【2026年最新】海外に薬を持ち込む完全ガイド|国別禁止成分・英文処方箋・機内持込ルール

海外旅行に薬を持っていくとき、「処方薬はスーツケースに入れていい?」「麻薬成分が入った風邪薬は税関で問題にならない?」と不安になる方は多いはず。実は日本で普通に売られている市販薬でも、国によっては持ち込み禁止になっているものが意外と多いのです。この記事では、海外に薬を持ち込む際のルール・国別の注意点・トラブル回避法を2026年最新情報で徹底解説します。

⚠️ 薬の持ち込みより先に準備すべきこと

海外に薬を持ち込む話の前に、多くの旅行者が見落としている大事なポイントがあります。それは「万が一、海外で病気になったときの医療費」です。

持参した薬は風邪や軽い頭痛には有効ですが、突然の盲腸・食中毒・ケガには対応できません。米国での盲腸手術は200〜500万円、欧州でも100万円超が当たり前。持参薬よりも、現地で医療機関を受診できる体制づくりの方が重要です。

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※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)

では、本題の薬の持ち込みルールを解説していきます。

目次

海外に薬を持ち込む基本ルール【早見表】

まず押さえておきたい原則を一覧にしました。持ち物準備の前にチェックしましょう。

区分 自己使用量(概ねの目安) 必要書類 注意点
市販薬(風邪薬・胃薬・痛み止め等) 2ヶ月分以内 不要(原則) 一部成分に注意(後述)
処方薬 1ヶ月分程度 処方箋または英文診断書推奨 国により厳しい規制あり
向精神薬・麻薬性鎮痛剤 渡航先による 厚労省の「携帯輸入許可書」必須 渡航前2週間以上前に申請
注射薬(インスリン等) 必要量 英文診断書・処方箋 機内持ち込み可(針含む)
漢方薬・サプリメント 個人用量 成分表示推奨 一部成分に注意(麻黄等)

薬は「機内持ち込み」が鉄則

薬は必ず機内持ち込み手荷物に入れましょう。理由は3つ。

  1. 預け荷物は貨物室(零下数十度)に置かれ、薬が変質・凍結する恐れ
  2. ロストバゲージ時に手元になくなる
  3. フライト中に服用が必要な場合に取り出せる

ただし、液体薬(シロップ・目薬等)は国際線で100mlルールの対象。処方箋提示で例外扱いされる場合が多いですが、念のため小分けにして持参を。

海外旅行で持参すべき市販薬10選

海外では現地の市販薬が「成分が強すぎる」「指示書が外国語」などで使いこなせないことがよくあります。使い慣れた日本の薬を持参するのが安心です。

持ち物リスト

症状 おすすめ市販薬 用途
風邪・発熱 パブロンゴールドA、ルルアタックEX のど・鼻症状全般
頭痛・痛み止め ロキソニンS、イブクイック頭痛薬 頭痛・筋肉痛・生理痛
胃腸薬 正露丸、新ビオフェルミンS 腹痛・下痢・便秘
下痢止め ストッパ下痢止めEX 旅行者下痢症
酔い止め アネロンニスキャップ 飛行機・車・船酔い
花粉症・アレルギー アレグラFX、アレジオン20 鼻水・くしゃみ
虫刺され ムヒアルファEX 蚊・ブユ・マダニ
日焼け・火傷 オロナインH軟膏、リンデロンVs 皮膚トラブル全般
切り傷 救急絆創膏、マキロン 小さな外傷
便秘 コーラックII、タケダ漢方便秘薬 旅行便秘対策

量の目安

市販薬は各3〜7日分程度が目安。1〜2ヶ月以内の旅行であれば、各薬を1箱ずつ持参しても税関で問題視されることはほぼありません。

【国別】持ち込み禁止・制限のある薬

日本で普通に買える薬でも、国によっては持ち込みが禁止または厳しく制限されています。以下は特に注意が必要な国と成分です。

アメリカ(米国)

  • 禁止・制限成分: コデイン(一部)、エフェドリン系
  • 注意薬: パブロンゴールドA(ジヒドロコデイン含有)→ 処方箋推奨
  • 推奨書類: 処方薬は英文処方箋を携帯
  • 携行量: 90日以内の個人使用量

中国

  • 禁止・制限成分: コデイン、エフェドリン、メチルエフェドリン
  • 注意薬: 風邪薬全般(ジヒドロコデインは麻薬扱い)
  • 推奨書類: 英文処方箋必須、量も最小限に
  • 過去の摘発例: 日本人が市販の咳止めシロップで拘束

韓国

  • 禁止・制限成分: 向精神薬全般(ADHD薬・抗うつ薬・睡眠導入剤)
  • 注意薬: デパス、リーゼ、マイスリー等の向精神薬
  • 推奨書類: 必ず処方箋と英文診断書、量も1ヶ月分以内
  • 過去の摘発例: 日本人医師が持参薬で拘束

シンガポール

  • 禁止・制限成分: 向精神薬、麻薬性鎮痛剤
  • 注意薬: デパス、ハルシオン、リタリン
  • 推奨書類: 処方箋+英文診断書、量も1ヶ月分以内
  • 過去の摘発例: 市販の風邪薬でも税関質問多数

アラブ首長国連邦(UAE/ドバイ)

  • 禁止・制限成分: コデイン、モルヒネ、ジアゼパム、ケトプロフェン、各種抗うつ薬
  • 注意薬: パブロン、市販の強めの鎮痛剤
  • 推奨書類: 事前に保健省の許可書推奨
  • 過去の摘発例: 日本人がロキソニン持参で長時間拘束

タイ

  • 禁止・制限成分: 向精神薬、麻薬性鎮痛剤
  • 注意薬: デパス、抗不安薬全般
  • 推奨書類: 処方箋+英文診断書

香港

  • 禁止・制限成分: 向精神薬(少量でも規制対象)
  • 注意薬: デパス、睡眠導入剤
  • 推奨書類: 事前申告書が必要な場合あり

ヨーロッパ各国(EU圏)

  • 一般的には緩やか: 個人使用量であれば処方箋なしでも問題ないケース多い
  • 注意点: シェンゲン協定国間の移動でも、厳しい国(ドイツ等)は別途確認を
  • 推奨書類: 英文処方箋を携帯しておくと安心

向精神薬・麻薬性鎮痛剤の持ち込み手続き

睡眠導入剤、抗不安薬、抗うつ薬、ADHD治療薬、強い鎮痛剤などの向精神薬・麻薬性鎮痛剤を海外に持ち込む場合、厚生労働省の「携帯輸入許可書」が必要です。

対象となる薬の例

  • デパス(エチゾラム)
  • ハルシオン(トリアゾラム)
  • マイスリー(ゾルピデム)
  • リタリン(メチルフェニデート)
  • コンサータ(メチルフェニデート)
  • ストラテラ(アトモキセチン)
  • オキシコドン
  • モルヒネ製剤
  • デジレル、パキシル、レクサプロ等の抗うつ薬

申請方法

  1. 厚労省「麻薬取締部」のウェブサイトから申請書ダウンロード
  2. 医師の処方箋・診断書(英文)を取得
  3. 出発地を管轄する地方厚生局麻薬取締部に郵送またはオンライン申請
  4. 渡航の2〜3週間前に申請(審査期間がある)
  5. 許可書を受領後、出入国時に税関で提示

申請費用

無料。ただし処方箋・診断書の発行料は医療機関による(3,000〜5,000円程度)。

持ち込み薬を税関で申告するタイミング

海外の空港到着後、税関で「持ち込み薬について質問される」ケースはほぼありませんが、大量に持参している場合や薬成分により申告必要な国があります。

国別の申告要否

申告必要性 備考
アメリカ 処方薬は申告推奨 グリーンカード持ちは詳細申告
カナダ 処方薬は申告推奨 医療用医薬品指定
韓国・中国 処方薬必須 英文書類必須
タイ・マレーシア 大量なら申告 向精神薬は必須
EU各国 個人使用は申告不要 通関カードは出せばOK
オーストラリア 必ず申告 検疫厳しい国の代表格
ニュージーランド 必ず申告 検疫厳しい

申告時の正しい流れ

  1. 税関申告書の「医薬品」欄にチェック
  2. 質問されたら「personal use only(個人使用のみ)」と答える
  3. 処方箋または薬袋を求められたら提示
  4. 必要に応じて英文診断書を提示

薬を持ち込む時の英文書類の揃え方

海外の税関で疑われないために、薬に関連する英文書類は事前にかかりつけ医に依頼して用意しておきましょう。

英文診断書の項目

  • 患者名(パスポート名と一致)
  • 生年月日
  • 病名(英名)
  • 処方薬名(一般名)
  • 用量(1日あたり・合計量)
  • 処方期間
  • 医師名・医療機関・連絡先
  • 発行日

英文処方箋の項目

  • 処方薬の一般名(ジェネリック名)
  • 用量
  • 投与期間
  • 医師の署名・医療機関連絡先

発行料の目安

書類 費用 発行までの目安
英文診断書 3,000〜5,000円 3〜7営業日
英文処方箋 1,000〜3,000円 1〜3営業日
携帯輸入許可書(厚労省) 無料 2〜3週間

薬の保管方法と機内持ち込みの注意

パッケージは原則そのまま

薬は元のパッケージ(外箱・錠剤シート)のまま持参しましょう。税関で中身が確認できないピルケースに小分けしていると、疑われる原因になります。

液体薬の機内持ち込みルール

  • 原則100mlまで(国際線)
  • 処方薬の場合、100ml超でも医師処方箋提示で持込可
  • ジップロック袋に入れて保安検査場で提示
  • インスリン注射器は針含めて持込可(診断書提示)

温度管理が必要な薬

薬の種類 保管方法 機内持ち込み
インスリン 2〜8度(保冷) 保冷バッグ可(ドライアイスは制限あり)
坐薬 室温(30度以下) 機内持ち込み可
目薬 室温 100mlルール適用
シロップ薬 室温 100mlルール適用

海外で薬を買う場合の注意点

旅行先で体調を崩したとき、現地の薬局やコンビニで薬を買うこともありますが、日本と同じ感覚ではいけません。

国別の薬局事情

薬局の一般名 特徴
アメリカ Pharmacy / Drugstore CVS、Walgreensが大手
イギリス Pharmacy / Chemist Bootsが大手
フランス Pharmacie(青十字マーク) 緑十字ではない
ドイツ Apotheke 処方薬が必要なケース多い
タイ ร้านขายยา 看板に「Pharmacy」と英語表記も
韓国 약국 漢方系も取り扱い

現地薬の使用リスク

  • 成分が日本の薬と異なる(効きすぎ・副作用)
  • 指示書が外国語で用量間違えやすい
  • ジェネリック名が日本と異なる
  • 偽造薬のリスク(東南アジアの一部)

現地薬を買う際は、薬剤師に成分名(ジェネリック名)を英語で伝え、日本で使っている薬と同成分か確認を。

海外で医師の処方が必要になったら

持参薬が足りなくなった、または新しい症状が出た場合、現地で医師に診てもらう必要があります。

医療機関の探し方

  1. 宿泊ホテルのコンシェルジュに相談(英語対応医師紹介)
  2. 大使館・領事館の「医療支援リスト」を確認
  3. Google Maps で「English speaking doctor」検索
  4. 海外旅行保険のキャッシュレスサービスを利用(高額医療でも自己負担ゼロ)

海外医療費の相場

外来診察 救急入院1日 盲腸手術
アメリカ 3〜10万円 20〜50万円 200〜500万円
イギリス 2〜5万円 10〜30万円 100〜200万円
ドイツ 2〜4万円 8〜20万円 80〜150万円
オーストラリア 3〜5万円 10〜25万円 100〜200万円
タイ 1〜3万円 3〜10万円 30〜80万円

持参薬だけで対応できない病気になったとき、海外旅行保険のキャッシュレス診療があれば自己負担ゼロで治療を受けられます。

海外旅行で薬に関連してよくあるトラブル

トラブル1: 薬が税関で没収

中国・シンガポール・UAE等で、日本で普通に売られている咳止めや鎮痛剤が没収されるケース。外箱の成分表示を必ずチェック。

トラブル2: 液体薬を100mlルールで捨てられる

処方箋なしで液体薬(シロップ・目薬)を機内に持ち込もうとして100ml超で没収。処方箋か英文診断書を持参。

トラブル3: ロストバゲージで持参薬消失

預け荷物に薬を入れてしまい、ロストバゲージで紛失。機内持ち込み手荷物に入れるのが鉄則

トラブル4: 時差で服用時間が狂う

糖尿病のインスリン・抗てんかん薬など服用時刻が重要な薬は、医師に時差地域での服用スケジュールを事前に相談。

トラブル5: 薬アレルギーで現地救急搬送

アナフィラキシーで現地救急搬送→数百万円の医療費請求。海外旅行保険の疾病治療費用270万円(エポス)でキャッシュレス対応可能。

旅行に持っていくと便利な薬以外の医療グッズ

品目 用途 おすすめ度
体温計 発熱確認 ★★★
マスク 感染予防 ★★★
ピルケース 日数別に小分け(予備用) ★★
ウェットティッシュ 衛生確保 ★★★
絆創膏 小さな切り傷 ★★★
常備薬手帳(お薬手帳) 万一の医療機関受診時 ★★★
お薬手帳の英訳コピー 英語医師への情報共有 ★★★
アイマスク 睡眠・時差調整 ★★
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日本で市販薬を揃えていても、海外では突然の盲腸・食中毒・交通事故が数百万円の医療費に繋がります。

エポスカードの海外旅行保険補償内容

  • 疾病治療費用:270万円(盲腸・食中毒・急病対応)
  • 傷害治療費用:200万円(転倒・事故・スポーツ怪我)
  • 携行品損害:20万円(医薬品紛失時も対象)
  • 賠償責任:3,000万円(現地で他人にケガさせた時)
  • 救援者費用:100万円(家族の現地渡航費)

エポスが選ばれる理由

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※ 2023年10月から「利用付帯」に変更。空港までの電車代・旅行代金をエポスカードで支払うだけで保険適用。

よくある質問

Q. 日本の市販薬を海外に持っていくのに処方箋は必要?

原則不要ですが、麻薬成分を含む薬(コデイン入り咳止め等)や向精神薬は必要です。また中国・UAE・シンガポール等の厳しい国では、市販薬でも英文処方箋の持参を推奨します。

Q. 機内持ち込みの液体薬は100ml以下にしないとダメ?

原則100mlまでですが、処方箋の提示で医療上必要な量は認められます。保安検査場で別途申告してください。

Q. 薬は機内持ち込みと預け荷物、どちらがいい?

必ず機内持ち込みにしてください。ロストバゲージや貨物室の低温による変質を防ぐためです。

Q. ピルケースに小分けしてもいい?

税関で中身が確認できないため、元のパッケージ(外箱・錠剤シート)で持参を推奨します。予備でピルケースを持っていくのはOK。

Q. 向精神薬の「携帯輸入許可書」はどこで申請する?

厚生労働省の「麻薬取締部」ウェブサイトから申請書をダウンロードし、出発地を管轄する地方厚生局麻薬取締部に送ります。審査に2〜3週間かかるため、渡航の3週間前には申請を。

Q. サプリメントの持ち込みは自由?

個人使用量(2〜3ヶ月分)であれば原則自由ですが、一部成分(麻黄、グルコサミン等)に規制がある国もあります。成分表示を確認してから持参を。

Q. 漢方薬は海外でも問題なく持ち込める?

個人使用量であれば多くの国で問題ありませんが、麻黄(エフェドリン)含有の漢方はアメリカ・中国・UAE等で規制対象。成分表示を英訳して持参するのが安全です。

Q. 子供の薬を持っていく時の注意点は?

大人用と別に、英文診断書(病名・処方理由)を準備しましょう。特に発達障害(ADHD)の薬は税関で厳しく確認されることがあります。

Q. 海外で市販薬を買うなら何に注意すべき?

薬剤師にジェネリック名(成分名)を英語で伝え、日本で使っている薬と同じ成分か確認しましょう。東南アジアの一部では偽造薬のリスクもあるため、信頼できる大手チェーン(Boots、CVS等)を選んで。

Q. 旅行中に医療機関にかかったらどうすべき?

海外旅行保険の「キャッシュレス診療」を活用すると自己負担ゼロで受診できます。エポスカードの保険は最大270万円の疾病治療費用をカバー。受診前にカード会社のサポートに連絡を。

海外持参薬チェックリスト

  • □ 機内持ち込み手荷物に全ての薬を入れた
  • □ 処方薬は元のパッケージのまま
  • □ 英文処方箋・英文診断書を用意した(処方薬がある場合)
  • □ 渡航先の禁止成分を確認した
  • □ 向精神薬・麻薬性鎮痛剤は携帯輸入許可書を申請した
  • □ 市販薬は7〜10日分+頓服を用意した
  • □ お薬手帳(またはコピー)を持参
  • □ 海外旅行保険付きクレジットカードを用意した
  • □ 保険会社の緊急連絡先を保存した
  • □ 現地の英語対応医療機関を事前に調べた

まとめ:薬の準備と海外旅行保険をセットで

海外に薬を持ち込むときは「国別ルール確認→機内持ち込み→英文書類準備」の3点が鉄則。特に中国・韓国・シンガポール・UAEは日本の市販薬でも没収・拘束のリスクがあるので事前確認を徹底しましょう。

同時に、現地で予期せぬ病気・ケガに備えて海外旅行保険の準備も必須。エポスカードなら年会費無料で最高3,000万円の補償が付帯するため、持参薬と保険をセットで準備することで、海外旅行中の医療リスクを最小限にできます。