東京都23区とほぼ面積が一緒の国シンガポールは、東南アジアの国で、およそ561万人の人が暮らしています。多民族国家で知られるシンガポールで、一番多いの人種は中華系で70%を超えると言われています。その次がマレー、インド系と続きます。
シンガポールの公用語は英語、中国語、マレー語が使われています。英語は独特の進化を遂げていて、「シングリッシュ」と呼ばれます。
国で使われている通貨はシンガポールドルで1シンガポールドルおよそ80円ほどです。
過去にはイギリスの海峡植民地であったこともあり、英国の影響もある国です。今回は、シンガポールの伝統的な食事やマナーとオススメの食事をご紹介します。
目次
シンガポールの伝統的な食事とは?

多民族国家であるシンガポールの伝統的な食事とはどのようなものがあるのでしょうか。実はシンガポールは自炊を進んでするという習慣がないために、外食文化だといえます。
そのために街を歩くと、ホーカーズなどとよばれる屋台が多く見つけることができます。広場、市場などにもリーズナブルに食事をすることができる場所がたくさんあります。
そのような外食が中心なシンガポールで、代表的なシンガポール料理と呼ばれるものは、福建省や広東省などの中華系料理、マレー料理、インド料理などの影響が色濃く反映されています。
シンガポールでの食事マナー
シンガポールで食事をする時に、気をつけたいマナーはあるのでしょうか。シンガポールでのテーブルマナーは、あまりうるさいものではありません。
ただし、中華系、マレー系、インド系、イスラム系と多民族国家らしく食事のマナーはどのタイプの食事をするかで、マナーが変わります。
例えば、マレー系や、インド系料理では食事を右手で食べる文化があります。そのため、食事前にはかなり入念に手を清潔にするということが行われます。
シンガポールで食べたいオススメの食事

それでは、ここからシンガポールの地元民に愛され観光客にも人気があるオススメのシンガポール料理をご紹介します。代表的なものばかりなので、どこでも気軽に見つけて食べることができるでしょう。
1:ハイナンチキン

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シンガポールの食事といえば、最も有名なのがこの「ハイナンチキン」ではないでしょうか。漢字で「海南鶏飯」と書いている場合もあります。
このハイナンチキンという食べ物は、中国からやってきた移民の人たちが食べていた食事です。とてもシンプルな料理で、蒸した料理をご飯の上にのせて、ソースで食べます。
蒸し料理ではありますが、具材によく味がしみるように作られていて、下準備が大変です。また、各店ごとにソースの味わいも違います。
シンプルだけど味わい深いシンガポールの伝統料理です。
2:サテ

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簡単に言うと串料理で、日本でいう焼き鳥のようなものです。シンガポールだけでなく、似たような食べ物は、他の東南アジア地域でも見られます。
お肉には、鶏肉のほかに、牛、ヤギ、なども使われます。具材は、日本の焼鳥よりも小さめにカットされていることが多いでしょう。
ソースにピーナッツなどを使った甘めのものや、カレーを使ったものなどがあります。
3:チリクラブ

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クラブはカニのことです。チリはトウガラシです。ピリ辛に味付けされたカニの料理がチリクラブです。このチリクラブは今でこそシンガポールを代表する料理ですが、もともとは、屋台から生まれた料理です。
鮮度の良いカニが必要なこともさることながら、チリソースの味が決め手です。
甲羅がついたまま蒸されたカニに、お店ごとに異なったチリソースがかかってきます。手で豪快に甲羅を外しながら食べるチリクラブ。是非チャレンジしてほしいシンガポールの味覚のひとつです。
4:ラクサ

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ピリ辛系の麺料理がラクサです。もともとインドネシアの料理です。
ラクサでは、米もしくは小麦から作られた太い麺を使うのが一般的です。具材にはチキン、エビや魚等をターメリックなどが入ったスパイシーなカレースープで頂きます。
ラクサのスープは色々とアレンジされていて、近隣の東南アジアでも違う味付けのスープでラクサは食べられています。
5:肉骨茶

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肉骨茶と書いてバクテーと呼ぶ食べ物です。シンガポールではこの料理は朝食としてよく食べられます。スープ料理の一つで、豚肉のリブの部分を煮込んだ料理です。
お肉を煮込む時に、アニスシード、フェンネル、シナモン、ガーリック、クローブなどをスパイスやハーブを使います。リブ肉が柔らかくなるまでじっくりと何時間も煮込みます。
6:カヤトースト

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スナックや朝食としてよく食べられるカヤトーストは、ホットサンドの一種といえばわかりやすいでしょう。ココナッツミルクから作った「カヤ」と呼ばれるジャムを使っています。
一般的にはパンにカヤが塗った物が提供されますが、パンでなくクラッカーで食べる場合もあります。
カヤはコーヒーと一緒に食する人が多いので、カフェなどで提供されています。
7:ホッケンミー

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ホッケンミーは、シンガポールヴァージョンの焼きそばです。福建省の麺料理をベースにしていて、長崎の皿うどんがもっとも近い食べ物かもしれません。
他の東南アジアでも似たような麺料理を食べます。シンガポールのホッケンミーは、麺は玉子麺を使い、具材には豚肉、エビ、イカなどを入れて炒めます。サンバルというチリソースに、ライムを絞って食べたりします。
8:フィッシュヘッドカレー

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見た目が豪快で、一瞬ぎょっとするほどのカレーが「フィッシュヘッドカレー」です。名前の通り魚の頭の部分が丸ごとカレーになっています。歯がついたままの魚の頭をカレーで煮込んでいます。
この料理はインド料理と中国料理がミックスしたシンガポールを代表する料理のひとつです。
日本でよくいうククレカレースタイルのカレーで、オクラや茄子などの野菜と一緒に調理されます。味は、タマリンドという酸味のあるフルーツで味を整えています。
食べる時はパンまたは米と一緒に食べます。
9:ヨンタオフー

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ヨンタオフー(醸豆腐)は、シンガポールの代表的なローカルフードのひとつで、中華系の食事になります。豆腐と書いてあるとおり、発酵させた豆腐です。
ヨンタオフーは、麺料理です。
魚のすり身、野菜などと一緒に食べます。シンガポールだけでなく、インドネシア、中国、マレーシア、台湾、タイなどでもよく食べられます。
屋台などでは、好きな具材を7~8種類ほど選んだほかにスープの味も選ぶことができます。麺を入れずに、汁と具材だけでおでんのようにして食べることも可能です。
10:ミーレブス

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ミーレブスはシンガポールやマレーシアなどでよく食べられるゆで麺です。
使われる麺は玉子麺で、ホッケンミーなどにも使われる麺と同じタイプのものを使います。
スープは、エビ、レモングラス、シャロット、コブミカンの葉など東南アジアでよく使われるハーブ、スパイスを使って作られます。
麺の他に、ゆで卵、セロリー、青唐辛子、揚げたシャロット、牛肉などが具材として使われます。
シンガポールではローカルな食事を堪能しよう
多民族国家のシンガポールでは、同じ東南アジアの様々な料理がミックスされた食事を満喫できます。バリエーション豊かなシンガポールの食事を楽しむには、ホーカーズや市場に行くのがおすすめです。
観光客でも楽しめるリーズナブルでおいしいシンガポールの食事を地元民に混じって堪能しましょう。
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