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2026年9月8日:還付額の考え方と国別の公式確認先を見直しました。
海外で購入した商品のVAT・GSTなどについて、旅行者が一定の条件で還付を受けられる制度があります。ただし、対象者、商品、最低購入額、持出し期限、受取方法は国や地域で異なります。税率と、購入額に対して実際に戻る割合は同じではありません。買う前に販売店で適用条件と受取見込額を確認しましょう。
旅Noteは株式会社Writechが運営する旅行情報メディアです。当サイトは税務当局や還付事業者の公式サイトではなく、還付申請の受付・代行は行っていません。手続きは各国当局、購入店、指定の還付事業者で行います。
目次
買う前に確認する6項目
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 対象者 | 国籍だけでなく、居住地、滞在資格、年齢などの条件があるか |
| 対象商品と店舗 | その商品・店舗が制度に対応しているか。使用や消費に関する条件はあるか |
| 購入額 | 最低額、合算できる店舗・日付・書類の範囲、上限があるか |
| 持出しと期限 | 商品を持ち出す期限、手続きをする国・空港、書類提出の期限 |
| 受取額 | 対象税額から差し引かれる事業者の手数料、通貨換算などの費用 |
| 受取方法 | 利用できる現金・カード等の方法、名義の条件、受取までの見込み期間 |
「海外で買えば何でも免税」「どの国でも未開封なら対象」とは判断できません。商品の性質や使い方も含めて、制度ごとの説明を確認してください。
税率から還付額を計算するときの注意
税込価格に税率をそのまま掛けても、価格に含まれる税額にはなりません。例えば、税抜価格に20%の税が上乗せされて税込120ユーロになった商品なら、含まれる税額は20ユーロです。税込価格の20%である24ユーロではありません。
税込価格に含まれる税額 = 税込価格 × 税率 ÷(1 + 税率)(税率20%なら0.20を入れて計算)
これは計算方法を示す仮の例です。実際の還付額は対象税目・適用税率・対象範囲を確認したうえで、販売店や事業者が差し引く費用なども反映されます。全額還付や一律の還付率を前提に購入予算を組まないようにしましょう。
国・地域別の公式確認先
EUの旅行者向けVAT還付
欧州委員会は、EU域外に居住する旅行者が個人の荷物としてEU外へ持ち出す商品について、条件を満たせば小売店や専門の仲介事業者にVAT還付を求められると案内しています。居住地の証明、購入から3か月以内のEU外への持出し、加盟国ごとの最低購入額などの条件があり、店舗や仲介事業者の手数料が差し引かれることがあります。
複数のEU加盟国を巡る旅では、購入国から出る時とEUから出る時を区別し、経由地と預け荷物の行き先を伝えて、どこで確認を受けるかを事前に確認します。
欧州委員会:旅行者向けVAT還付の条件 / Your Europe:VATの案内
英国
グレートブリテン(イングランド・ウェールズ・スコットランド)と北アイルランドでは扱いが異なります。英国政府は、グレートブリテンの店舗で免税購入できるのは英国外の住所へ直接配送する場合と案内しています。一方、北アイルランドでは、居住地や持出し先などの条件を満たす旅行者に還付制度があります。「英国ではすべて同じ」と考えず、旅程に合う案内を読んでください。
オーストラリア
Tourist Refund Scheme(TRS)の対象品目、購入条件、持出し・提示方法をオーストラリア国境警備隊の案内で確認します。GSTの税率と税込価格に対する還付割合を混同せず、レシートの記載内容も確認しましょう。
シンガポール
Tourist Refund Schemeの対象者、対象店舗、購入・出国の条件、空港での手続きをIRASの案内で確認します。最低購入額だけを見ず、レシートの合算条件や対象外の商品・サービスも確認してください。
シンガポール内国歳入庁(IRAS):Tourist Refund Scheme
この一覧はすべての国の制度を網羅するものではありません。他の渡航先についても、税務当局や税関の旅行者向け案内で、その旅行に適用される条件を調べてください。
購入から出国までの進め方
- 購入前:店舗で対象可否と必要書類、還付見込額、手数料を確認する。
- 購入時:所定の書類や電子登録の控えを受け取り、氏名・旅券情報・商品・金額に誤りがないか確認する。
- 出国前:利用空港・ターミナルの案内で手続き場所、営業時間、商品提示の順序を確認する。預け荷物に入れる商品は特に注意する。
- 確認手続き:税関や電子端末など、その国で指定された方法で持出しの確認を受ける。電子承認の場合もあり、紙のスタンプだけが共通の方法ではない。
- 受取り:指定された事業者の案内に沿って手続きし、申請番号と控えを保管する。未入金の際の問い合わせ先も控える。
具体的な順序は空港・商品・荷物の預け先で異なります。空港での所要時間や、後日対応できるかどうかも一律ではありません。書類を忘れた場合などは、購入店や当該国の窓口に確認してください。
現金とカードへの返金は、表示される受取額で比較する
現金なら必ず不利、カードなら必ず有利とは限りません。事業者の手数料、受取通貨、換算条件、入金までの期間を比べましょう。カードの海外ショッピング手数料を、そのまま還付金の手数料として計算することも避けてください。購入代金の取消しと税金の還付は処理が異なることがあり、カード会社と還付事業者の案内をそれぞれ確認する必要があります。
即時に金額を受け取れる制度でも、後から出国確認などが必要な場合があります。書類の提出期限と、条件を満たさない場合に請求される金額も確認してください。税関の確認を避ける目的でレシートを分けるなどせず、実際の購入内容を正確に申告しましょう。
買い物とは別に、旅行保険の条件も確認する
還付金の受取方法だけで旅行用カードを選ばず、利用予定の支払い、費用、保険の条件を合わせて判断しましょう。高額な商品が携行品保険で全額補償されるとは限りません。品目ごとの限度額や対象外の条件を確認してください。
買い物前・出国前のチェックリスト
- □ 居住地・購入額・商品・店舗が対象条件を満たしている
- □ 税率と実際の還付見込額を分けて確認した
- □ 書類・レシート・申請番号を保管した
- □ 持出し期限と書類提出期限をそれぞれ確認した
- □ 経由地と荷物の預け先に応じた手続き場所を確認した
- □ 受取方法、費用、処理期間、問い合わせ先を確認した
情報確認日:2026年9月8日。個別の還付可否は当局・店舗・事業者の判断によります。購入・出国の直前に公式案内を確認してください。



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