ポルトガル旅行はリスボンのカラフルな街並み、ポルトのワイン、シントラの宮殿、アゾレス諸島のクジラ観察、マデイラ諸島の自然など、西欧最古の国ならではの魅力的な渡航先です。しかし2025年以降のETIAS義務化、リスボン28番トラムのスリ天国、ポートワインの飲み過ぎ注意、西欧の中では比較的犯罪率高めのリスボン・ポルト、日本から乗継24時間以上のフライト、坂の多い街の歩行など独自の注意点が多数。本記事では2026年最新のポルトガル旅行注意点を、ETIAS・治安・交通・食事・マナーまで徹底解説します。
では、本題のポルトガル旅行の注意点を解説していきます。
目次
ポルトガル旅行の基本情報と日本との違い早見表
ポルトガル共和国はイベリア半島西部、人口約1,000万人、首都リスボン。EU加盟・シェンゲン圏。通貨はユーロ(EUR)。時差は日本より-9時間(夏時間-8時間)。
| 項目 | ポルトガル | 日本との違い |
|---|---|---|
| 時差 | -9時間(冬)/-8時間(夏時間) | 時差ぼけ対策必要 |
| 通貨 | ユーロ(EUR) | 1EUR≒170円 |
| 言語 | ポルトガル語、観光地は英語 | スペイン語と違う |
| 電圧 | 230V・50Hz | 日本の2倍 |
| プラグ | Cタイプ・Fタイプ | 変換プラグ必須 |
| 気温(リスボン・夏) | 17〜28℃ | 地中海性 |
| 気温(リスボン・冬) | 8〜15℃ | 温暖 |
| 水道水 | 飲用可(都市部) | 一応ミネラル推奨 |
| チップ | 5〜10%(サービス料込みなら不要) | 地中海型 |
| 消費税(IVA) | 23%(食品13%・軽減6%) | 表示価格込み |
| ETIAS | 2025年以降義務化予定 | シェンゲン圏 |
ETIASとパスポート要件
ETIAS
- 2025年後半以降、シェンゲン圏加盟国として義務化予定
- 申請料7ユーロ、有効3年
パスポート
- 日本国籍は90日以内の観光ビザ不要
- 残存有効期間:出国時から3ヶ月以上
最重要:リスボン28番トラムのスリ対策
リスボンの名物「28番トラム」は世界有数のスリ天国。観光客で満員状態に、組織的スリ集団が常駐。
28番トラムの状況
- 観光客が99%の超満員トラム
- 坂を登るのでスリが発覚しにくい
- Grupo de carteristas(スリグループ)が日常的に乗車
- ポルトガル語放送で警告「Carteiristas」
対策
- バッグは体の前、斜めがけ、ファスナー閉
- リュックは前抱え
- スマホを後ろポケット禁止
- パスポート本体はホテル金庫
- 財布は内ポケット
- 人混みで両手でバッグ保持
- Google Mapで路線確認はトラム外で
- 混雑時は避ける or Uber推奨
他のスリ多発エリア
- ロシオ広場・バイシャ地区
- アルファマ地区の階段
- ベレン地区のジェロニモス修道院前
- ポルトのドウロ川沿い
- 空港シャトルバス
警察・緊急連絡先
| 窓口 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察・救急・消防 | 112 |
| 観光警察(リスボン) | +351-213-421-634 |
| 在ポルトガル日本国大使館(リスボン) | +351-21-311-0560 |
坂の多い街の歩行
リスボン・ポルトはどちらも急峻な坂の街。日常の観光で想像以上に疲れ、転倒事故も。
坂道対策
- 歩きやすいスニーカー必須
- ヒール・サンダルは危険
- 石畳で滑りやすい(雨の日は特に)
- 膝・腰に負担かかる
- 杖・ストックの利用も検討
- ケーブルカー・エレベーター活用
- タクシー・Uberで坂道回避
主要ケーブルカー・エレベーター
- グロリア線(Ascensor da Glória):3.80EUR
- ビッカ線(Ascensor da Bica)
- サンタ・ジュスタのエレベーター:6EUR
ポートワイン・飲み過ぎ注意
ポルトの名物「ポートワイン」は度数20%前後の酒精強化ワイン。飲み過ぎで体調崩す人多数。
ポートワインの種類
- ルビー(若い赤・フルーティ)
- トゥニー(木樽熟成・ナッツ香)
- ホワイト(白ポート・食前酒)
- ヴィンテージ(最高級)
- LBV(Late Bottled Vintage)
試飲の注意
- 度数20%でワインの倍
- 1杯でも酔いやすい
- ツアーで5〜7種類試飲の場合注意
- 空腹時の試飲禁止
- 水・食事と交互に
- 坂道で転倒リスク増
有名なワインセラー
- グラハム・サンデマン・テイラーズ
- ドウロ川対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区
- 試飲ツアー15〜50EUR
交通:メトロ・トラム・Uber
リスボン公共交通
- メトロ・トラム・バス・フニクラ(ケーブルカー)
- Viva Viagemカード(交通系IC):7日券41.90EUR
- 空港メトロ:1.80EUR
- 28番トラム:観光客向け(スリ注意)
Uber・Bolt
- 両方普及
- 料金事前確定
- 空港⇔市内:10〜20EUR
- 通常タクシーより安全
鉄道
- CP(ポルトガル鉄道)
- リスボン⇔ポルト:Alfa Pendular 2時間45分、30〜50EUR
- シントラ線(リスボン近郊):2.35EUR
レンタカー
- 国際運転免許証必要
- 右側通行
- リスボン・ポルト市内は駐車難
- アルガルヴェ・アレンテージョ観光時に便利
- 高速道路電子料金システム(Via Verde)
食事・ポルトガル料理
名物料理
| 料理 | 特徴 |
|---|---|
| バカリャウ | 干しタラ、365種のレシピ |
| フランセジーニャ | ポルト名物ボリューミーサンド |
| パステル・デ・ナタ(エッグタルト) | ベレン地区が本場 |
| カタプラーナ | アルガルヴェの魚介鍋 |
| ピリピリチキン | グリルチキン(元祖Nando’s) |
| アロース・デ・マリスコ | 海鮮リゾット |
| サルディーニャ(イワシ) | 夏の屋台焼き |
| ポートワイン | デザートワイン |
| ヴィーニョ・ヴェルデ | 微発泡白ワイン |
| ジンジーニャ | チェリーリキュール |
チップ
- レストラン5〜10%(サービス料込みなら不要)
- カフェ端数切り上げ
- タクシー5〜10%
- ホテルポーター1〜2EUR
気候と服装
| 時期 | リスボン | ポルト |
|---|---|---|
| 12〜2月 | 8〜15℃ | 5〜14℃(雨多) |
| 3〜5月 | 11〜22℃ | 8〜20℃ |
| 6〜8月 | 17〜28℃(熱波35℃) | 14〜25℃ |
| 9〜11月 | 13〜23℃ | 10〜21℃ |
ベストシーズン
- 4〜6月・9〜10月がベスト
- 7〜8月は観光客ピーク・熱波
- 冬は雨多いが観光客少
服装のコツ
- 夏:Tシャツ+薄手ジャケット
- 冬:セーター+防水ジャケット(雨多)
- 歩きやすいスニーカー必須
- SPF50+日焼け止め(夏)
- 教会:肩・膝覆う服装
- 折りたたみ傘
主要観光地
リスボン
- ベレン地区:ジェロニモス修道院・発見のモニュメント・ベレンの塔
- アルファマ地区:古い街並み・ファド発祥
- サンタ・ジュスタのエレベーター
- サンジョルジェ城
- ロカ岬(ユーラシア大陸最西端)
シントラ
- ペーナ宮殿(カラフルなシンデレラ城)
- シントラ宮殿
- レガレイラ宮殿(神秘的な井戸)
- リスボンから列車40分
ポルト
- リベイラ地区(世界遺産)
- ドンルイス1世橋
- ワインセラー巡り
- レロ書店(ハリー・ポッター取材地)
- サン・ベント駅のアズレージョ
ドウロ渓谷
- ワイン生産地(世界遺産)
- 列車・クルーズで観光
- ポルトから日帰り
アルガルヴェ地方
- 南部のビーチリゾート
- ベナジル洞窟
- ラゴス・ファロ
アゾレス諸島
- 大西洋中央の9島
- クジラ・イルカウォッチング
- 火山湖・温泉
モデルコース:7泊9日のポルトガル
Day 1〜3:リスボン
- ベレン地区
- アルファマ地区・ファド
- シントラ日帰り
Day 4〜5:ポルト
- 鉄道でポルト(2.5時間)
- リベイラ・ドンルイス橋
- ワインセラー
Day 6:ドウロ渓谷
- 列車 or クルーズ
- ワイン畑ハイキング
Day 7:アルガルヴェorコインブラ
- 南部ビーチ or 大学町
Day 8〜9:リスボン帰国
医療費と緊急時対処
医療機関
- リスボン:Hospital da Luz:英語対応、国際基準
- リスボン:CUF Descobertas
- ポルト:Hospital da Luz Arrabida
- 重症時:スペイン(マドリード)搬送も
医療費の目安
| 症状 | 医療費目安 |
|---|---|
| GP診察 | 60〜120EUR(約10,000〜20,000円) |
| 救急外来 | 200〜500EUR(約34,000〜85,000円) |
| 食中毒で1泊入院 | 1,500〜4,000EUR(約26〜68万円) |
| 骨折で手術+3泊入院 | 8,000〜15,000EUR(約136〜255万円) |
| 盲腸手術で5泊入院 | 8,000〜15,000EUR(約136〜255万円) |
ポルトガルでも医療費は高額。エポスカードの「利用付帯」なら、旅行代金をカード決済するだけで疾病治療最大270万円・傷害治療200万円まで自動補償されます。
ポルトガルでよくある失敗あるある
- 28番トラムで財布消失:Uber推奨
- 坂道で滑って転倒骨折:スニーカー必須
- ポートワイン試飲で酔って転倒:水交互
- ペーナ宮殿当日券長蛇の列:事前予約
- レロ書店入れず:オンライン予約
- ジェロニモス修道院の列:朝一入場
- ポルトガル語看板で迷う:Google Map
- 食中毒で1日寝込む:下痢止め携帯
- レンタカー駐車違反:有料パーキング
- 盲腸手術で255万円:保険必須
- 空港シャトルバスでスリ:Uber推奨
- アルファマ深夜に暗い路地:ホテル経由
ポルトガル旅行前のチェックリスト
- □ パスポート残存有効期間3ヶ月以上
- □ ETIAS開始時期・要否を外務省で確認
- □ 変換プラグ(Cタイプ)を用意
- □ 歩きやすいスニーカー必須
- □ ペーナ宮殿・ジェロニモス修道院をオンライン予約
- □ レロ書店(ハリー・ポッター書店)をオンライン予約
- □ ポートワインツアーを予約
- □ Uber・Boltアプリをインストール
- □ Viva Viagemカード購入計画
- □ 海外旅行保険を付帯(エポスカード利用付帯が無料)
- □ 在ポルトガル日本国大使館の電話番号保存
- □ 「たびレジ」に登録
- □ 28番トラムでの貴重品管理
- □ パスポート本体は金庫、コピー携帯
ポルトガル旅行の安心は「利用付帯」のエポスカードで
リスボンで28番トラムスリ被害、坂道で転倒骨折255万円、盲腸手術255万円、食中毒入院68万円。ポルトガルでも医療費・搬送費は高額。
エポスカード(年会費永年無料)は、渡航前に旅行代金・空港までの電車やバスの料金をカードで支払うだけで、海外旅行保険が自動付帯されます(2023年10月以降は利用付帯)。
- 疾病治療費用:最高270万円
- 傷害治療費用:最高200万円(坂道転倒・骨折)
- 携行品損害:最高20万円(28番トラムスリ対応)
- 賠償責任:最高3,000万円
- 救援者費用:最高100万円
- 旅行事故緊急費用:ストライキ・欠航代替
さらに、海外ATM手数料無料キャッシング・海外事務手数料1.63%(Visa最安クラス)・年会費永年無料。
※ 補償内容は2026年4月時点。新規入会特典は時期により変動します。2023年10月から「利用付帯」に変更されているため、必ず旅行代金または公共交通機関料金をエポスカードで決済してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ポルトガルでETIASは必要?
A. シェンゲン圏加盟国なので、2025年後半以降義務化予定。申請料7ユーロ。
Q2. 28番トラムは本当に危険?
A. スリが多発するのは事実。組織的集団も存在。バッグ前抱え・ポケット注意・人混み回避。スリ覚悟の上で乗車するか、Uber・徒歩推奨。
Q3. ポルトガルの物価は?
A. 西欧の中で比較的安い。レストランディナー15〜30EUR、ホテル3つ星80〜150EUR/泊、ビール3〜5EUR。スペインと同程度。
Q4. ポルトガル語と英語はどちらが有利?
A. 観光地・ホテルは英語OK。地方はポルトガル語のみ。スペイン語はある程度通じるが、ポルトガル人は区別する。基本「Obrigado(オブリガード・ありがとう)」を覚える。
Q5. ペーナ宮殿のオンライン予約は必要?
A. 強く推奨。当日券は長蛇の列で2時間待ちも。公式サイト parquesdesintra.pt で事前予約、料金14EUR。
Q6. レロ書店の入場方法は?
A. オンライン予約必須。入場料8EUR(書籍購入で還付)。ハリー・ポッター取材のJ.K.ローリング関連で大人気。
Q7. ポルトガルのベストシーズンは?
A. 4〜6月・9〜10月が気温・観光客ともにベスト。7〜8月は熱波と混雑。冬は雨多いが安くて空いている。
Q8. ポルトガルの治安はどれくらい?
A. 西欧の中で比較的安全だが、観光地のスリは多発。特に28番トラム・ロシオ広場・空港シャトル。リスボン中央部・ポルトのリベイラは夜でも比較的OK。
Q9. ポートワインは必ず飲むべき?
A. ポルトのヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区でワインセラー巡りがハイライト。試飲15〜50EUR。度数20%なので1杯で酔う人も、空腹時は避ける。
Q10. ポルトガルでチップは?
A. レストラン5〜10%(サービス料込みなら不要)、カフェ端数切り上げ、タクシー5〜10%、ホテルポーター1〜2EUR。欧米より緩いがあった方が喜ばれる。
まとめ:28番トラム・坂道・ワインに注意
ポルトガルはリスボン・ポルト・シントラ・アゾレスなど魅力が詰まった西欧の渡航先ですが、ETIAS、28番トラムのスリ、坂道の転倒、ポートワインの飲み過ぎ、日本から24時間フライトなど注意点が多数。事前対策で魅力を最大限に楽しめます。
医療費・搬送費は大きなリスク。骨折で255万円、盲腸で255万円、食中毒で68万円。年会費永年無料で疾病治療270万円・携行品損害20万円まで付帯できるエポスカードを渡航前に準備して、万が一の備えを万全にしましょう。



ポルトガル旅行の話に入る前に、多くの旅行者が”後悔している”ことがあります。それはリスボン28番トラムでのスリ被害、ポルトの坂道での転倒、食中毒、そしてポルトガルの医療費で100万円超の自己負担を抱えるケースです。
ポルトガルの医療水準は私立病院(ルス病院等)なら国際基準ですが、観光客の自己負担は高額。盲腸手術で5,000〜15,000EUR(約85〜255万円)、骨折で治療150万円、食中毒入院30〜50万円。ヨーロッパの中では物価が比較的安いものの、医療費は想定を超えます。こうした「万が一」に備える海外旅行保険が、エポスカードなら年会費永年無料でセットできます。
空港までの電車代や旅行代金をエポスカードで支払うだけで、最高3,000万円の補償が自動適用(利用付帯)。医療費270万円・携行品20万円・賠償責任3,000万円まで幅広くカバーします。
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)