関空にラウンジはある?関空国内線で使いやすいラウンジをご紹介

西日本の空の玄関口として圧倒的な利用者数を誇る関空は、国内で混雑する空港としても有名です。そのため、早めに空港へ到着する方も多いと思います。

関空にはショップやレストランがたくさんあるので、ある程度時間はつぶせるものの、ゆっくり休みたいという方も多いのではないでしょうか?そんな空間を提供してくれるのが空港ラウンジです。

関空の国内線にはいくつも空港ラウンジがあります。そのすべてを紹介しますので、空港での過ごし方の一つとして参考にしてください。

関空の概要

1994年に誕生した関空は、世界で初となる完全人工島からなる海上空港です。また日本初として24時間運用を開始したことでも有名です。

西日本から国際便の拠点として、毎年多くの人が利用しています。とくに利用客が増えたのは、2012年LCC運航が開始された年からです。LCCの拠点空港として当時は話題になりました。

そのせいか、2016年3月期には460億円もの営業収益をあげ、日本一稼げる空港にのし上がったほどです。この収益は、当時日本でもっとも国際線の多かった成田空港を上回っています。

現在は、羽田空港の国際便が始まったこともあり順位を下げていますが、日本で有数の国際空港であることに変わりません。

空港ラウンジとは

空港のくつろぎの場として欠かせないのが空港ラウンジです。

空港ラウンジでは、フリードリンクや無料Wi-Fi、雑誌や新聞などが用意されています。ロビーとは違い落ち着いた空間でくつろげる場所で、ワンランク上のサービスを提供しています。

空港ラウンジは大きく分けると次の3つです。

・航空会社ラウンジ

・カードラウンジ

・プライオリティパスラウンジ

それぞれの特徴について簡単に説明します。

航空会社ラウンジ

航空会社ラウンジは、国内外の航空会社が運営している独自のラウンジです。ビジネスクラスやファーストクラスを利用する方や、上級会員向けのラウンジとして解放していることから、上質のサービスを受けられるのが特徴です。

ラウンジでは、フリードリンクや雑誌、無料Wi-Fiはもちろん、国際線ではビュッフェやマッサージなど、高級ホテル並みのサービスが受けられます。国内線と国際線では提供しているサービスは違います。

カードラウンジ

カードラウンジは、クレジットカード会員のラウンジです。主にゴールドカード以上を保有している方が対象ですが、通常カードでも利用料を支払えば利用できるラウンジもあります。

航空会社ラウンジよりもサービスは劣りますが、フリードリンクや無料Wi-Fiはしっかり完備しています。静かに休憩したい方におすすめです。

プライオリティパスラウンジ

カードラウンジの1つでもあるプライオリティパスラウンジは、世界140ヵ国以上の地域で約1,200ヵ所以上の空港ラウンジを使える会員向けのラウンジです。

ラウンジによっては、航空会社ラウンジやカードラウンジと併用している場所もありますが、上質なサービスとくつろぎを提供しています。

プライオリティパスラウンジは基本的に国際線向けのラウンジで、マッサージやシャワー室などが完備されているところも多いです。

関空国内線ラウンジ

関西空港の国内線ラウンジは全部で4つあります。

・ANAラウンジ

・JALサクララウンジ

・ウォークインラウンジ

・比叡

搭乗前の時間をゆっくり過ごしたい方にはおすすめです。比叡については後ほど詳しく説明しますので、まず、その他3つのラウンジを紹介します。

ANAラウンジ

ANAラウンジは、2階国内線の南出発口から保安検査場を通過したすぐの場所にあります。

館内はオフホワイトを基調とした落ち着いた雰囲気で、スペースも広々としているためゆっくりくつろげます。

ANAラウンジでは、喫茶コーナーや雑誌、無料Wi-Fiなどが完備されており、コピーやFAXもできるので仕事をするにもおすすめの場所です。またアルコール類も提供しているので、お酒好きな方もきっと満足できるでしょう。

ANAラウンジを利用できる方は

・ダイヤモンド会員

・プラチナ会員

・ブロンズ会員

・スーパーフライヤーズ会員

・プレイアムクラスを利用する方

・ANAカードプレミアム保有者

・Lounge Access Card保有者

・スターアライアンスゴールドメーンバー

・ANA SUITE LOUNGE利用券の保有者

です。

スターアライアンスゴールドメンバー以上の方は、カードを提示すると同行者1名は無料で使えます。ただし、プレミアムカードの場合、同行者は利用できないので注意してください。

JALサクララウンジ

JALサクララウンジは、2階国内線の北出発口から保安検査場を通過した右側にあります。

館内はウッド系を貴重としており大人な雰囲気です。各ソファーにはクッションも置かれているので、リラックスして過ごすこともできます。

JALサクララウンジでは、アルコールを含むドリンクからおつまみが用意されているので、のどの渇きや小腹が空いたときも安心です。またANAラウンジ同様、雑誌や新聞、無料Wi-Fiも完備しています。

JALサクララウンジを利用できる方は

・JMBダイヤモンド会員

・JGCプレミア会員

・JMBサファイア会員

・JALグローバルクラブ会員

・ラウンジクーポン利用のクリスタル会員

です。

JALファーストクラスやビジネスクラスを利用する方もラウンジの対象で、クリスタル会員以外は同行者1名も利用できます。

ウォークインラウンジ

ウォークインラウンジは、第一ターミナル3階のショップ・レストランフロアにあります。このラウンジは、当日フライト予定がない人など、だれでも使えるラウンジです。

ラウンジとはいえ、かなり簡素化されているため飲食物の持ち込みも可能、さらに途中外出も可能です。

営業時間は9:00~20:00までで、大人1人につき1,100円かかります。

無料Wi-Fiの完備はもちろん、入店したときは「ソフトドリンクを1本プレゼント」のサービスが付きます。

ほとんどの座席にテーブルが付いているので、PC作業にも最適です。ほかにも、雑誌や新聞が用意されているので、ゆったりした椅子でくつろぎながら読書を楽しめます。

関空国内線で使いやすいラウンジ比叡

関空国内線で使いやすくおすすめなのが比叡というラウンジです。対象クレジットカードがあれば無料で利用できます。

国内線、国際線問わず使え、さらに到着時にも利用できる便利なラウンジです。

ラウンジの場所と営業時間

比叡は、第一ターミナル3階のショップ・レストランフロアの北側にあります。

営業時間は7:30~22:00なので、フライト出発前や到着後でも十分利用できる時間帯です。

対象クレジットカード

これから紹介するクレジットカードが対象ですが、ゴールドカード以上が条件なので気をつけてください。

・VJAグループ

・JCB

・NICOS

・DC

・UC

・UFJ

・TS CUBIC

・ORICO

・ライフカード

・エスポカード

・MICARD

・JACCS

・楽天カード

・アプラス

・台湾楽天カード

・AMEX

利用条件

比叡のラウンジを利用するには、対象のクレジットカードと当日の搭乗券やeチケットの提示が必要です。到着時に利用するときは、搭乗券の半券を提示してください。

クレジットカード名義人本人は無料で使えますが、同伴者の場合は1人につき1,543円かかります。

時間制限はないため、空港に早く着いたときは時間ギリギリまで、到着時は営業時間内まで使えます。

設備内容

カードラウンジなため、航空ラウンジに比べるとサービスは劣りますが、比叡のラウンジはひと味違います。

ビジネスコーナーと称する座席が4席設けられており、パーティションで仕切られたデスクで集中して仕事ができます。しかし、基本的に比叡の座席はソファーが多く、コンセントも少ないためデスクワークというよりも休憩といったイメージが強いです。

豊富な種類のソフトドリンクは無料で、カードラウンジには珍しくおつまみも豊富です。有料にはなりますが、アルコールも数種類用意されています。

以前は喫煙ルームもありましたが、2020年4月1日、全面禁煙になりました。

関空の空港ラウンジでリラックスしてみませんか?

関空の国内線には4つもラウンジがありますが、出発前の利用なら断然ラウンジ比叡がおすすめです。対象クレジットカードと搭乗券があれば無料で使えるのは比叡だけです。

関空にはカフェやベンチがいくつもありますが、せっかくならワンランク上のサービスを味わってみませんか?

空港ラウンジでゆったりくつろげば、その後の移動も楽になりますよ。