |
| その他オーストラリア海外領土 | 一部適用 | 3ヶ月 |
| ニュージーランド | ×(NZeTAが別途必要) | – |
ETASが使えないケース
- 就労目的(短期でも労働ビザが必要)
- 学生としての長期滞在(学生ビザ必要)
- 3ヶ月を超える滞在
- 医療目的(医療ビザ必要な場合あり)
ETAS申請でよくある失敗と対処
失敗1: PCから申請しようとする
ETASはスマホアプリ専用。PCから「Australian ETA」を検索しても公式申請サイトは見つかりません。スマホにアプリをダウンロードしてから申請してください。
失敗2: パスポートICチップが読めない
ICチップの読み取りに失敗する場合、NFC対応のスマホか確認。iPhoneなら7以降、Androidなら大半の機種で対応。読み取り時はパスポートの顔写真ページをスマホ背面に密着させる。
失敗3: 代行業者で高額請求
「ETAS申請」で検索するとすぐ代行サイトが出てきます。必ずアプリストアで「Australian ETA」をダウンロードしてください。開発元が「Department of Home Affairs」であることが目印。
失敗4: パスポート更新したのに古いETAで搭乗しようとする
パスポート更新時はETAも再申請必須。番号が変わるので、古いETAは無効になります。
失敗5: 有効期限切れで入国拒否
ETAの有効期間は1年間でESTAより短い。頻繁に再申請が必要です。出発前に必ず有効期限を確認。
オーストラリア旅行の準備チェックリスト
ETA申請以外の準備項目もまとめます。
出発前準備
- パスポート(有効期限が滞在期間+6ヶ月以上)
- ETAS取得(スマホアプリで5分)
- 海外旅行保険(オーストラリアの医療費対策)
- クレジットカード(VisaまたはMaster)
- 現金AUD$200〜500(空港交通費)
- 宿泊予約票
- 入国カード記入用の情報メモ(機内で記入)
- 観光ビザ情報の印刷(入国審査で必要)
オーストラリアの医療費
| 症例 | 現地での治療費目安 |
|---|---|
| 盲腸手術・入院3日 | 約30〜40万円 |
| 骨折治療 | 約15〜30万円 |
| 交通事故・入院1週間 | 約200万円 |
| サーフィン中の負傷 | 10〜50万円 |
| クラゲ刺され | 5〜15万円 |
| 救急車(メルボルン) | 約10万円/回 |
米国ほど極端ではないものの、日本と比較すると2〜3倍の医療費。特にビーチ・アウトドア系のアクティビティでの負傷リスクがあるので、海外旅行保険は必須です。
ETAS有効期限と更新
有効期限のルール
- 申請承認から1年間有効
- パスポート有効期限が1年以内に切れる場合は、パスポート有効期限まで
- 有効期間中は何回でも入国可能(ただし1回の滞在は最大3ヶ月)
更新のタイミング
ETAに更新はありません。期限切れなら新規申請。AUD$20を支払って同じ手順でアプリで申請。以下の場合も再申請が必要:
- パスポート更新・再発行
- 氏名変更
- 重篤な感染症罹患
- 犯罪歴発生
オーストラリア入国時の注意点
入国カード(Incoming Passenger Card)
機内で配布される入国カードを記入。食料品・動植物・現金持込の申告項目があり、虚偽申告は重い罰金。正直に申告してください。
持込禁止物
- 生鮮食品(特に生肉・生果物)
- 植物の種・切り花
- 動物性製品(革製品の一部も含む)
- 10,000 AUD相当以上の現金(申告必須)
- 医薬品(処方薬は医師の処方箋同伴)
入国審査
日本人は通常スマートゲート(自動入国審査)を使用可能。パスポートとETAが自動照合されます。時間は5〜15分程度。
オーストラリアは医療費が日本の2〜3倍水準で、盲腸手術30〜40万円・交通事故200万円の請求も。さらにアクティビティ(サーフィン・ダイビング・ハイキング)での負傷リスクもあるため、海外旅行保険は必須です。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ETAS(オーストラリア電子渡航認証)とは?
日本国籍者がオーストラリアに3ヶ月以内の観光・商用目的で渡航する際に必要な電子渡航認証。正式にはSubclass 601 ETA。AUD$20でスマホアプリから申請します。
Q2. ETASはPCから申請できる?
できません。「Australian ETA」アプリ(スマホのみ)での申請が公式手順です。PCサイトで申請を謳うのはすべて代行業者。
Q3. ETASの料金はいくら?
AUD$20(約2,000円)のサービス料金のみ。ETA自体は無料ですが、アプリ利用料としてこの金額が発生します。代行業者は6,000〜10,000円を請求。
Q4. ETASの有効期間は?
申請承認から1年間、またはパスポート有効期限のいずれか早い方。1年間以内なら何回でもオーストラリアに渡航可能(1回の滞在は最大3ヶ月)。
Q5. ESTAとETASの違いは?
ESTAは米国、ETASはオーストラリア。料金・有効期間・申請方法(ESTAはWeb、ETASはアプリ)が異なります。両国に渡航する場合は両方とも個別に取得が必要。
Q6. ETAの更新は?
ETAに「更新」はありません。期限が切れたら新規申請(同じAUD$20)でアプリから再申請します。
Q7. アプリがスマホにインストールできない場合は?
iOS 12以降・Android 7以降が必要。古いスマホは対応外のため、新しいスマホを使うか、オーストラリア大使館で紙ベースのビザ申請(有料・数週間)を検討。
Q8. 入国できないケースは?
ETA承認されても入国審査で拒否されるケースがあります。食料品の持込違反・不適切な回答・過去の逮捕歴等が理由。申告は必ず正直に行ってください。
Q9. オーストラリア旅行で必要な準備は?
ETA・パスポート(有効期限+6ヶ月)・海外旅行保険・航空券・宿泊予約・現地通貨(AUD$200〜500)・クレジットカード(Visa/Master)が基本セット。
Q10. 18歳未満はETA取得できる?
可能です。ただし親権者の同意が必要で、申請時に親権者情報を入力します。10代の単独旅行はほぼなく、親との同行が一般的。
まとめ:ETAS申請の3原則
- 公式アプリ「Australian ETA」から申請— AUD$20で完結・代行業者は不要
- 有効期間は1年・滞在は3ヶ月まで— 有効期限の確認を忘れずに
- 海外旅行保険の準備も必須— オーストラリアは医療費が日本の2〜3倍水準
ETASは手続きが簡単ですが、海外旅行保険の準備こそ最優先。年会費無料のエポスカードで疾病治療270万円を確保し、安心してオーストラリア旅行を楽しんでください。エポスカードの無料発行から始めてください。
関連記事:
・ESTA申請の完全ガイド(米国)
・パスポートの有効期限確認
・海外旅行保険は本当に必要?
・海外旅行の準備チェックリスト








ETAS申請の話に入る前に、オーストラリア渡航者が後悔しがちな重要事実があります。オーストラリアは医療費が高額な国の一つで、盲腸の手術で30〜40万円、交通事故の入院で200万円超の請求が発生することも。無保険で渡航すると万が一の時に高額な実費負担が発生します。
こうした万が一に備える海外旅行保険が、エポスカードなら年会費永年無料でセットできます。
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