海外旅行の両替、いつ・どこですれば最もお得か悩んでいませんか。日本の空港、日本の銀行、金券ショップ、現地空港、現地市街地、ATMキャッシング——選択肢は多いのに、「結局どれが一番お得なのか」が一目で分かる情報はほとんどありません。
本記事では、両替のタイミング(いつ両替するか)と場所(どこで両替するか)の最適解を、レート・手数料・安全性・利便性の4軸で徹底比較。通貨別(USD/EUR/KRW/THB等)の最適な両替戦略もまとめ、「現金ゼロで全部カード決済」派の裏技まで解説します。
結論を先に言うと、日本円→現地通貨の両替は「現地ATMキャッシング+クレカ決済」が最もお得。その理由と実践方法を順に解説します。
では、本題の「両替タイミング」を徹底解説していきます。
目次
結論:両替タイミングの最適解【早見表】
結論を先に示します。目的別の最適な両替タイミングはこちらです。
| 目的・状況 | 最適な両替タイミング・方法 | お得度 |
|---|---|---|
| 少額の現金のみ使う | 日本の金券ショップで出発1週間前 | ★★★ |
| カード決済メイン+現金少し | 現地ATMキャッシング(到着時) | ★★★★★ |
| 長期滞在・高額両替 | 現地銀行 or Wise送金 | ★★★★ |
| 緊急・空港で両替必要 | 日本の空港(現地空港は最悪) | ★★ |
| 為替変動狙い | FXで外貨調達 → 空港受取 | ★★★★ |
| 複数通貨を使う周遊旅行 | Wise/Revolutマルチ通貨口座 | ★★★★★ |
そもそも両替レートと手数料の仕組み
「両替レートがお得」「手数料が安い」と言っても、仕組みを理解しないと本当の損得は分かりません。
TTSレート・TTBレート・仲値
- 仲値(TTM):銀行間取引の基準レート。為替ニュース等で使われる「1ドル=150円」等がこれ
- TTS(売値):仲値+手数料。私たちが外貨を買う(両替する)時のレート
- TTB(買値):仲値-手数料。外貨を円に戻す時のレート
通貨別の標準手数料
| 通貨 | 1通貨あたり銀行手数料(TTM-TTS) | 両替実質コスト |
|---|---|---|
| 米ドル (USD) | 1円 | 0.7%前後 |
| ユーロ (EUR) | 1.5円 | 1%前後 |
| 英ポンド (GBP) | 4円 | 1.6%前後 |
| 韓国ウォン (KRW) | 0.03円 | 4〜10% |
| タイバーツ (THB) | 0.5〜1円 | 4〜10% |
| 台湾ドル (TWD) | 0.2〜0.5円 | 3〜8% |
マイナー通貨ほど手数料が高くなるのがポイント。USD・EURは両替しやすく、KRW・THB・TWDは現地ATM+クレカが有利です。
両替タイミング別メリット・デメリット
出発1週間前(金券ショップ/銀行)
メリット:為替が急激に円高に振れたら事前両替がお得。出発時の焦りがなく、金券ショップなら銀行より0.5〜1%安い。
デメリット:手持ち現金を長期間管理する必要、為替が円高に振れるとロス。
出発当日(日本の空港)
メリット:手ぶらで来て即両替でき、忘れリスクなし。現地空港より1〜2%レートが良い。
デメリット:金券ショップ・銀行より2〜3%不利。出発ラッシュ時は行列で時間ロス。
現地到着後(空港ATM/両替所)
メリット:ATMキャッシングなら為替レートはほぼ実勢、必要な金額だけ引き出し可。
デメリット:ATM利用手数料(現地銀行100〜300円/回)、カード会社手数料(1.63〜2.2%)、到着直後でATM探す手間。
現地市街地(両替所・銀行)
メリット:レートが最も良いことが多い(特にタイ・韓国)。
デメリット:ホテルに着くまでタクシー代・チップに使う現金がない、両替所詐欺リスク。
両替場所別レート比較(USD 1万円分)
1万円分を米ドルに両替した時の実際のレート差を比較します(2026年4月時点の実勢)。
| 両替場所 | 手数料率 | 受取USD | お得度 |
|---|---|---|---|
| 現地ATMキャッシング(エポスカード等) | 約1.6% | $65.50 | ★★★★★ |
| Wise外貨送金 | 約0.5% | $66.30 | ★★★★★ |
| 外貨両替専門店(金券ショップ) | 約2.5% | $64.90 | ★★★★ |
| SBI住信ネット銀行外貨預金 | 約0.04円/ドル | $66.40 | ★★★★★ |
| 日本の空港両替所 | 約3〜5% | $63.00-64.00 | ★★★ |
| 日本の銀行 | 約3% | $64.50 | ★★★ |
| 現地空港両替所 | 約7〜10% | $60.00 | ★★ |
| 現地市街地両替所(米ドル) | 約2〜3% | $64.80 | ★★★★ |
| 現地ホテルフロント | 約8〜10% | $60.00 | ★ |
通貨別おすすめ両替タイミング
米ドル(USD)
国際通貨のため日本国内で両替しても手数料差が小さい。ただし現地ATM・クレカ決済のほうが最終的に安い。ハワイ・グアムはチップ文化なので現金$200〜300は必須。
ユーロ(EUR)
日本でも比較的両替しやすい通貨。金券ショップならレート良好。長期滞在ならWiseでユーロ口座を作り、現地ATMで引き出すのが最強。
韓国ウォン(KRW)
日本での両替は手数料10%近く取られることも。韓国の明洞・南大門市場の公認両替所が最高レート。空港はNG。多くはカード決済でOK。
タイバーツ(THB)
現地「SuperRich」が圧倒的に有利(日本比2〜5%安い)。空港到着時に少額ATMで引き出し、市街地のSuperRichで大半を両替するのが定石。
台湾ドル(TWD)
台湾は銀行両替(台湾銀行・兆豊銀行)が基本。空港内に銀行支店があり、手数料30〜100TWD程度。日本での事前両替はレートが非常に不利。
ベトナムドン(VND)
日本でほぼ両替不可(取扱店舗少・レート最悪)。必ず現地の金行(ハンザン通り等の公認両替所)で両替。空港レートは2〜3割悪いので市街地推奨。
シンガポールドル(SGD)・マレーシアリンギット(MYR)・香港ドル(HKD)
現地空港ATMが無難。両替所のレートも日本より良いため、現地両替推奨。
最強の節約戦略:現金を最小化する
ここまで「どこで両替するか」を解説してきましたが、そもそも両替量を最小化するのが最もお得です。
カード決済できる場面
- ホテル、航空券、eチケット(予約段階でクレカ決済)
- レストラン(観光地ではほぼ全店対応)
- タクシー(Uber/Grab/Bolt等の配車アプリ)
- スーパー・コンビニ
- 土産物店(デパート・ブランド店等)
- 地下鉄・バス(ICカードをカードでチャージ)
現金が必要な場面
- チップ(米国・欧州のホテルスタッフ・タクシー運転手等)
- 屋台・市場
- 田舎町・離島の小規模店
- トイレチップ(欧州一部)
- 寺院・神社の拝観料
- 現地のローカル交通(バス等)
- 緊急時
現金必要額の目安
| 国 | 1週間滞在の現金目安 |
|---|---|
| 韓国・台湾・香港 | 1〜2万円相当 |
| タイ・ベトナム・マレーシア | 2〜3万円相当(屋台文化強い) |
| シンガポール・オーストラリア | 1万円相当 |
| 欧州(フランス・ドイツ・イタリア) | 2〜3万円相当(チップ・現金店あり) |
| アメリカ・カナダ | 3〜5万円相当(チップ文化強い) |
| ハワイ・グアム | 3〜5万円相当 |
為替変動とベストタイミング
「円高の時に両替したい」と考える方も多いですが、短期的な為替予測は困難。現実的な戦略を示します。
短期予測が困難な理由
- 為替は無数の要因(金利・経済指標・地政学リスク)で変動
- 1〜2ヶ月先の予測精度は50%(コイン投げと同等)
- 「円高だから買う」と待っても、さらに円高になることも多い
現実的な対処法
- 分散両替:必要額の30%を1ヶ月前、30%を2週間前、30%を1週間前、10%を現地ATMに分散
- 平均化戦略(ドルコスト平均法):複数回に分けて両替
- 為替予約:FX口座で事前にレートを固定(住信SBIネット銀行・SBI FX等)
- 外貨預金:円高時に外貨預金口座に入金、出発時ATMで引き出し
FX口座で両替する方法(上級者向け)
SBIネット銀行・住信SBIの外貨預金なら、1ドルあたり4銭(0.03%)の手数料で両替可能。空港の両替所(1ドル3円=2%)と比べて60分の1のコスト。
手順:①外貨預金口座開設 → ②円高時に外貨購入 → ③出発前に現金引出(預金→現金は手数料必要) or そのままデビットカードで現地利用。
使いきれなかった外貨の対処
帰国時に余った現地通貨をどうするか、これも悩みどころ。
| 方法 | おすすめ度 | コメント |
|---|---|---|
| 次の旅行まで保管 | ★★★ | 円安基調なら有利、保管場所決めて紛失注意 |
| 現地空港で再両替 | ★ | レート最悪、日本円への買戻しコストが高い |
| 日本の銀行で買戻し | ★★ | 硬貨は買戻し不可、紙幣のみ。手数料3% |
| 金券ショップで買戻し | ★★★★ | 銀行より1%お得、主要通貨のみ |
| フリマアプリで売却 | ★★★ | メルカリ等、マイナー通貨でも売れることも |
| Pocket Change等の自動両替機 | ★★★ | 空港設置、硬貨もOK、電子マネー変換可 |
| 募金する | ★★★★★ | 空港の募金箱、気持ちよく処分、寄付控除対象の場合も |
両替詐欺・トラブル事例と対策
| トラブル | 対策 |
|---|---|
| 空港のレート表示が不明確 | 「レート+手数料+総受取額」を事前確認 |
| 現地の路上両替で偽札 | 公認両替所(店舗あり)のみ利用 |
| ホテル両替で異常に悪いレート | 事前にATM・市街地両替所の相場確認 |
| 両替枚数の誤魔化し(数枚少ない) | その場で必ず数える |
| 高額紙幣を出して偽札にすり替え | 両替後すぐに別ポケットに移す |
| 大量の細かい紙幣を渡される | 「中額紙幣でお願いします」と英語で依頼 |
| 手数料非表示の悪質業者 | 看板・ウェブで手数料明記店を選ぶ |
初心者向けおすすめルート
両替が初めてor複雑で分からない方向け、シンプルな最適解を示します。
海外初心者向け3ステップ
- 出発1週間前:日本の金券ショップで1万円分の現地通貨を両替(タクシー代・チップ・緊急用)
- 現地到着後:必要に応じてエポスカード等でATMキャッシング(必要な時必要な額だけ)
- 基本はカード決済:ホテル・食事・観光・タクシー(Uber/Grab)はエポスカード
これで手数料最小・現金管理負担最小・安全性最大を達成できます。
両替の代替策:Wise・Revolut活用
近年人気のフィンテックサービスも選択肢として有力。
Wise(旧TransferWise)
- 実勢レート+0.4〜1%で両替可能
- マルチ通貨口座で50通貨以上保有可
- デビットカード発行、現地ATMで引出
- 外貨送金手数料も最安クラス
Revolut
- 週末除くインターバンクレートで両替
- 30通貨保有可、外貨建てサブアカウント
- デビットカード、Apple Pay/Google Pay対応
- 月額プラン(スタンダードは無料)
長期海外滞在・ノマドワーカー・出張族はWise/Revolut+エポスカードの組み合わせが最強です。
両替に悩む時間を最小化したいなら、海外で使えるクレジットカードを1枚持つのが解決策です。エポスカードが両替シーンで選ばれる理由を整理します。
1. 海外事務手数料1.63%:Visa国際ブランドで業界最安クラス。両替所3〜5%と比べて2〜3%以上お得。10万円相当の決済で2,000〜3,000円も節約になります。
2. 現地ATMで即座にキャッシング:VisaPlusまたはATM対応の現地ATMで現地通貨を即引き出し。必要な時必要な額だけなので現金余らせずに済みます。
3. 最高3,000万円の海外旅行保険(利用付帯):空港までの電車代や旅行代金をエポスカードで支払うだけで、疾病治療270万円・傷害治療200万円・携行品損害20万円・賠償責任3,000万円の補償が自動適用。
4. 年会費永年無料:海外旅行のサブカードとして作って、帰国後使わなくても維持コストゼロ。
5. 最短即日発行:マルイ店頭カウンターで即日発行可能。出発直前でも間に合います。
※ 2023年10月1日以降、海外旅行保険は「利用付帯」に変更。旅行代金や空港までの公共交通機関料金をエポスカードで決済することが条件です。
FAQ:両替タイミングのよくある質問
Q1. 結局、いつ両替するのが一番お得ですか?
A. 「現地ATMキャッシング+クレカ決済」が最もお得です。両替手数料2〜10%に対し、ATMキャッシングは1.6〜2.2%のみ。さらに必要な時必要な額だけなので余らせずに済みます。USD・EURは現地ATM、KRW・THBは現地市街地の両替所も有力です。
Q2. 為替が円高の時に事前両替するとお得?
A. 短期為替予測は困難です。1〜2ヶ月先の為替はプロでも予測精度50%。円高時でもさらに円高になる可能性は十分あります。分散両替(30%+30%+30%+10%)がリスクヘッジになります。
Q3. 日本の空港両替所は使わない方がいい?
A. レートは不利です(金券ショップ比1〜2%)。ただし「当日手ぶらで来られる」「緊急時使える」「夜間早朝対応」というメリットがあり、5,000円程度の少額両替なら許容範囲。高額両替は事前or現地推奨。
Q4. 現地空港の両替所は本当にダメ?
A. 多くの国で最もレートが悪い場所です(日本比7〜10%不利)。ただし到着直後はタクシー代・食事代が必要なので、必要最小限(3,000〜5,000円相当)のみ両替し、ホテルチェックイン後に市街地の両替所やATMで補充するのが鉄則。
Q5. 何日前から両替を始めるべき?
A. 出発1週間前〜3日前がベスト。金券ショップ・銀行は土日休みや営業時間の制約があるので、余裕を持って。為替相場を定点観測し、急激な円高時は早めに動く選択肢も持っておきましょう。
Q6. クレジットカードのキャッシングは高金利で損では?
A. 一括返済すれば金利負担は最小です。年18%でも数日〜1ヶ月の利用なら実質負担0.5〜1%。手数料無料のATM利用券+繰上返済を使えば両替所より圧倒的にお得。エポスカードは繰上返済ネット対応です。
Q7. 海外ATMキャッシングの使い方が分からない…
A. 基本は日本のATMと同じ。①カード挿入 ②暗証番号 ③「Withdrawal/Cash Advance」選択 ④「Credit Card/Credit」選択 ⑤金額入力 ⑥現地通貨受取。ご利用明細は後日Eメール/アプリで確認。
Q8. 両替した現金が余ったら?
A. 次回旅行用に保管がベスト。再両替すると手数料がかかるため損。空港にある「Pocket Change」で電子マネー変換、もしくは空港募金箱への寄付も選択肢。硬貨は買戻し不可なので現地で使い切るのが理想。
Q9. 子連れ・大家族で大量両替が必要な時は?
A. Wise外貨送金+複数カードでのATMキャッシングがおすすめ。家族分をエポスカード・家族カード・サブカードで分散管理し、1日の引出限度額に引っかからないようにする。現金は1人2万円相当で十分。
Q10. 帰国時の税関で現金申告は必要?
A. 100万円相当以上の外貨持ち出し・持ち込みは申告必要(税関法)。通常の旅行ではほぼ該当しませんが、高額なら「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を記入。未申告は50万円以下の罰金対象です。
両替前の最終チェックリスト
- □ 目的地通貨の当日レート確認(Google/YahooFX等)
- □ 各両替場所(金券ショップ・銀行・空港)の手数料比較
- □ クレジットカードの海外キャッシング限度額確認
- □ エポスカード等のPINコード確認(海外ATM必須)
- □ 利用明細のメール通知設定(不正利用早期発見)
- □ 予備カードの携帯(紛失時のバックアップ)
- □ 両替金額の根拠(滞在日数×現金必要額)
- □ 紙幣の大きさ・デザイン把握(偽札対策)
- □ 現地の交通・観光における主要支払い手段確認
- □ チップ相場・支払いマナー把握
まとめ:両替タイミングは「最小化+分散」が鉄則
海外旅行の両替で「最もお得なタイミング」を一言で言えば、「両替自体を最小化し、必要な現金は現地ATMキャッシング+残りはカード決済」です。
両替手数料2〜10%を払うより、海外事務手数料1.63%のエポスカード決済のほうが圧倒的にお得。さらに盗難時の不正利用補償、海外旅行保険、空港ラウンジサービスまで年会費無料でセットになります。
両替に悩む時間を浮かせて、現地での体験に投資しましょう。







海外旅行での両替を考える前に、多くの旅行者が”後悔している”ことがあります。それは「現金両替の手数料よりも、クレカ決済の海外事務手数料のほうが遥かに安い」という事実です。
両替所の手数料は2〜10%、一方クレカの海外事務手数料は1.6〜2.2%。さらにクレカなら盗難時も不正利用補償でカバーされ、現金のように失くして終わりにはなりません。加えて多くのカードは海外旅行保険が自動付帯します。
エポスカードなら年会費永年無料で、海外事務手数料1.63%(Visa最安クラス)。空港までの電車代や旅行代金をエポスカードで支払うだけで、最高3,000万円の海外旅行保険が自動適用(利用付帯)。医療費270万円・携行品20万円・賠償責任3,000万円まで幅広くカバーします。
※ 2023年10月から「利用付帯」に変更(旅行代金・公共交通機関料金のカード決済が条件)