海外の電源プラグと電圧の確認手順|国別13例の形状・電圧表と機器別の判断表

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2026年9月7日:公式情報に基づき本文を更新しました。

海外で日本の機器が使えるかどうかは、「差込口の形状」と「電圧」という別々の条件で決まります。変換プラグは形状を合わせるための部品であり、電圧を変える働きはありません。ここを一つのものとして考えてしまうと、「プラグは挿さったのに機器が壊れた」という事態につながります。

確認の順番は、①手持ちの機器の表示(INPUTの電圧表示、消費電力、周波数、アースの有無)、②渡航先で使われている形状と電圧、③宿泊先の建物で実際にどうなっているか、の3段階です。この記事では、電源プラグを扱うヤザワコーポレーションが公開している国別の掲載例をもとに13の国・地域の形状と電圧を表にまとめ、そのうえで手持ちの機器ごとに「そのまま使えるのか、変圧器がいるのか、持って行かない方がよいのか」を判断できる表と手順を用意しました。

なお、表に示す形状と電圧は代表的な掲載例であり、その国のすべての場所で同じであることを保証するものではありません。建物や地域によって差込口の種類が異なることがあり、機器のアースの要否も設備次第です。滞在先の実際の差込口については宿泊先に、機器側の条件については機器メーカーに確認してください。

結論:確認するのは形状・電圧・機器表示の3つ

やるべきことは多くありません。手持ちの充電器やアダプターに書かれた表示を読み、渡航先の形状と電圧に照らし、足りない部分を変換プラグや別の手段で埋める、という流れです。判断に必要な情報のほとんどは、機器そのものに印字されています。

  • 変換プラグは形状を合わせるもので、電圧は変わらない
  • 機器側のINPUT表示に、対応できる電圧の範囲と周波数が書かれている
  • 充電器本体だけでなく、電源コード側の定格も確認する
  • 形状が合っていても、アースが必要な機器は差込口の対応を確認する
  • 掲載例は代表的な例であり、全土一律ではない

国・地域別の形状と電圧(メーカーの掲載例)

次の表は、日本向けの表記(A、B、B3、BF、C、SE、Oなど)に統一した掲載例です。複数の形状が併記されている国では、建物によってどれが使われているかが変わります。渡航先が複数の形状を含む場合は、宿泊先に確認するか、複数の形状に対応できる準備をしておくと安心です。

国・地域 プラグの形状 電圧
アメリカ A 120V
ハワイ A 120V
カナダ A 120V
韓国 C/SE 220V
イギリス BF 240V
オーストラリア O 240V
ニュージーランド O 230/240V
インド B3/C 230/240V
タイ A/BF/C 220V
シンガポール B3/BF 230V
インドネシア B/C/SE 220V
オランダ B/C/SE 230V
イタリア C 220V

表に載っていない国や、より詳しい条件を確認したい場合は、メーカーが公開している国別の対応ページで確認してください。掲載内容は更新されることがあるため、出発前に最新の記載を見るのが確実です。

機器別の判断表

形状の次に確認するのは、手持ちの機器そのものです。同じ「充電器」でも、表示によって扱いはまったく変わります。次の表で、自分の機器がどの行に当てはまるかを確認してください。

機器・表示の例 確認するポイント 判断の目安
「INPUT 100-240V 50/60Hz」と表示のある充電器・ACアダプター 渡航先の電圧がこの範囲に入るか。電源コード側の定格も確認 電圧の条件を満たしていれば、形状を合わせる準備で対応できる場合がある
「INPUT 100V」など日本の電圧のみの表示 変圧器の要否と、その変圧器が対応する機器の種別 そのまま使うことはできない。変圧器の適合を製品仕様で確認する
ドライヤー・ヘアアイロン・電気ケトルなど熱を出す100V専用機器 消費電力(W)、変圧器の対応可否、宿泊先の備品の有無 無条件に使えるとは考えない。宿の備品や現地対応の製品も含めて検討する
アース付き(3極)の機器 差込口がアースに対応しているか、宿泊先の設備 形状が合ってもアースが取れない場合があるため、事前に宿泊先へ確認する
周波数の指定がある機器(50Hzのみ、60Hzのみなど) 渡航先の周波数と、機器の表示 周波数が合わない場合は使用できないことがあるため、表示を必ず確認する
USB端子から充電する小型機器 機器本体ではなく、充電器側の表示とケーブルの定格 判断は充電器の表示で行う。付属品を入れ替えている場合は特に注意

表示の読み方(例で確認する)

実際のラベルをどう読むかを、仮の表示例で説明します。あくまで読み方の例であり、判断は必ず自分の機器に印字された表示で行ってください。

たとえばノートパソコンのACアダプターに「INPUT: 100-240V~ 50/60Hz 1.5A」と書かれていた場合、対応できる電圧の幅と周波数の両方が示されています。渡航先の電圧がこの範囲に入っていれば、電圧の面では条件を満たします。一方、ヘアアイロンの本体に「AC100V 50/60Hz 消費電力 40W」とだけ書かれていれば、これは日本の電圧を前提とした表示で、海外の電圧にそのまま挿すことはできません。

見落としやすいのが、電源コード側の定格です。アダプター本体が幅広い電圧に対応していても、コードの定格が異なる製品もあります。アダプターとコードの双方に印字された定格を確認してください。表示は本体の裏面や底面、ACアダプターの側面などにあります。小さくて読みにくい場合は、スマートフォンで撮影して拡大すると確認しやすくなります。

出発前の準備手順

持って行く機器が決まったら、次の順序で進めると抜けが出にくくなります。

  1. 持って行く機器と充電器を机の上に並べ、それぞれのINPUT表示、消費電力、周波数、アースの有無を撮影して控える。
  2. 渡航先の形状と電圧を確認する。複数の形状がある国では、どれが必要になりそうかを整理する。
  3. 宿泊先に、部屋の差込口の形状、アース付きの差込口の有無、変換プラグの貸し出しがあるかを確認する。貸し出しは当てにせず、自分で用意する前提で考える。
  4. 必要な変換プラグを用意する。滞在中に使う機器の数に対して、差込口の数が足りるかも合わせて考える。
  5. 変圧器が必要な機器がある場合は、容量だけで選ばず、その変圧器が対応している機器の種別に自分の機器が含まれているかを製品仕様で確認する。
  6. 現地では、通電させる前にもう一度、差込口の形状と機器の表示を確認する。少しでも不安がある場合は使用を見送る。

変圧器を考えるときの注意

変圧器は電圧を変える機器ですが、「消費電力(W)が足りていれば何でも使える」というものではありません。電子機器向け、熱を出す機器向けなど、対応する機器の種別が製品ごとに決められていることがあり、種別が合わない使い方は想定されていません。容量と機器の種別の両方が適合しているかを、変圧器の製品仕様で確認してください。

特に、日本の電圧専用の熱器具は扱いが難しい部類です。消費電力が大きく、条件を満たす変圧器は大きく重くなりがちで、旅行に持ち歩く前提では現実的でない場合もあります。宿泊先の備品を使う、現地の電圧に対応した製品を使う、といった選択肢も含めて検討するほうが、荷物も判断もすっきりします。

つまずきやすい場面と対処

形状は合うのに機器が動かない、または壊れた

形状と電圧は別の条件です。差込口に挿さることは、その機器が使える根拠にはなりません。挿す前にINPUT表示を確認する習慣にしてください。

アース付きのプラグが差し込めない

アース付きの機器は、対応する差込口が必要です。形状が近くてもアース部分が合わない場合があります。事前に宿泊先へ、アース付きの差込口があるかを確認しておくと確実です。

部屋の差込口が足りない

スマートフォン、カメラ、モバイルバッテリーと、充電したい機器は思ったより増えます。差込口の数は部屋によって異なるため、複数のポートを持つ充電器を1つ用意しておくと、変換プラグの数も減らせます。ただしその充電器自体の表示も確認が必要です。

宿の貸し出しに頼って準備しなかった

貸し出しの有無や在庫は宿泊先ごとに異なり、確実に借りられるとは限りません。必要な変換プラグは自分で用意し、貸し出しは予備と考えるのが安全です。

機器のトラブルとケガへの備え

電源まわりのトラブルで気をつけたいのは、機器の故障だけでなく、やけどなどのケガにつながる可能性がある点です。ここで正確に理解しておきたいのは、機器の破損や火災に関する補償は、加入している保険商品の約款で決まるものであり、あらゆる損害がそのまま補償の対象になるわけではないということです。何が対象になるかは、事前に自分の契約内容で確認してください。

一般エポスカードは年会費永年無料で、海外旅行傷害保険は利用付帯です。対象となる支払い・補償対象者・限度額を確認し、必要な補償が足りるか判断しましょう。

傷害死亡・後遺障害の保険金額は単純合算できません。一方、治療費用などは各契約の適用条件を満たす場合に保険金額を合算する扱いがあります。ただし実際の損害額を超えて受け取ることはできず、各契約に応じた按分・調整が行われます。利用付帯の条件や他契約の申告方法は、それぞれの保険会社に確認してください。

旅行前に確認したい、エポスカードの保険条件

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年会費と保険の適用条件

一般エポスカード(Visa)は年会費永年無料で、海外旅行傷害保険は利用付帯です。対象になるのは、宿泊を伴う募集型企画旅行代金、または公共交通乗用具(電車・バス・航空機など)の料金をこのカードで支払った場合。カード発行日の翌日以降に日本を出発する旅行が対象で、カード利用より前の期間は含まれません。

出発前にしておくこと

  • 対象の募集型企画旅行代金か公共交通乗用具の料金を、出国前にエポスカードで決済しておく(この場合は旅行開始から90日間かつ旅行期間中が補償期間)
  • 出国後に初めて対象の公共交通乗用具料金を支払う場合は、その支払時から90日間かつ旅行期間中が対象
  • 補償対象は会員本人。エポスカードVisa/ゴールドの会員同士で代表者がまとめて支払う場合の特則はありますが、カードを持たない家族まで自動的に対象になるわけではありません

補償の目安(2026年9月7日時点・公式ページ記載)

疾病治療費用 最高270万円(1疾病につき)
傷害治療費用 最高200万円(1事故につき)
死亡・後遺障害 最高3,000万円(治療費の枠ではありません)

補償対象外となる事由や、項目ごとの限度額があります。実際に使うときの条件は公式ページで確認してください。

向いている人/別途保険も検討したい人

対象の旅行代金をこのカードで支払う予定があり、年会費をかけずに備えを一枚足したい人には向きます。一方、長期滞在や医療費の高い地域への渡航、家族全員を補償したい場合は、上の限度額で足りるかを見て、不足分は別途の海外旅行保険や既存の保険(他カード付帯・共済など)で補う判断が現実的です。申し込みには審査があり、発行時期は保証されません。出発日から逆算して余裕をもって手続きしてください。

エポスカード公式:海外旅行傷害保険公式FAQ:海外でのご利用時の為替レート(2026年9月7日確認)

よくある質問

変換プラグがあれば日本の家電はそのまま使えますか

使えるとは限りません。変換プラグは差込口の形状を合わせるための部品で、電圧は変わりません。機器のINPUT表示で、渡航先の電圧に対応しているかを確認してください。

表に載っている形状なら、その国のどこでも同じですか

掲載例は代表的な例であり、全土で同じであることを保証するものではありません。建物や地域によって差込口が異なることがあるため、滞在先の実際の設備は宿泊先に確認してください。

変圧器は消費電力(W)が足りていれば使えますか

容量だけでは判断できません。変圧器には対応する機器の種別が定められていることがあり、容量と種別の両方が適合しているかを製品仕様で確認する必要があります。

機器の対応電圧はどこを見れば分かりますか

充電器やACアダプター本体、機器の裏面や底面に印字されたINPUT表示で確認します。アダプター本体だけでなく、電源コード側の定格も併せて確認してください。

参照元